Server Managementは、eDirectoryオブジェクトを使用して管理されます。したがって、Server Managementを使用するには、ネットワーク内にeDirectoryがインストールされている必要があります。ネットワークにNetWareがインストールされている場合は、eDirectoryを利用できます。
ネットワークに複数のeDirectoryツリーが存在する場合は、ZENworks Server Managementオブジェクトの管理に使用するツリーを決定します。このオブジェクトは、Server Managementのインストール時に選択したツリーに作成されます。
ZENworksオブジェクトのインストールと管理専用の「ZENworks」ツリーを作成すると、管理が容易になります。専用のZENworksツリーの使用に関する詳細については、『ZENworks 6.5 Desktop Management管理ガイド』の「ZENworksツリーの使用」を参照してください。
重要: Desktop Managementが専用のZENworksツリーにインストールされている場合に、Desktop Application Distributionを作成するのであれば、Server Managementにも同じ専用のZENworksツリーを使用する必要があります。
NetWare以外のネットワークを使用している場合は、1台のWindows、Linux、またはSolarisサーバにのみeDirectoryをインストールする必要があります。
eDirectoryの要件を満たすために、次の作業を行います。
eDirectoryの要件を満たす必要がある場合、Server Managementで必要なバージョンはプラットフォームおよびインストールされているeDirectoryのバージョンによって異なります。
サポートされているNetWare、Windows 2000、Linux、およびSolarisのすべてのサーバプラットフォームについて、サポートされるバージョンは次のとおりです。
eDirectory 8.7.xがインストールされている場合: バージョン8.7.1および8.7.3以降だけがサポートされます。
バージョン8.7.3 for Windowsは、ZENworks 6.5 Companion 1 CDにあります。
Windows Server 2003サーバ(Windows中心のネットワーク環境など)について、そのプラットフォームにeDirectoryをインストールする場合、Server Managementがそのサーバ上で機能するには、バージョン8.7.3以降である必要があります。
eDirectoryがインストールされているかどうかおよびインストールされているバージョンを調べるには
LinuxサーバまたはSolarisサーバで、ndsstatを実行します。
ndsstatユーティリティにより、eDirectoryツリー名、完全に識別されたサーバ名、およびeDirectoryバージョンなど、eDirectoryサーバに関連する情報が表示されます。次の例のeDirectory 8.7.1は製品バージョン(マーケティング文字列)を示し、10510.65はバイナリバージョン(内部ビルド番号)を示します。
osg-dt-srv17:/>ndsstat
Tree Name:SNMP-HPUX-RASH
Server Name:.CN=osg-dt-srv17.O=novell.T=SNMP-HPUX-RASH.
Binary Version:10510.65
Root Most Entry Depth:0
Product Version:NDS/Unix - NDS eDirectory v8.7.1 [DS]
ndsstatを実行する方法については、ndsstatのmanページ(ndsstat.1m)を参照してください。
NetWareサーバにバージョン8.6.2または8.7.1以降がインストールされていない場合、NetWareサーバをバージョン8.7.1または8.7.3にアップグレードする手順については、eDirectoryのマニュアルを参照してください。
Windows 2000/2003サーバに必要なバージョン8.6.2、8.7.1、または8.7.3以降がインストールされていない場合、次のようにeDirectoryをインストールまたはアップグレードする必要があります。
Novell eDirectoryのライセンスが必要です。必要なファイルは、eDirectory 8.7.x評価ライセンスとして、Novell eDirectory 8.7.x評価ライセンスダウンロードWebサイトからダウンロードできます。ZENworks 6.5 Companion 1 CDに収められているNovell eDirectory 8.7.3 for Windowsにはライセンスウィザードが含まれており、インストール時にこれらのファイルが必要になります。
eDirectoryの購入またはアップグレードの詳細については、Novell eDirectoryを参照してください。
メインインストールメニューで、[Companion Programs and Files]>[Novell eDirectory for Windows 2K]の順にクリックします。ZENworks 6.5 Companion 1 CDのロードを要求するメッセージが表示され、eDirectoryインストールファイルの圧縮解凍に進みます。
重要: 抽出先(デフォルトではc:\docume~1\admini~1\locals~1\temp)を受け入れるように指示するメッセージが表示されたときに、この...\tempディレクトリに多くのファイルが存在している場合があります。したがって、eDirectoryをインストールするためのsetup.exeファイルを容易に見つけることができるように、...Temp\eDirInstallなどのパスを追加します。
インストールプログラムの指示に従います。
ステップ 1でダウンロードした評価ライセンスを要求するメッセージが表示されます。
インベントリサーバにeDirectoryの一部としてNovell Certificate ServerTMおよびLDAPをインストールする必要がある場合、操作手順についてはNovell Product Documentationを参照してください。
Windows 2000/2003サーバに必要なバージョン8.6.2、8.7.1、または8.7.3以降がインストールされていない場合、次のようにeDirectoryをインストールまたはアップグレードする必要があります。
eDirectory Documentation Webサイトにアクセスします。
[インストールガイド]の見出しの下で、次の項目をクリックします。
表示される手順に従います。