変数を使用して、Subscriber上でファイルが抽出される場所を制御できます。任意の対象を、パーセント記号(%)で囲むことによって、Subscriberオブジェクトで定義された変数として使用できます。
重要: Tiered Electronic Distributionポリシーで指定された変数値がデフォルト値であり、Subscriberオブジェクトで設定された変数値によって上書きされます。
ファイルを抽出する場所の場合、抽出先のルートは[File Grouping]ダイアログボックスでdestrootという名前のディレクトリとして指定されます。これは、ファイルを抽出する場所を決定するためにSubscriberが使用する最上位レベルのディレクトリです。このダイアログボックスで、\destrootディレクトリの下にディレクトリのグループを構築できます。
抽出先を既知の場所(%APP_DIR%など)として指定できます。Subscriberオブジェクトの[Variables]タブをクリックし、この変数の値を指定できます。
例:
| 変数 | 値 |
|---|---|
APP_DIR |
sys:\apps |
変数を使用して、ファイルを抽出する場所を設定するには
ConsoleOneで、Subscriberオブジェクトを右クリックし、[Properties]をクリックします。
[Variables]タブを選択し、[Add]をクリックします。
変数の名前を指定します。
名前には、ユーザ定義名、環境変数(Javaまたはネイティブ)、または定義済みの変数を指定できます。
変数の値を指定します。
変数はこの値に解決されます。変数をネストするために、別の変数を指定することもできます。
抽出が確実に行われるようにするには、Subscriberへの絶対パスを指定します。たとえば、パスがdata:ボリュームだけである場合でも、コロン(:)が含まれていることを確認します。コロンがフルパスに必要な部分であるからです。
説明(省略可能)を入力し、[OK]を2回クリックして、プロパティを閉じます。
Distributionオブジェクトを新規作成します。
詳細については、Distributionの作成を参照してください。
Distributionオブジェクトのプロパティで、[Type]タブを選択し、[Select Type ]ドロップダウンボックスで[File]を選択して、[New Target]をクリックします。
デフォルトの%DEST_VOLUME%を変数名に置き換えて、必要に応じて[OK]をクリックしてプロパティを閉じます。
デフォルトでは、[Destination]列に\dest_volumeという名前のディレクトリが作成されます。このディレクトリを選択して、抽出先のルートを変更します。このディレクトリを選択するには、実際のディレクトリ名(destroot)を選択します。既知の場所を指定することも、パーセント記号で囲まれた変数を使用することもできます。