次の節では、ソフトウェアパッケージをRemote Managementにインストールする詳しい手順およびインストールログファイルについて説明します。
重要: アップグレードしようとしているコンピュータにすでにフックドライバがインストールされている場合、そのフックドライバはアップグレード中にアンインストールされます。ZENworks 6.5のインストール中にミラードライバが選択されていない場合、リモートセッションの最適化が無効になります。したがって、リモートセッションのパフォーマンスが低下します。
ZENworks for Servers 6.5のTiered Electronic Distribution(TED)コンポーネントを使用すると、SubscriberおよびPolicy Packageソフトウェアを実行しているすべてのサーバにソフトウェアパッケージを自動的に配布してインストールすることができます。
重要: 複数のソフトウェアパッケージを同じDistributionに含めることはできません。各ソフトウェアパッケージについて、別々にDistributionオブジェクトを作成する必要があります。これには、個々のソフトウェアパッケージがNetWare上でJVMをアンロードし、複数のソフトウェアパッケージが同時に処理されるのを防ぐ意図があります。
自動インストールに必要な次の前提条件がすべて満たされていることを確認してください。
Remote Management Agentの.cpkファイルを自動的にインストールするには
ZENworks Server Management - Software Pkgs \ InvRMの.CPKファイルをコピーします。これらの格納場所をメモしておいてください。この情報は関連するDistributionを作成する際に必要となります。
Subscriberの抽出スケジュールを設定します。
このソフトウェアパッケージのDistributionを作成し、Distributionの構築スケジュールを設定します。
DistributionをChannelに関連付けて、DistributionがChannelのスケジュールに基づいて送信されるようにします。必要に応じて、Channelを作成し、Channelの送信スケジュールを設定してください。
このソフトウェアパッケージを受信するSubscriberをChannelに関連付けます。
Windowsサーバ上で、zsm65_remmgmt.cpkファイルについて、Subscriberオブジェクトのプロパティに対し次のパッケージプロセッサ変数を作成および初期化します。
MIRROR変数
MIRROR変数の値をYESに設定した場合、MIRRORドライバがインストールされます。NOに設定した場合、MIRRORドライバはインストールされません。
重要: Mirrorドライバ(推奨)は、ビデオアダプタを独立して使用し、他のリモートコントロールソリューションを共存させることができます。これは、まだMicrosoftによって署名されていません。インストールでは、署名の確認が無視され、Windowsからのメッセージはすべて抑制されます。
External Subscriberの場合は、tednode.propertiesファイルに変数を設定します。
Distributionを送信します。
Distributionは、Distributionの構築スケジュールが開始したときに自動的に作成され、Channelの送信スケジュールが開始したときに自動的に送信されます。さらに、DistributionはSubscriberサーバの抽出スケジュールに従って抽出されます。
Subscriberサーバに格納されたログファイルを参照して、インストールが成功したかどうかを確認します。
いくつかのコンポーネントのインストールに失敗することもありますが、その場合でもソフトウェアパッケージのインストールは依然として成功したように見える可能性があります。そのため、特定のサーバで必要とされるコンポーネントが正常にインストールされているかどうかを検証するため、ソフトウェアパッケージの各コンポーネントについて、インストールが成功したか、失敗したかを確認することをお勧めします。
SubscriberおよびPolicy/Package Agentが実行されていないサーバに対してパッケージを使用することもできます。
手動インストールの前に、次のことを行います。
Remote Management Agentの.cpkファイルを手動でインストールするには
InvRemStandAlonePacPro.zipファイルを次のいずれかの場所に解凍します。
Windowsサーバの場合: c:\
NetWareサーバの場合: sys:\
これにより、Standalone Package Processorのファイルが、サーバのファイルシステムのルートに、一時ディレクトリを起点として解凍されます。
手動でインストールする.cpkファイルを、関連する.batファイルまたは.ncfファイルが存在する一時ディレクトリにコピーします。例:
Windowsサーバの場合: c:\temp\zfs65
NetWareサーバの場合: sys:\temp\zfs65
ターゲットWindowsサーバにJRE 1.3.1がインストールされていない場合は、JREをダウンロードしてインストールします。
JRE 1.3.1がインストールされた各ターゲットWindowsサーバについて、zsm65_remmgmt.cpkに対応する.batファイルで、JREROOT変数パスを JRE_installation_path\JRE\BINに変更します。
このバッチファイルで、CPKTEMP変数にインストールディレクトリの場所を指定します。例:
Windowsサーバの場合: CPKTEMP = c:\temp\zfs65
NetWareサーバの場合: CPKTEMP = sys:\temp\zfs65
エージェントをインストールします。
Windowsサーバにzsm65_remmgmt.cpkをインストールするには、コマンドプロンプトで次のコマンドを入力します。 c:\temp\zfs\win\zfs65_mms_mgmtagnt.bat
Windowsサーバにzsm65_remmgmt.cpkをインストールするには、コマンドプロンプトで次のコマンドを入力します。 sys:\temp\zfs65\zfs65_mms_mgmtagnt.ncf
インストール中に作成されたログファイルを参照し、正常にインストールされているソフトウェアパッケージのコンポーネントを確認します。
ここでは、サポートパックソフトウェアパッケージの手動インストール時に、.batファイルおよび.ncfファイルで使用される変数について説明します。
.batファイルおよび.ncfファイルには、ソフトウェアパッケージの項目下に次の変数が指定されています。
zsm65_remmgmt.cpk
Server Management Agentのこのソフトウェアパッケージでは、次の.batファイルまたは.ncfファイルに対応する変数が使用されます。
zsm65_remmgmt.bat
MIRROR変数
MIRROR変数の値をYESに設定した場合、MIRRORドライバがインストールされます。NOに設定した場合、MIRRORドライバはインストールされません。
重要: Mirrorドライバ(推奨)は、ビデオアダプタを独立して使用し、他のリモートコントロールソリューションを共存させることができます。これは、まだMicrosoftによって署名されていません。インストールでは、署名の確認が無視され、Windowsからのメッセージはすべて抑制されます。