ZENworks 6.5 Server Managementを使って、デフォルトのハードウェアインベントリに含まれていない情報をインベントリ対象サーバから収集することができます。
[Server Inventory Policy]で、[Configuration Editor]タブをクリックします。
詳細については、Server Inventoryポリシーの設定を参照してください。
[Asset Information]サブオプションをクリックし、[Set Defaults]をクリックします。
次のエントリが適用されます。
[ASSETTAG]
DMI1_CLASSNAME=
DMI1_ATTRIBUTEID=
DMI2_CLASSNAME=
DMI2_ATTRIBUTEID=
[SERIALNUMBER]
DMI1_CLASSNAME=
DMI1_ATTRIBUTEID=
DMI2_CLASSNAME=
DMI2_ATTRIBUTEID=
[MODEL]
DMI1_CLASSNAME=
DMI1_ATTRIBUTEID=
DMI2_CLASSNAME=
DMI2_ATTRIBUTEID=
[COMPUTERTYPE]DMI1_CLASSNAME=DMI1_ATTRIBUTEID=
[MODELNUMBER]DMI1_CLASSNAME=DMI1_ATTRIBUTEID=
値を指定します。
[Asset Information]には、次のセクションが含まれます。
各セクションには、特定のDMIクラス名およびDMIクラス属性IDが含まれます。
[Asset Information]の書式は次のとおりです。
[ASSETTAG]
DMI1_CLASSNAME=DMI_class_name_for_asset_tag
DMI1_ATTRIBUTEID=DMI_attribute_ID_for_asset_tag
[SERIALNUMBER]
DMI1_CLASSNAME=DMI_class_name_for_serial_number
DMI1_ATTRIBUTEID=DMI_attribute_ID_for_serial_number
[MODEL]
DMI1_CLASSNAME=DMI_class_name_for_computer_model
DMI1_ATTRIBUTEID=DMI_attribute_ID_for_computer_model
[Asset Information]の各セクションの値には、最大64文字長の文字列を設定できます。
DMIクラス名には、DMTF|COMPONENTID|00x以外の任意のDMIクラスを設定できます。
異なるカスタムDMIクラスを実装しているDMIベンダが複数存在する場合、複数のDMIクラスを指定できます。前に示したセクションでは、最大5つのクラスを指定できます。たとえば、5つのクラスを指定した場合の資産情報は次のようになります。
[ASSETTAG]
DMI1_CLASSNAME=DMI_class_name_for_asset_tag
DMI1_ATTRIBUTEID=DMI_attribute_ID_for_asset_tag
DMI2_CLASSNAME=DMI_class_name_for_asset_tag
DMI2_ATTRIBUTEID=DMI_attribute_ID_for_asset_tag
DMI3_CLASSNAME=DMI_class_name_for_asset_tag
DMI3_ATTRIBUTEID=DMI_attribute_ID_for_asset_tag
DMI4_CLASSNAME=DMI_class_name_for_asset_tag
DMI4_ATTRIBUTEID=DMI_attribute_ID_for_asset_tag
DMI5_CLASSNAME=DMI_class_name_for_asset_tag
DMI5_ATTRIBUTEID=DMI_attribute_ID_for_asset_tag
ScannerはDMI1を処理し、DMI1の値が有効な場合は、残りのDMIクラスを処理しません。
[OK]をクリックします。
インベントリ対象サーバでスキャンを実行します。
インベントリ情報が[Inventory Summary]ウィンドウに表示されるのを確認します。
インベントリ対象サーバでは、バックアップデバイスおよびフロッピーデバイスなどのデバイスベンダに関するスキャン情報は、通常利用できません。こうした情報が利用できる場合でも、ベンダ情報に詳細情報が含まれることはありません。[Server Inventory Policy]>[Configuration Editor]>[Zipped Names]の順に移動して、こうしたデバイスのベンダに関する情報をカスタマイズして更新することができます。Scannerは、これらのデバイスのハードウェアスキャンプロセスの実行中に、この情報を読み取ります。
表示用のベンダ情報をカスタマイズして更新するには
[Server Inventory Policy]で、[Configuration Editor]タブをクリックします。
詳細については、Server Inventoryポリシーの設定を参照してください。
[ZIPPED NAMES]サブオプションをクリックし、[Set Defaults]をクリックします。
デフォルト値が表示されます。
[Identifier]
iomega ZIP 100=Iomega 100MB Backup Device
iomega jaz 1GB=Iomega 1GB Backup Device
IOMEGA ZIP 100 D.13=Iomega Corporation
IOMEGA ZIP 1GB D.13=Iomega Corporation
...
