Novell ZENworks Server Management Novell ConsoleOneでは、ネットワークの重大なイベントの監視、管理、および制御を一元管理できます。重要なシステムまたはイベントのエラーが通知されるようにアラーム管理システムを設定すると、ネットワークの維持に役立ちます。この節では、次のトピックについて説明します。
トポロジマップ、[Atlas]ビュー、[Active Alarm]ビュー、[Alarm History]ビュー、およびサーバ/ノード概要でノードを監視することにより、アラームでトリガされるイベントをネットワークで監視できます。次の表は、アラームインジケータと、関連付けられているアラームの種類を示しています。
| アラームインジケータ | 説明 |
|---|---|
影響を受けたオブジェクトに表示されるアラームアイコン |
[Atlas]ビュー、[Console]ビュー、およびNovell ConsoleOneの左ペインに、アラームがその重要度(重大、メジャー、マイナー)とともに表示されます。アラームアイコンは、そのオブジェクトに表示されたすべてのアラームを処理するまでセグメントオブジェクトまたはデバイスオブジェクトに表示されたままになります。アラームアイコンは、アラームの重要度レベルに基づいて変化します。アラームの重要度と関連アイコンについては、アラームの解釈を参照してください。セグメントまたはデバイスに複数のアラームが記録されている場合、アラームアイコンには常に最高の重要度レベルが表示されます。 |
ステータスバーのチッカーテープメッセージ |
アラーム管理システムでは、ステータスバーにアラームメッセージを自動的に表示できます。デフォルトでは、このオプションは有効になっています。各アラーム処理を個別に設定して、チッカーテープメッセージの表示を無効にできます。アラームでトリガされるイベントを認識すると、アラーム管理システムはステータスバーにアラームに関するメッセージを表示します。このオプションの設定については、チッカーテープメッセージの表示を参照してください。 |
ビープ音 |
アラームの発生時にNovell ConsoleOneでビープ音が鳴るよう、アラーム管理システムを設定できます。デフォルトでは、このオプションは無効になっています。各アラーム処理を個別に設定して、音での通知を有効にできます。このオプションの設定については、ビープ音の発生を参照してください。 |
Novell ConsoleOneから、アクティブアラームおよび過去のアラームにアクセスできます。管理者は、役割ベースサービスを使用し、組織の役割に基づいてデータを細かく定義することにより、アラームデータと管理機能にアクセス制限を定義できます。
[Active Alarm]ビューと[Alarm History]ビューに表示されるアラームデータは、表示データへのフィルタの適用、列のレイアウトの変更、およびソート順の変更によって、表示方法を変更できます。表示方法を変更するすべてのオプションは、Novell ConsoleOneの[View]メニューから利用できます。
次の節では、アラームのさまざまな表示方法や使用方法について説明します。
Novell ZENworks Server Management Novell ConsoleOneの[Active Alarm]ビューには、管理ドメインごとに、セグメントまたはデバイスから受信した現在のアラームすべてに関するアラーム統計が表示されます。[Summary]ビューには、サーバまたはノードのすべてのアクティブアラームを示すリストが表示されます。
[Active Alarm]ビューと[Server Summary]ビューには、アクティブアラームの詳細情報を示す表が表示されます。これらのビューは、ネットワークに新しいアラームが発生してアーカイブされるたびに更新されます。新しいアラームがリストに追加されます。
[Active Alarm]ビューを表示するには
[Alarm History]ビューには、各アラームの処理ステータスなど、アーカイブされたすべてのアラームに関する情報が表示されます。役割ベースサービスによってアクセスが許可されている場合のみ、このビューにアクセスできます。
[Alarm History]ビューを表示するには
[Alarm Summary]ビューは、受信したアラームの概要をグラフ形式で表示します。このビューは、円グラフパネル、棒グラフパネル、トレンドパネルの3つの表示パネルに分割されます。これらのパネルに、指定した期間の情報を選択して表示できます。期間の範囲は、時間、日、週、月単位で指定します。
円グラフおよび棒グラフの表示方法をカスタマイズして、カスタムデータが反映されるようにできます。
[Alarm Summary]ビューを表示するには
