パスワードフィルタの設定

接続システムの中には、ユーザの実際のパスワードをIdentity Managerに提供できるものもあります。

Active Directory、NIS、およびNTドメインでパスワードをキャプチャするには、接続システムにパスワードフィルタをインストールするための設定を行う必要があります。


Active DirectoryおよびNTドメインのためのパスワード同期のフィルタの設定

この情報については、DirXML DriversにあるActive DirectoryおよびNTドメイン用DirXMLドライバのドライバ実装ガイドの「Password Synchronization (パスワード同期)」の節で説明しています。

Active DirectoryおよびNTドメイン用DirXMLドライバは、1台のWindowsコンピュータにのみインストールする必要があります。他のドメインコントローラにはドライバのインストールは必要ありませんが、Identity Managerに送信するパスワードをキャプチャするために、pwfilter.dllファイルをドメインコントローラごとにインストールする必要があります。設定と管理を簡素化するために、ドライバがインストールされているWindowsコンピュータからすべてのドメインコントローラに対してこの作業を実施するためのユーティリティが用意されています。


NISのためのパスワード同期のフィルタの設定

NIS 2.0対応のDirXMLドライバは、ファイル、NIS、およびNIS+の3つのUNIX認証データを使用して動作します。パスワードをキャプチャしNIS対応のDirXMLドライバに送信するために、PAMモジュールが用意されています。

NISドライバのためのPAMモジュールの展開については、DirXMLドライバにある『DirXML Driver for NIS Implementation Guide (NIS用DirXMLドライバの実装ガイド)』で説明しています。