この手順により、Endpoint Security Client 4.0用のMSIパッケージが作成されます。このパッケージは、システム管理者がActive Directoryポリシーまたはその他のソフトウェア配布方法を通じてインストールをユーザのグループに発行する際に使用されます。
CDまたはISOマスタインストーラを使用してインストールを行い、コマンドライン変数を実行しない場合の手順は、次のとおりです。
CDを挿入し、マスタインストーラが起動するまで待ちます。
[Product Installation (製品のインストール)]をクリックします。
[Security Client]をクリックします。
[Create ZSC MSI Package (ZSC MSIパッケージの作成)]をクリックします。
セクション 10.2.3, インストールの完了に進みます。
インストールにsetup.exeファイルのみを使用する場合:
setup.exeを右クリックします。
実行可能ファイルはCDのD:\ESM32\ZSCにあります。
[ショートカットの作成]を選択します。
ショートカットを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。
[/a」を入力します。
]フィールドの末尾の引用符の後ろで、スペースバーを1回押してスペースを挿入し、「例: "C:\Documents and Settings\euser\Desktop\CL-Release-3.2.455\setup.exe" /a
MSIインストールでは複数のコマンドライン変数を使用できます。詳しくは「セクション 9.2.1, コマンドライン変数」を参照してください。
をクリックします。
ショートカットをダブルクリックすると、MSIインストーラが起動されます。
セクション 10.2.3, インストールの完了に進みます。
マスタインストーラの使用またはSetup.exeファイルの使用を完了し、この手順を使用してクライアントのインストールを完了します。
[Welcome (ようこそ)]画面で[次へ]をクリックして続行します。
[
](推奨)を選択し、パスワードを入力します。[ ]をクリックします。メモ:MSIパッケージを通じてEndpoint Security Clientをアンインストールする場合は、MSIのプロパティでアンインストールパスワードを指定する必要があります(表 10-1を参照)。
ポリシータイプ(ユーザベースポリシー(各ユーザが個別のポリシーを持つ)、またはコンピュータベースポリシー(すべてのユーザに対して1つのポリシーが使用される))を選択します。 [
]をクリックします。メモ:ネットワークがeDirectoryをディレクトリサービスとして使用する場合はユーザベースポリシーを選択します。 eDirectoryはコンピュータベースポリシーをサポートしません。
ポリシーの受信方法(管理対象クライアント用にESMサーバ経由で管理されるか、管理対象外(スタンドアロン)環境設定用にローカルに取得されるか)を選択します。
(オプション)ステップ 4で[ ]を選択した場合:
入力するサーバ名は、ZENworks Endpoint管理サービスまたはSingle Serverをインストールしたサーバで使用される信頼できるルート証明書で指定されている「Issued To」名と一致する必要があります。 これは、ZENworks Endpoint管理サービスコンポーネントを実行しているサーバのNETBIOS名または完全修飾ドメイン名(FQDN)です。
(オプション)表示されているフィールドに、インストールが失敗した場合の通知先電子メールアドレスを指定します。
MSIイメージを作成するネットワークロケーションを指定するか、[
]ボタンをクリックしてそのロケーションに移動して選択します。[
]をクリックしてMSIイメージを作成します。[ ]をクリックし、セットアッププログラムを終了します。MSIイメージを作成したロケーションに移動し、「\Program Files\Novell ZENworks\Endpoint Security Client\」フォルダを開きます。
管理サービスのSSL証明書(ESM-MS.cerまたはエンタープライズ証明書)とNovellライセンスキーをこのフォルダにコピーして、現在フォルダにあるデフォルトの0KBのファイルと置き換えます。
ESM-MS SSL証明書は、ZENworks Endpoint Security Management Setup Filesフォルダにあります。 ライセンスキーは別途電子メールで送信されます。60日間の評価版を使用する場合は、ライセンスキーは必要ありません。
MSIインストールではコマンドライン変数オプションを使用できます。これらの変数は、管理者モードで実行するように設定されている実行可能プログラムのショートカットで指定しなければなりません。変数を使用する場合は、MSIショートカットに次のコマンドラインを入力する必要があります。
“...\setup.exe” /a /V"variables"次のいずれかのコマンドを入力し、疑問符で囲みます。変数が複数ある場合は、間にスペースを1つ入力して変数を区切ります。
次のコマンドライン変数を使用できます。
表 10-1 コマンドライン変数
MSIインストールに含まれるデフォルトのポリシーを、企業で設定したポリシーに置き換えることができます。特定のポリシーをMSIイメージに適用するには、次の操作を実行します。
管理コンソールを通じてすべてのユーザに配布されるポリシーを作成します(ポリシー作成の詳細については、『ZENworks Endpoint Security Management管理ガイド』を参照してください)。
ポリシーをエクスポートし、名前をpolicy.senに変更します。
この方法で配布されたすべてのポリシー(非管理対象)には、Endpoint Security Client 4.0が受諾できるようにpolicy.senという名前を付ける必要があります。名前がpolicy.senでないポリシーは、Endpoint Security Client 4.0によって実装されません。
ポリシーのエクスポート先のフォルダを開き、policy.senおよびsetup.senファイルをコピーします。
作成したMSIイメージに移動し、「\program files\Novell\ZENworks\Endpoint Security Client\」フォルダを開きます。
policy.senおよびsetup.senファイルをフォルダに貼り付けます。これにより、デフォルトのpolicy.senおよびsetup.senファイルが置き換えられます。