[Active Alarm]ビューと[Alarm History]ビューには、Alarm Manager Databaseにアーカイブされたアラームのリストが表示されます。アラームは表形式で表示されます。次の表は、データ種類と内容についての説明です。
各ビューに表示された統計から、基準に基づいて、アラームビューに表示されるデータにフィルタを適用できます。詳細については、アラームへのフィルタの適用を参照してください。アラームビューでアラームエントリを選択し、右クリックすると、操作を実行できます。
[Active Alarm]ビューまたは[Alarm History]ビューでアラームをソートすると、アラームの表示順序を変更できます。デフォルトでは、アラームは受信した時間によって昇順にソートされます。
ソート設定を編集するには
表形式ビューでは、フィルタ条件に基づいてアラームを表示できます。フィルタは現在の管理セッションにのみ適用され、Novell ConsoleOneの終了時に解除されます。
4つのドロップダウンリストから条件を選択して、フィルタをセットアップします。1行だけのシンプルなフィルタを使用することも、複数行または行グループで構成される複雑なフィルタを使用することもできます。複数行を使用してフィルタをセットアップする場合は、行または行グループ間の論理的関係を指定することも必要です。
フィルタをセットアップするには
フィルタを適用するビューを表示します。
[View]>[Settings]>[Filter]の順にクリックします。
[Alarm Filter]ダイアログボックスが表示されます。
最初のドロップダウンリストで、アラーム管理システムによってアラームにフィルタを適用する列を選択します。次の列を使用してアラームにフィルタを適用できます。
2つ目のドロップダウンリストから演算子を選択します。
演算子は、選択した列を値に対してどのように制約するかを定義します。たとえば、選択したカテゴリが3つ目のドロップダウンリストで選択する値と等しい、等しくない、より大きい、より小さい、より大か等しい、より小か等しい、含む、またはその値で始まるように指定して、アラームを表示できます。使用できる演算子のリストは、選択した列によって異なります。
3つ目のドロップダウンリストから値を選択します。
4つ目のドロップダウンリストから値を選択して、このフィルタステートメントと、このほかに定義するステートメントとの関係を指定します。
フィルタを定義したら、[OK]をクリックします。
アラームリストが更新され、定義したフィルタ条件に一致するアラームのみが表示されます。
Novell ZENworks Server Managementには、セグメントに接続されたステーションのTraffic Analysis Agentをホストする、NetWareおよびWindows管理対象サーバとネットワークセグメントのためにデフォルトのしきい値が用意されています。アラームは、値がしきい値を超えた場合に生成されます。サーバしきい値アラームは、デフォルトでは、セグメントしきい値アラームが無効の場合に有効になります。受信するしきい値アラームを有効にする必要があります。
重要: セグメントのプロパティを変更するには、NetWare版またはWindows版Traffic Analysis Agentが、セグメントに接続されたステーションでホストされている必要があります。
セグメントしきい値アラームを有効または無効にするには
ネットワークのセグメントおよびデバイスで発生するアラームは、Alarm Manager Databaseに追加され、[Active Alarm]ビューと[Alarm History]ビューに表示されます。Alarm Manager Databaseのエントリは、アラームが削除されるまでデータベース内に維持されます。最初にアラームを認識してから、グループまたはユーザにアラームを割り当て、アラームの所有者を決定し、最後に所有者が問題を解決してアラームがデータベースから削除されるまで、各アラームステータスがデータベースに記録されます。
アラームの解決操作は、アラームビューで1つまたは複数のエントリを右クリックし、次のアクションのいずれかをクリックすると表示されます。
Novell ConsoleOneの[View]メニューからもアラームアクションのメニュー項目にアクセスできます。
1つまたは複数のアラームの処理、割り当て、および所有者の決定を実行する順序は、組織によって異なります。アラームを処理すると、アラームは[Active Alarm]リストから削除され、[Alarm History]リストにのみ表示されます。アラームを解決する順序は、まずアラームをグループまたはチームメンバーに割り当てて、次にグループのメンバーにアラームの所有権を割り当てることをお勧めします。ネットワークの問題またはイベントが解決したら、チームメンバーはアラームを処理して[Active Alarms]リストから削除できます。このプロセスに従って、解決時のアラームステータスを追跡し、最後に[Alarm History]リストからアラームを削除できます。
