サーバ管理の理解

NetWare版Management AgentおよびWindows版Management Agentは、NetWareおよびWindowsサーバソフトウェアのサーバ管理機能を上回るメリットを提供します。

この節では、次のトピックについて説明します。


SNMPベースのサーバ管理

NetWare版Management AgentおよびWindows版Management Agentを使用する主なメリットは、これらのエージェントが業界標準のSNAP (Simple Network Management Protocol)をサポートしている点です。SNMPは、ネットワーク管理を制御するプロトコルであり、ネットワークデバイスとその機能を監視します。

Novell ZENworks Server Management SNMPエージェントは、パケット(データグラム)を送受信するのにUDP/IP、IPXTM、およびNCPTMの実装をサポートしています。この標準メカニズムの採用により、任意のSNMPコンソールまたはマネージャを使って、Novell ZENworks Server Management SNMPエージェントの情報を要求することができます。SNMPをサポートするすべてのコンソールを、SNMPコンソールとして使用することができます。Novell ZENworks Server Management Novell ConsoleOneは、SNMP v.1による通信を完全にサポートしています。


SNMPエージェント

Novell ZENworks Server Management SNMPエージェントは、ネットワーク内のNetWareサーバとWindowsサーバで稼働します。エージェントはサーバを監視し、Novell ConsoleOneのリクエストに応じて履歴データと動的データを収集します。管理者は、Novell ZENworks Server Management Novell ConsoleOneで、サーバで検出されたデバイス、オペレーティングシステム、またはサービスを表すアイコンをクリックするだけでデータを要求できます。

次の図は、NetWare版Management AgentとWindows版Management Agent、およびZENworks Server ManagementのConsoleOneを使用したインターネットワークを示しています。


Ethernet/FDDIネットワーク/トークンリング上のサーバに設定されたNetWare/Windowsエージェント


SNMPエージェントの機能

NetWare版Management AgentおよびWindows版Management Agent (NetWareおよびWindowsサーバ向けのNovell SNMPベースエージェント)の機能は、次のカテゴリに分類できます。

SNMPエージェントは、管理対象になるすべてのサーバにインストールする必要があります。SNMPエージェントのインストールに関する詳細情報が必要な場合、または管理対象になるサーバにすでにエージェントソフトウェアをインストールしている場合は、『Novell ZENworks 6.5 Server Managementインストールガイド』の「Management and Monitoring Servicesのインストール」を参照してください。