この節では、Novell ZENworks Server ManagementのManagement and Monitoring ServicesコンポーネントをNetWare(R)およびWindowsサーバにインストールする手順について説明します。
Management and Monitoring Servicesの理解および計画のための詳細や、高度な設定や管理については、『Novell ZENworks 6.5 Server Management管理ガイド』の「Management and Monitoring Services」を参照してください。
インストールの手順の詳細については、次のトピックを参照してください。
管理者または同等の権利を使用してターゲット管理サーバおよびターゲット管理サーバを含むコンテナにログインしていない場合は、ログインします。
(推奨手順)データベースがインストールされるサーバでSybaseが実行されている場合は、Sybaseエンジンを終了します。Sybaseを終了するには、サーバコンソールを表示し、Sybaseの画面で「q」と入力します。
ZENworks 6.5 Server Management Program CDを挿入します。
起動ページが表示されます。CDを挿入しても自動的に起動ページが表示されない場合は、CDのルートにあるwinsetup.exeを実行することによって起動できます。
重要: Program CDの構造をインストールコンピュータのハードドライブにコピーした場合、ハードドライブのルートからCDの最初のディレクトリまでのパスには、8.3形式のDOSのファイル命名規則に準拠したディレクトリ名のみ使用できます。パス内に長いディレクトリ名が存在する場合、インストールプログラムは動作しません。
まだスキーマを拡張していない場合は、スキーマを拡張します。
ZENworksオブジェクトを作成するeDirectoryツリー上でスキーマを拡張する必要があります。スキーマの拡張方法については、スキーマの拡張を参照してください。
[Management and Monitoring Services]>[Site Management Services and Agents]の順にクリックします。
ワークステーションでドライブをマップした後、ターゲット管理サーバを再起動すると、インストールでマップしたドライブを認識できなくなる場合があります。NetWare接続からツリーを接続解除し、マップされたドライブを接続解除し、ボリュームをもう一度マップします。
ターゲット管理サーバのsys:ボリュームにはインストールしないことをお勧めします。
[Welcome]画面で[Next]をクリックします。
ソフトウェア使用許諾契約の内容に同意する場合は、[Yes]をクリックします。同意しない場合は、[No]をクリックし、[Exit Setup]をクリックして終了します。
次の表に示されている適切なZENworks Server Managementコンポーネントを選択します。
重要: ターゲットサーバに対して管理者または同等の権利が必要です。ZENworksエージェントをインストールするすべてのWindows 2000/2003サーバに共有フォルダを作成します。
[Next]をクリックします。
管理サイトサーバになるNetWareサーバを選択し、ソフトウェアのインストール先の場所(ボリュームおよびパス)を指定し、[Next]をクリックします。
スキーマの拡張時にライセンスコードを入力していなかった場合は、ライセンスコードを入力し、[Next]をクリックします。
データベースファイルパスを指定します。
重要: 選択したサーバに4GB以上のRAMが搭載されている場合、次のエラーメッセージが表示される可能性があります。"Management Site Server requires a minimum of 512 MB of RAM for proper functioning.The server you have selected does not have 512 MB of RAM."このエラーメッセージは無視してください。
Management and Monitoring Servicesを初めてインストールしている場合は、空のデータベースファイルのコピーを指定するオプションを選択します。
Management and Monitoring Services Novell ConsoleOne(R)スナップインをManagement Site Server ConsoleOneにコピーする場合は、ConsoleOneスナップインをManagement Site Serverにコピーするオプションを選択します。
検出パラメータをデフォルトの設定以外に再設定する(PUBLIC以外のSNMPコミュニティ名を使用するなど)必要がない場合は、自動検出処理およびバックエンドサービスを開始します。
サービスロケータオブジェクトの名前を指定し、コンテキストを指定します。
その他の管理オブジェクトも、このコンテキスト内に作成する必要があります。複数の管理サイトを使用する場合は、容易にアクセスできるコンテキストを指定します。デフォルトの名前およびコンテキストは、ステップ 10で選択した管理サーバに基づいて表示されます。
[Next]をクリックします。
ステップ 8でServer Management Agent、Traffic Analysis Agent、またはAdvanced Trending Agentだけをインストールすることを選択した場合は、サイトサーバを選択するか、IPアドレスを指定する必要があります。これらは、トラップの送信先を更新するために使用されます。
NetWareおよびWindows 2000/2003サーバ、各サーバにインストールするエージェント、およびソフトウェアのインストール先フォルダを選択し、[Next]をクリックします。