アラーム処理を担当するグループまたはユーザを指定できます。これにより、組織内にすでに存在するチーム割り当てを使用することができます。たとえば、NetWareサーバに関するすべてのアラーム処理をグループまたはチームメンバーに割り当てることができます。グループまたはユーザには、1つまたは複数のアラームを割り当てることができます。ただし、アラームを割り当てるためのアクセス権が、役割ベースサービスによって付与されている必要があります。アラームフィルタを使用すると、特定のフィルタ条件に基づいたグループを決定できます。フィルタオプションについては、アラームへのフィルタの適用を参照してください。
ヒント: これはオプションの機能で、アラーム解決のステータスを追跡するために用意されています。
アラームを割り当てるには
[Active Alarm]リストまたは[Alarm History]リストから、割り当てるアラームを選択します。
[View]>[Assign]の順にクリックします。
[Username]フィールドで、アラームを割り当てるユーザまたはグループの名前を入力します。
入力する名前は、Novell eDirectoryのユーザに関係なく、既存の組織構造を表すことができます。
[OK]をクリックします。
ユーザは、1つまたは複数のアラームの所有権を得ることができます。ユーザが、ネットワークの問題の解決に割り当てられているグループのメンバーの場合、チームメンバーはそのアラームの所有権を得ることができ、最後にアラームを削除して、Alarm Manager Databaseからアラームを除去できます。
ヒント: これはオプションの機能で、アラーム解決のステータスを追跡するために用意されています。
アラームの所有権を得るには
[Active Alarm]ビューまたは[Alarm History]ビューからアラームを選択します。
[View]>[Own]の順にクリックします。
[Owner]フィールドの値が、ログイン時のNovell eDirectory名に変更されます。このオプションはカスタマイズできません。このアクションの使用時は、Novell ConsoleOneにログインしたユーザが常にアラームの所有者になります。
[Active Alarm]ビューには、未処理のアラームが表示されます。アラームは処理されると[Active Alarm]リストから削除され、Novell ConsoleOneのその他のビューに表示されるアラームインジケータも削除されます。アラームインジケータの種類については、アラームインジケータの認識を参照してください。アラームは、[Alarm History]ビューには表示されています。
アラームを処理するには
[Active Alarm]リストからアラームを選択します。
[View]>[Handle]の順にクリックします。
アラームが[Active Alarm]リストから削除されます。[Alarm History]ビューに切り替えると、アラーム情報を表示できます。
[Active Alarm]ビューまたは[Alarm History]ビューに表示されるアラームに注釈を追加できます。注釈には、アラームに関する有用な情報を指定できます。
アラームを処理するには
[Active Alarm]ビューまたは[Alarm History]ビューからアラームを選択します。
[View]>[Note]の順にクリックします。
[Note]ダイアログボックスが表示されます。
アラームについての注釈を作成します。
[OK]をクリックします。
アラームアイコンに注釈アイコンが表示され、アラームに注釈が追加されていることが示されます。
アラームから注釈を削除する場合は、手順2を繰り返します。[Note]ダイアログボックスで作成した注釈を削除します。
[Apply]をクリックします。アラームの注釈が削除され、注釈アイコンも表示されなくなります。
アラームがトリガされ、影響を受けたノードに移動して、そのノードの修正に必要なアクションを実行できます。
影響を受けたノードアラームに移動するには
[Active Alarm]ビューまたは[Alarm History]ビューからアラームを選択します。
[View]>[Jump to Affected Node]の順にクリックします。
[Console]ビューが表示され、アラームがトリガされたノードが強調表示されます。
[Alarm History]ビューに表示されるアラームは、問題を解決した後にアラームリストから削除できます。1つまたは複数のアラームエントリを削除して、リストからアラームを削除します。アラームを削除するには、[Alarm History]ビューを表示し、アラームを削除するためのアクセス権が、役割ベースサービスによって付与されている必要があります。
