Server Managementデータベースのインストールと接続

ポリシーを適用するサーバ上に、Server Managementデータベースをインストールする必要があります。これは、ZENworksデータベースポリシーを使用してデータベースファイルzfslog.dbを見つけるために必要です。

Server Managementデータベースオブジェクトは、インストールプログラムを実行してデータベース用のサーバを選択すると、ツリー内に自動的に作成されます。

インストールプログラムでは、一度にデータベース1つだけをインストールできます。ツリーに別のデータベースを追加インストールするには、インストールするデータベースごとに次の各節の手順を実行する必要があります。

次の各節の手順を実行して、データベースをインストールおよび設定します。


データベースのインストール

Policy and Distribution Servicesデータベースをインストールするには

  1. ワークステーションに、ZENworks 6.5 Server Management Program CDを挿入します。

    起動画面が表示されます。CD挿入後、起動画面が自動的に表示されない場合は、CDのルートにあるwinsetup.exeを実行すると起動できます。

    重要:  リモートCDからのインストールは、ワークステーション上にそのCDにマップされるドライブがない限り、サポートされません。たとえば、WindowsサーバのCDドライブにCDを挿入してワークステーションからインストールを実行する場合、ドライブをそのWindowsサーバのCDドライブにマッピングしておく必要があります。

  2. [Server Management]オプションを選択します。

  3. [Policy-Enabled Server Management]をクリックして、インストールプログラムを起動します。

  4. ソフトウェアの使用許諾契約に同意する場合は、[Accept]をクリックして[Next]をクリックすると、[Installation Type]ページが表示されます。同意しない場合は、[Decline]を選択し、[Cancel]をクリックして終了します。

  5. [Installation Type]ページで、[Next]をクリックして新規インストールを実行し、[Installation Options]ページを表示します。

  6. [Installation Options]ページで、[Next]をクリックしてデフォルトを受け入れ、[eDirectory Tree for Creating Objects]ページを表示します。

  7. インストール先のツリーを参照して1つだけ選択し、[Next]をクリックします。

    ツリー名では、大文字と小文字は区別されません。

  8. [Server Selection]ページで、[Add]をクリックし、データベースのインストール先にするサーバを参照します。

    インストールプログラムを1回実行するたびにサーバを1台だけ選択できます。

    各Distributorのデータベースがそれぞれの固有の情報を書き込むためのデータベースが必要になる場合があります。ただし、Distributorはデータベースを共有することができます。DistributorはすべてのTiered Electronic Distributionオブジェクトについてデータベースに情報を書き込むため、ネットワークトラフィックを最小化するにはデータベースをDistributorと同じサーバにインストールする必要があります。

    重要:  ポリシーをインストールしているデータベースのサーバを選択していることを確認します。[Purge Database]オプションは、zfs.ncfファイルおよびzfslog.dbファイルが同じサーバ上にある場合に限り機能します。

  9. [Additional Options]で、[Server Management Database]チェックボックスを選択して有効にし、[Next]をクリックして[File Installation Paths and Options]ページを表示します。

    インストールプログラムにより、サーバにマウントされたすべてのボリュームについて、zfslog.dbがあるかどうかが確認されます。zfslog.dbがない場合は、ファイルとデータベースオブジェクトの両方がインストールされます。zfslog.dbがある場合でも、データベースオブジェクトはインストールされます。

  10. [Next]をクリックしてデフォルトを受け入れ、[Database Settings]ページを表示します。

  11. データベースファイルへのデフォルトのパスを変更するには、[Database Path]フィールドを編集します。

    重要:  データベースファイルはサイズが非常に大きくなる可能性があるため、NetWareのデフォルトのボリュームを、sys:からそのサーバ上の別のボリュームに変更することをお勧めします。

  12. [Next]をクリックして[Database Settings]ページのその他のデフォルトを受け入れ、[Policy and Distribution Services Database Logging]ページを表示します。

  13. 前のインストールページで設定したServer Managementデータベースに関するログを指定するには、次のいずれかを選択します。

    [Log to an Existing Server Management Database]: 関連付けるデータベースオブジェクトを参照して選択することにより、ログ対象の既存のデータベースファイルを選択します。

    [Log to a Server Management Database That Will Be Installed]: 前のインストールページで設定したデータベースオブジェクト名がデフォルトになります。ただし、既存のデータベースオブジェクトを参照して選択することができます。

    [Do Not Log to a Server Management Database]: 前のインストールページでデータベースを設定している場合でも、ここでデータベースにログを記録しないことを選択できます。

  14. [Summary]ページで、選択内容を確認して[Finish]をクリックします。

    インストールプログラムは、ファイルをコピーして、データベースオブジェクトをインストールします。

    警告:  [Cancel]をクリックした場合、インストールプログラムで実行した作業は何も保存されません。

    インストールの終了後は、インストールに失敗したコンポーネントがないことをインストールログファイルで確認できます(ステップ 10を参照してください)。

    ZENworksデータベースポリシーは、この新しいデータベースのインストール中に自動的に作成および設定されます。

  15. データベースへの接続に進みます。


データベースへの接続

Policy/Package Agentがデータベースに書き込みできるようにするには

  1. サーバで、次に従ってエージェントをロードします。

    サーバプラットフォーム エージェントの起動方法

    Windows:

    1. [コントロール パネル]を開きます。
    2. [管理ツール]をダブルクリックし、[サービス]をダブルクリックします。
    3. [Click Novell ZENworks Service Manager]を右クリックし、[開始]をクリックします。

    NetWare

    sys:\zenworks\pds\smanager\zfs.ncf

    SolarisまたはLinux

    /etc/init.d/Novell-ZfS Start

    エージェントがデータベースに接続されたことを示すメッセージが表示されることを確認します。

  2. エージェントがデータベースに書き込んでいるかどうかを判断するには、次の操作を行います。

    1. NetWareサーバのコンソールプロンプトで、エージェントのロード中にモニタを確認します。

      エージェントがデータベースと接続されているかどうかを示すメッセージが表示されます。

    2. エージェントがデータベースに接続されていないことを示すメッセージが表示された場合は、次の項目を確認します。

      • データベースがサーバ上で稼動しているかどうか。
      • [Policy/Distribution Management]タブを持つデータベースオブジェクトが、データベースファイルがインストールされているサーバで設定されているかどうか。
      • データベースオブジェクトを指す有効なZENworksデータベースポリシーがあるかどうか。