前の手順で選択した項目のサマリリストを確認します。設定を変更するには、[Back]をクリックします。設定を変更しない場合は、[Finish]をクリックしてインストールを開始します。
NetWare管理対象サーバの場合、ZENworksのエージェントは自動的に開始されます。Windows 2000/2003上の管理対象サーバについては、エージェントをインストールした後、Windows 2000/2003を再起動する必要があります。
重要: 1) Advanced Trending AgentをNetWareサーバにインストールすることを選択した場合は、インストールが完了した後、NetWareサーバを再起動する必要があります。サーバを再起動するには、コマンドプロンプトで「restart server」と入力します。
2) Management and Monitoring Servicesのいずれかのエージェントを、管理サイトサーバであるNetWareサーバにインストールすることを選択した場合は、インストールが完了した後、この管理サイトサーバを再起動する必要があります。サーバを再起動するには、コマンドプロンプトで「restart server」と入力します。
インストール時にすべてのバックエンドサービスおよび自動検出処理を開始しないことを選択した場合は、インストールが完了した後、バックエンドサービスと自動検出処理を手動で開始する必要があります。サービスを手動で開始するには、コマンドプロンプトで「startmms」と入力します。
次の該当する節に進みます。
管理サーバ上のデータにアクセスするために複数の管理コンソールをインストールできます。Windows 2000/XPワークステーションに管理コンソールをインストールするには、そのワークステーションに対して管理者の権利が必要です。
ZENworks Server Management ConsoleOneソフトウェアをインストールするには
リモートサーバにインストールする場合は、管理者または管理者相当の権利を持つユーザとしてログインする必要があります。
ZENworks 6.5 Server Management Program CDを挿入します。
CDを挿入しても自動的に起動ページが表示されない場合は、CDのルートにあるwinsetup.exeを実行することによって起動できます。
[Management and Monitoring Services]>[Site Management ConsoleOne Snap-ins]の順にクリックします。
スナップインのインストール先フォルダを指定するか、[Next]をクリックしてデフォルトのインストール先フォルダを受け入れます。
スナップインのファイルがインストールされます。
Readmeファイルを表示することを選択し、[Finish]をクリックします。
インストール後の作業に進みます。
Novell ZENworks Management and Monitoring ServicesソフトウェアをNetWare、Windows、およびLinuxサーバにインストールした後、次の作業を実行する必要があります。
管理サーバを起動した後、管理コンソールを使用してネットワークを管理および監視できるようになります。
管理コンソールを起動するには
管理サーバを含むeDirectoryツリーにログインします。
ConsoleOneを起動するには、Windowsの[スタート]メニューで[ZfS Program Group]の[ZfS Console]をクリックします。
Management and Monitoring Servicesを起動し、[ZfS Sites]をクリックして、ネットワークの管理を開始します。
ヒント: インストール時に自動検出処理とバックエンドサービスを開始していなかった場合は、検出処理を完了するまで、サイトを展開したり、[Atlas]ビューを使用したりすることはできません。NetWareでサービスを手動で開始するには、コマンドプロンプトに「startmms」と入力します。
サイトを展開し、[Atlas]、[Atlas View]の順にクリックします。
または
+記号をクリックしてビューを展開します。
Management and Monitoring Servicesのレポートを実行する前に、ConsoleOneを実行しているコンピュータに対して、Sybase向けの適切なODBCクライアントがインストールされていることを確認する必要があります。ODBCドライバは、レポートを起動したときに自動的にコンピュータに設定されます。
Sybaseデータベース向けのODBCドライバをインストールするには
Novell ZENworks 6.5 Companion 2 CDの\database driversディレクトリを開きます。
\database driversディレクトリに収録されているODBCreadme.txtファイルの指示に従います。この指示を実行することにより、Sybaseデータベースのアドレスを設定し、接続を確立することができます。
Crystal Reportsを実行するWindows NTコンピュータには、最低でもMDAC 2.6 SP1 (Microsoft Data Access Component)を個別にインストールする必要があります。ご自分のコンピュータにインストールされているMDACのバージョンを確認します。[コントロール パネル]>[ODBC データ ソース]の順に選択し、[バージョン情報]タブペインを選択します。最低限必要なバージョンは3.520.7326.0です。使用しているバージョンが最低要件を満たしていない場合、ODBCのコアコンポーネントをMicrosoftサイトからダウンロードしてアップグレードする必要があります。