アラームを削除するには、次の2つの方法があります。
重要: 管理サーバ上のAlarm Manager Databaseは、アラーム管理システムが受信するすべてのアラームインスタンスのステータスを記録します。データベースが大量のディスクスペースを消費しないように、問題が解決したらアラームを削除するようにしてください。現在、Alarm Manager Databaseではアラーム削除ユーティリティが使用され(デフォルト)、一定期間後、またはデータベースのサイズに基づいて、エントリが自動的に削除されます。
Novell ConsoleOneからアラームを手動で削除できます。
アラームを削除するには
[Alarm History]リストから削除するアラームを選択します。
[View]>[Delete]の順にクリックします。
アラームが[Alarm History]ビューから削除されます。
アラーム管理システムの削除ユーティリティを使用して、アラームを自動的に削除できます。このユーティリティを使用する前に、Alarm Manager Databaseをインストールしたサーバとボリュームのプロパティディレクトリに配置されたユーティリティ設定ファイルAMPURGE.PROPERTIESをセットアップする必要があります。次に、指定した日時で自動的に実行されるようにユーティリティのスケジュールを設定します。このユーティリティは、サーバコンソールから手動で実行することもできます。次の節では、アラーム管理システムの削除ユーティリティのセットアップと使用方法について説明します。
アラーム管理システムの削除ユーティリティ設定ファイルのAMPURGE.PROPERTIESでは、削除されるアラームを選択する基準と、プロセスを実行する日時が定義されます。このファイルは、Alarm Manager Databaseをインストールしたサーバとボリュームのプロパティディレクトリにあります。
削除ユーティリティを実行する前に、次の手順で設定ファイルをセットアップする必要があります。
AMPURGE.PROPERTIESファイルをテキストエディタで開きます。
次の行の値を編集して、アラームを削除する基準を設定します。
デフォルトでは、すべての重要度レベルのアラームは7日後に削除されます。
設定ファイルを保存します。
削除ユーティリティが毎日実行されるようにスケジュールを設定して、Alarm Manager Databaseが大量のディスクスペースを消費しないようにできます。自動的に実行されるようにユーティリティをセットアップする前に、さまざまな重要度のアラームに関する削除設定をファイル内でセットアップする必要があります。削除ユーティリティ設定ファイルのセットアップを参照してください。
自動的に実行されるようにユーティリティをセットアップするには
AMPURGE.PROPERTIESファイルをテキストエディタで開きます。
[PurgeStartTime]エントリを編集して、ユーティリティを実行する日時を設定します。
有効な値は0〜23で、0は深夜12時、23は午後11時を意味します。削除ユーティリティはメモリ依存型のため、数分間サーバを占有する場合があります。したがって、ユーティリティはピーク時以外に実行するように設定してください。
ファイルを保存して閉じます。
ALARMMANAGER.PROPERTIESファイルを開き、次の行が存在することを確認します。
AlarmPurgeService=yes
この行が存在しない場合は、ファイルの最後に追加します。
ファイルを保存して閉じます。
サーバを再起動します。
アラームの発生時にアクションが自動的に実行されるようにアラームを設定できます。アラームを設定するには、各アラームテンプレートに関連付けられたアラーム処理を編集します。アラーム処理は、アラームテンプレートごとにAlarm Manager Databaseに作成され、デフォルト設定が割り当てられます。アラーム処理を編集して、次のアクションを有効にできます。
指定された電子メール通知受信者にSMTPメッセージを送信できます。デフォルトポート以外のポートで稼動しているSMTPポートサーバにSMTP電子メール通知を送信することもできます。
SMTP電子メール通知が自動送信されるようにアラーム処理を変更するには
Novell ConsoleOneの左側のフレームで、Novell ZENworks Server Managementのサイトオブジェクトを右クリックし、[Properties]をクリックします。
[Alarm Disposition]タブをクリックします。
[Alarm Templates]リストから編集するアラームテンプレートを選択し、[Edit]をクリックします。
[Edit Alarm Disposition]ダイアログボックスが表示されます。
