Management and Monitoring Servicesをクラスタにインストールする前に、Novell Clientを使用しているクラスタノードの仮想サーバ名を使用してクラスタボリュームにマッピングできることを確認しておく必要があります。
このインストールプログラムでは、Management and Monitoring Servicesソフトウェアのインストール全般を実行することができます。
Management and Monitoring Servicesをクラスタにインストールするには
クラスタ特有の次の事項に注意して、NetWareおよびWindowsへのインストールの手順に従います。
仮想サーバオブジェクトのDNSエントリがあるはずです。ない場合は、インストール先のクラスタボリュームの仮想サーバオブジェクトに対するエントリが、\Windowsフォルダ内のホストファイルに必要です。
マッピングされたドライブオプションを使用するか、またはクラスタノードサーバを展開することによって、同じクラスタボリュームを選択した場合、このインストールは標準インストールと見なされ、システムファイルがすべてのクラスタノードにコピーされます。したがって、この製品は当該ノードでのみ動作します。
重要: NetWare Management Agentは、クラスタノードサーバの管理に使用されるため、クラスタボリュームにはインストールできません。すべてのノードを管理するには、Netware Management Agentがすべてのノード上に存在する必要があります。
クラスタへのインストール後に、次の行をクラスタボリュームのロードスクリプトに手動で追加します。
sys:\system\mmsstart.ncf
次の行をクラスタボリュームのアンロードスクリプトに手動で追加します。
sys:\system\mmsstop.ncf
クラスタボリュームのアンロードスクリプトに次の行がこの順序で含まれていることを確認します。
重要: ZENworks 6.5 Server Inventoryをクラスタ環境にインストール済みの場合は、unload dbsrv8.nlmエントリの前にsys:\system\mmsstop.ncfを追加します。
動作するNetExplorerTMの32よりボリュームIDが小さいことを確認します。これは、BTRIEVEデータベース制限のためです。ボリュームIDを指定するには、ロードスクリプトで次のコマンドを使用します。
mount volume_name VOLID = volume_number
すべてのクラスタノードが同じセグメント上にある場合に限り、Traffic Analysis Agentをクラスタボリュームにインストールする必要があります。インストールしない場合、クラスタノードを変更するときに、エージェントは整合性のある情報を提供しません。
Traffic Analysis AgentまたはManagement Site Serverをクラスタ共有ボリュームにインストールする場合は、SYS:\SYSTEM\MMSSTART.NCFを共有ボリュームロードスクリプトに、SYS:\SYSTEM\MMSSTOP.NCFを共有ボリュームアンロードスクリプトに追加する必要があります。
共有ボリュームがノードにロードされているとき、MMSSTART.NCFファイルに、Management Site Serverがインストールされている場合はDatabase、Naming Server、Discovery、およびSloaderを開始するための情報、Traffic Analysis Agentがクラスタ共有ボリュームにインストールされている場合はTraffic Analysis Agentを開始するための情報が含まれます。共有ボリュームがノードからアンロードされているときは、MMSSTOP.NCFに、Naming Server、Discovery、およびSloaderを停止し、Traffic Analysis Agent(インストールされている場合)を停止する情報が含まれます。
Traffic Analysis Agentを共有ボリュームにインストールする場合は、トレンドファイルを作成する場所を次のように追加することにより、\zfs_agnt\lanzディレクトリのlanz.ncfファイルを更新します。
load gtrend.nlm \dvolume_name:\directory