この節では、Monitoring Services機能の使用に関するタスクについて説明します。
コンソールを使用して、ネットワーク上の重要なノードを監視したり、ネットワークに影響が出る前に接続に関する潜在的な問題を管理したりできます。選択したノード上でテストするサービスを定義し、テスト結果や、リスト表示された各ターゲットノードの他のデータを表示します。テストを実行するには、次の一般的な手順に従います。
ターゲットノード上のサービスの指定については、サービスを監視するターゲットノードの定義を参照してください。
これらのテストでは、ターゲットノードに対して実行されるテストの間隔のデフォルト値や、ターゲットノードから応答を受け取るまでリモートpingサーバが待機する時間を決定するデフォルト値が使用されます。これらのデフォルト値は変更できます。
テストオプションの編集については、ノードのテストオプションの変更を参照してください。
ノードは、定義されたテストの間隔で連続して監視されます。選択したMonitoring Servicesのテストに応じて、対応するテスト結果が表示されます。
テスト結果のデータについては、テスト結果データの表示を参照してください。
Monitoring Servicesでは、テストを実行するターゲットノードを指定する必要があります。次のテストオプションを選択できます。
注: サーバ上では、約50個の重要なサービスを同時に監視できます。50個を超えるサービスを監視すると、サーバのメモリが大量に消費され、パフォーマンスが低下することがあります。
ネットワークのノードに問題があると思われる場合は、サービスを監視するノードに対して1回だけpingを実行できます。サービスをテストするターゲットノードを選択し、IPまたはIPXアドレスを指定すると、ノードでテストされるサービスが決定します。たとえば、IPXアドレスを入力すると、デフォルトのIPXサービスがターゲットノード上でテストされます。
[Ping]ウィンドウに、ターゲットノードのステータスや、往復遅延の詳細などのテスト結果が表示されます。
ノード上のサービスを1回だけテストするには
連続して監視するサービスを指定するには、ターゲットノードを追加し、ノード上のサービスと他のオプションを選択します。ターゲットノードは[Connectivity Test Results]ウィンドウのターゲットノードのリストに追加され、テスト結果のデータが表示されます。サービスの監視は、このウィンドウを閉じるまで実行されます。
ノード上のサービスをテストするためにターゲットノードを定義するには
Novell ConsoleOneで、[Action]をクリックし、[Connectivity Test]を選択します。
[Add]をクリックします。
[Add Ping Target]ダイアログボックスでターゲットノードの詳細を指定します。
サービスの追加に関する詳細については、監視するサービスの追加を参照してください。
[OK]をクリックします。
ターゲットノードが、[Connectivity Test Results]ウィンドウのターゲットノードのリストに追加されます。
セグメントのノード上のサービスをポーリングするには、テストするサービスのリストを指定し、セグメント上のノードを選択します。[Monitor Tab Services]ウィンドウでテストを有効にし、[Polling]ビューにテスト結果を表示します。
テストを無効にしない場合は、コンソールを終了した後もサービスのポーリングが引き続き実行されます。
ポーリングを実行するノード上のサービスを定義するには
Novell ConsoleOneで、セグメントのノードを右クリックし、[Properties]をクリックして、[Monitor Services]タブをクリックします。
ノードが複数のセグメントに接続されている場合は、[List of Segment]ダイアログボックスに、複数のセグメント上にある同じノードの複数のアドレスが表示されます。追加するセグメント上のノードをクリックします。
[Monitor Services Tab]ウィンドウでターゲットノードに関する詳細を指定します。
サービスの追加に関する詳細については、監視するサービスの追加を参照してください。
[OK]をクリックします。
ターゲットノード上でテストするサービスを定義すると、コンソールからテスト結果を表示できます。
選択したテストに応じたテスト結果が、該当するウィンドウに表示されます。
ノード上のサービスを1回だけテストすることを選択した場合は、テスト結果が[Ping]ウィンドウの[Ping Status]ウィンドウに表示されます。このターゲットノードは、[Connectivity Test Results]ウィンドウでテストされません。
サービスを連続して監視することを選択した場合は、ウィンドウを閉じるまでテストが実行されます。結果は、[Connectivity Test]ウィンドウに表示されます。
テストを無効にするまでサービスを連続してポーリングすることを選択した場合は、[Polling]ビューにテスト結果を表示できます。
ターゲットノード上のサービスを監視する場合は、次のテストデータが利用可能です。
[Ping Target]: サービスをテストするネットワークデバイスの名前またはアドレス(IPまたはIPX)
[Service]: ターゲットノード上でテストする監視対象サービス
[Status of the Target]: [Up Status]は、サービスがノード上で利用可能であり、リモートpingサーバからアクセスできることを示します。[Down Status]は、サービスがダウンしており、サーバからアクセスできないことを示します。
[RoundTrip Delay]: リモートpingサーバがターゲットノードにテスト用パケットを送信してから、応答をターゲットノードから受け取るまでの時間(ミリ秒)
[Packets Sent]: リモートpingサーバからターゲットノードに送信されたパケットの数
[Packets Received]: リモートpingサーバがターゲットノードから受信したパケットの数
[Packets Lost]: ターゲットノードのテスト中に失われたパケットの数および割合
Interval: 秒単位でテスト間隔の値を表示します。この値により、ターゲットノードに対して実行するテストの間隔が決定されます。
[Timeout]: ミリ秒単位でタイムアウトの値を表示します。この値により、ターゲットノードから応答を受け取るまでリモートpingサーバが待機する時間が決定されます。
[Connectivity Test Results]ウィンドウを表示するには
コンソールから[File]>[Action]>[Connectivity Test]の順にクリックします。
コンソールの右側のペインから1つまたは複数のターゲットノードを選択すると、接続テストを実行するノードのリストが[Connectivity Test Results]ウィンドウに表示されます。
ポーリングの結果を表示するには
コンソールでセグメントをクリックし、[View]>[Polling]の順にクリックします。結果は、[Atlas]レベルでも表示されます。任意のアトラスを選択して、[View]>[Polling]の順にクリックします。[Monitor Services]タブを使って追加したすべてのノードのステータスを、このオプションを使用して表示することができます。
注: [Polling]ビューのリストからターゲットノードを削除するには、ターゲットノードをクリックし、[Delete]をクリックします。
個々のノードまたは複数のノードに対して以前に設定した、テスト間隔、タイムアウトオプションなどのテストオプションを変更できます。複数のノードを変更するには、[Connectivity Test Results]ウィンドウから複数のノードをクリックします。選択したすべてのターゲットノードにテストオプションが適用されます。
[Connectivity Test Results]ウィンドウを表示するには
[Connectivity Test Results]ウィンドウから対象となる行をクリックし、[Edit]ボタンをクリックします。
pingを実行する間隔とタイムアウトの値を入力します。
[OK]をクリックします。
デフォルト設定に戻す場合は、[Apply Defaults]をクリックします。