[SMTP Mail Notification]タブをクリックします。
[Notify through SMTP Mail]チェックボックスを選択します。
[SMTP Host]フィールドに、受信および送信電子メールを処理するSMTPホストサーバのIPアドレスとポート番号(オプション)を入力します。
ポート番号を指定する場合は、IPアドレスの後にコロン(:)を入力してから、ポート番号を指定してください。たとえば、SMTPホストサーバのIPアドレスが207.68.173.245で、ポート番号が12345の場合は、207.68.173.245:12345と指定します。
[From]フィールドに通知の送信者の名前を入力します。
[To]フィールドに受信者の電子メールアドレスを入力します。
[Subject]フィールドに電子メールの件名を入力します。
[Message]フィールドに、必要に応じて電子メールのメッセージを入力します。
[OK]をクリックします。
件名とメッセージのテキスト文字列には、次の表に示す変数を挿入できます。これらの変数を使用して、エラーまたはイベントが生成されたセグメントまたはデバイスの詳細情報をメッセージに追加できます。すべての変数の前にパーセント記号(%)を付ける必要があります。たとえば、件名に%v変数を追加してアラームの重要度を表示できます。変数に文字数を指定することもできます。%(nnn)Xは、%X値の長さをnnn文字に制限します。Xは書式指定子を表します。たとえば、%(10)aはアラームIDを10文字まで表示します。
アラーム処理を編集する際に、アラームの受信時にNovell ZENworks Server Managementサーバのプログラムを自動的に起動するオプションを設定できます。たとえば、システム管理者のポケットベルにメッセージを送信するプログラムがアラームによって起動されるように指定できます。
プログラムの起動だけでなく、プログラムに渡す引数や変数も指定できます。
Novell ZENworks Server Managementには、アプリケーションを起動する機能は用意されていますが、定義済みのプログラムは提供されていません。ただし、NLMを起動してスクリプトルーチンを実行することや、サードパーティのプログラムを使用することはできます。
アプリケーションの自動起動をセットアップするには
Novell ConsoleOneの左側のフレームで、Novell ZENworks Server Managementのサイトオブジェクトを右クリックし、[Properties]をクリックします。
[Alarm Disposition]タブをクリックします。
[Alarm Templates]リストから編集するアラームを選択し、[Edit]をクリックします。
[Edit Alarm Disposition]ダイアログボックスが表示されます。
[Launching Application]タブをクリックします。
[Launch Application]チェックボックスを選択します。
[Application Name]フィールドにアプリケーションのパスと名前を入力します。
[Argument]フィールドに必要な実行引数またはスクリプト変数を入力し、[OK]をクリックします。
引数はプログラムに直接渡されます。テキストは解析されず、リテラルテキスト文字列として読み込まれます。変数の前にパーセント記号(%)を付ける必要があります。パーセント記号の次に、パラメータの長さを制限するフィールド(オプション)を追加できます。変数に文字数を指定することもできます。%(nnn)Xは、%X値の長さをnnn文字に制限します。Xは書式指定子を表します。たとえば、%(10)aはアラームIDを10文字まで表示します。
次の表は、プログラムの起動時に使用できる変数の一覧です。
アラーム管理システムは、変更されていないSNMPトラップを転送するように設定できます。ターゲット管理ステーションまたはサーバのIPアドレスをアラーム処理で指定すると、トラップが自動的に転送されます。
SNMPトラップを転送するには
Novell ConsoleOneの左側のフレームで、Novell ZENworks Server Managementのサイトオブジェクトを右クリックし、[Properties]をクリックします。
[Alarm Disposition]タブをクリックします。
[Alarm Templates]リストから編集するアラームを選択し、[Edit]をクリックします。
[Edit Alarm Disposition]ダイアログボックスが表示されます。
[SNMP Trap Forwarding]タブをクリックします。
[SNMP Target Address]フィールドにトラップを転送するサーバのIPアドレスとポート番号(オプション)を入力し、[Add]をクリックします。