セクション内の各エントリの形式は、次のとおりです。
[Identifier]
device_id=vendor_display_name_you_specify
device_idには、インベントリ対象サーバにデバイスをインストールするときにベンダによってレジストリ内に生成および更新される一意のIDが入ります。
たとえば、このセクションの内容は次のようになります。
[Identifier]
iomega ZIP 100=Iomega 100MB Backup Device
このエントリは、インベントリ対象サーバにインストールされた100MBのZip*ドライブを示しています。
エントリを追加または変更します。
デバイスIDエントリに間違った値を指定すると、そのデバイスはインベントリウィンドウに表示されません。
[OK]をクリックします。
モニタに対してスキャンされるインベントリ情報は次のとおりです。
Nominal Size: モニタの対角線上の長さを示す数値(画面の片隅から反対側の隅までの距離)。たとえば、17インチ。
Viewable Size: イメージを縁取る黒い枠を除いて、画面イメージの対角線上の長さを示す数値。たとえば、15.8インチ。
Inventory Scannerは、インベントリ対象Windows*サーバのモニタの表示可能サイズを自動的にスキャンします。Server Inventoryポリシーを使用して、レポート対象のモニタの公称サイズをカスタマイズすることができます。
重要: Inventory Scannerは1997年以降に製造されたモニタのインベントリ情報のみレポートします。
モニタの公称サイズのスキャンをカスタマイズするには
[Server Inventory Policy]で、[Configuration Editor]タブをクリックして、[HWRules]をクリックします。
![[Server Inventory]ダイアログボックスでのHWRules.iniファイルの設定](../graphics/hwrules_server_a.gif)
[Set Default]をクリックします。
デフォルトの値が[Configuration Editor]ボックスに表示されます。
エントリを追加または変更します。
HWRules.iniの書式は次のとおりです。
[MONITOR_SIZE_RANGE]
minimum_viewable_size_you_specify:maximum_viewable_size_you_specify = nominal_size_you_specify
[MONITOR_NOMINAL_SIZE]
model_ID_reported_by_scanner = nominal_size_you_specify
[MONITOR_SIZE_RANGE]セクションに、表示可能サイズの最小と最大の範囲、およびモニタの対応する公称サイズを指定します。Inventory Scannerは、モニタのモデルIDをスキャンし、HWRules.iniファイルの[MONITOR_NOMINAL_SIZE]セクションに設定されている公称サイズをレポートします。
[MONITOR_NOMINAL_SIZE]セクションで、モデルIDとInventory Scannerからレポートされた対応する公称サイズを指定します。この情報は、[Hardware/Software Inventory]>[Hardware]>[Monitor]属性の[Inventory Summary]ダイアログボックスに表示されます。
スキャンしたモデルIDが[MONITOR_NOMINAL_SIZE]に表示されていない場合、Scannerはモニタの表示可能サイズをスキャンします。表示可能サイズに基づいて、ScannerはHWRules.iniファイルの[MONITOR_SIZE_RANGE]セクションに設定されている公称サイズをレポートします。
たとえば、HWRules.iniファイルの内容が次のとおりであるとします。
[MONITOR_SIZE_RANGE]
10.0:12.0=12.0
13.2:13.7=14.0
[MONITOR_NOMINAL_SIZE]
IBM1990=17.0
PHL080B=15.0
[OK]をクリックすると、この内容がServer Inventoryポリシーに保存されます。