ポート番号を指定する場合は、IPアドレスの後にコロン(:)を入力してから、ポート番号を指定してください。たとえば、SMTPホストサーバのIPアドレスが207.68.173.245で、ポート番号が12345の場合は、207.68.173.245:12345と指定します。
サーバが[List of Targets]に追加されます。トラップを受信するすべてのサーバに対して、この手順を繰り返します。
[OK]をクリックします。
アラーム管理システムは、処理済みアラームを他のNovell ZENworks Server Management管理サーバに転送するように設定できます。ターゲット管理サーバのIPアドレスまたはサーバ名をアラーム処理で指定すると、アラームが自動的に転送されます。
アラームを転送するには
Novell ConsoleOneの左側のフレームで、Novell ZENworks Server Managementのサイトオブジェクトを右クリックし、[Properties]をクリックします。
[Alarm Disposition]タブをクリックします。
[Alarm Templates]リストから編集するアラームを選択し、[Edit]をクリックします。
[Edit Alarm Disposition]ダイアログボックスが表示されます。
[Alarm Forwarding]タブをクリックします。
アラームを受信するターゲットサーバを追加します。
[Site Name]フィールドで、アラームを転送するNovell ZENworks Server Managementサイトを選択します。
[Site Host]フィールドで、アラームを転送するNovell ZENworks Server Managementホストを選択します。
[Add]をクリックします。
サーバが[List of Targets]に追加されます。アラームを転送するすべてのサーバに対して、この手順を繰り返します。
[OK]をクリックします。
アラーム処理のその他の設定により、アラームの重要度や状態を変更できます。アラームの重要度、状態、またはその両方を変更できます。受信したアラームには、変更された重要度と状態が表示されます。
アラームの重要度と状態を変更するには
Novell ConsoleOneの左側のフレームで、Novell ZENworks Server Managementのサイトオブジェクトを右クリックし、[Properties]をクリックします。
[Alarm Disposition]タブをクリックします。
[Alarm Templates]リストから編集するアラームを選択し、[Edit]をクリックします。
[Edit Alarm Disposition]ダイアログボックスが表示されます。
[Other Configuration]タブをクリックします。
![[Edit Alarm Disposition]ダイアログボックスの[Other Configuration]タブ](../graphics/sev_state_a.gif)
アラームの重要度を変更するには、ドロップダウンリストから重要度を選択します。アラームの重要度は、次のいずれかに変更できます。
または
アラームの状態を変更するには、ドロップダウンリストから状態を選択します。アラームの状態は、次のいずれかに変更できます。
[State]ドロップダウンリストからアラームの状態を選択します。
[OK]をクリックします。
アラーム処理のその他の設定により、Novell ConsoleOneのステータスバーにチッカーテープメッセージを表示できます。メッセージは、最新のアラームまたはネットワークイベントの概要を示します。
デフォルトでは、このオプションは有効になっています。アラーム処理を編集して、監視を必要とする重要なアラームだけがチッカーテープメッセージを表示するようにできます。
チッカーテープメッセージを無効または有効にするには
Novell ConsoleOneの左側のフレームで、Novell ZENworks Server Managementのサイトオブジェクトを右クリックし、[Properties]をクリックします。
[Alarm Disposition]タブをクリックします。
[Alarm Templates]リストから編集するアラームを選択し、[Edit]をクリックします。
[Edit Alarm Disposition]ダイアログボックスが表示されます。
[Other Configuration]タブをクリックします。
チッカーテープメッセージを無効にするには、[Show on Ticker Bar]チェックボックスの選択を解除します。
または
チッカーテープメッセージを有効にするには、[Show on Ticker Bar]チェックボックスを選択します。
[OK]をクリックします。
アラーム処理のその他の設定により、Novell ConsoleOneでビープ音を発生させることができます。音によって、アラームの発生をユーザに警告します。この機能は、次の場合に使用すると便利です。
デフォルトでは、このオプションは無効になっています。監視を必要とする重要なアラームについて、このオプションを有効にする必要があります。
ビープ音を有効または無効にするには
Novell ConsoleOneの左側のフレームで、Novell ZENworks Server Managementのサイトオブジェクトを右クリックし、[Properties]をクリックします。
[Alarm Disposition]タブをクリックします。
[Alarm Templates]リストから編集するアラームを選択し、[Edit]をクリックします。
[Edit Alarm Disposition]ダイアログボックスが表示されます。
[Other Configuration]タブをクリックします。
ビープ音の機能を有効にするには、[Beep on Console]チェックボックスを選択します。
または
ビープ音の機能を無効にするには、[Beep on Console]チェックボックスの選択を解除します。
[OK]をクリックします。
アラーム管理システムシステムは、アラームとネットワークイベントの詳細情報を含むレポートを生成するレポートツールへデータを提供します。アーカイブオプションを有効にすると、アラームが管理サーバのAlarm Manager Databaseに格納されます。デフォルトではこのオプションが有効にされています。追跡および分析の必要がないアラームの種類のみ、このオプションを無効にする必要があります。
アラームのアーカイブ作成を有効または無効にするには
Novell ConsoleOneの左側のフレームで、Novell ZENworks Server Managementのサイトオブジェクトを右クリックし、[Properties]をクリックします。
[Alarm Disposition]タブをクリックします。
[Alarm Templates]リストから編集するアラームを選択し、[Edit]をクリックします。
[Edit Alarm Disposition]ダイアログボックスが表示されます。
[Other Configuration]タブをクリックします。
アラームのアーカイブ作成を無効にするには、[Archive]チェックボックスの選択を解除します。
または
アラームのアーカイブ作成を有効にするには、[Archive]チェックボックスを選択します。
[OK]をクリックします。
アラーム管理システムシステムでは、さまざまな条件に基づいてアラームテンプレートをソートできます。デフォルトではこのオプションが有効にされています。テンプレートは、[Severity]、[Generator Type]、[Category]、または[Type]に基づいてソートできます。デフォルトでは、[Type]によってソートされます。[Sort Items By]オプションの下のドロップダウンリストから選択したフィールドに基づいてテンプレートをソートすることも、[Then By]オプションを使用して複数のフィールドを組み合わせてテンプレートをソートすることもできます。
アラームテンプレートをソートするには
Novell ConsoleOneの左側のフレームで、Novell ZENworks Server Managementのサイトオブジェクトを右クリックし、[Properties]をクリックします。
[Alarm Disposition]タブをクリックします。
[Sort]ボタンをクリックします。
[Template Sorting]ダイアログボックスが表示されます。
[Sort Items By]ドロップダウンリストからフィールドを選択します。
[Then By]ドロップダウンリストからフィールドを選択します。
[Items By]ドロップダウンリストからフィールドを選択します。
[OK]をクリックします。
テンプレートは、[Sort Items By]オプションで選択したフィールドとこれらのオプションで選択した複数のフィールドに基づいてソートされます。たとえば、重要度、カテゴリ、生成者タイプに基づいてテンプレートをソートする場合は、[Sort Items By]リストで[Severity]を選択し、2つの[Then By]リストで[Category]と[Generator Type]を選択します。テンプレートはまず重要度に基づいてソートされ、次にカテゴリ、生成者タイプの順に基づいてソートされます。
Novell ConsoleOneを使用して、[Alarm Templates]リストからアラームテンプレートを削除できます。削除したテンプレートに対応するアラームは、Alarm Managerによって処理されません。
Novell ConsoleOneを使用してアラームテンプレートを削除するには