eMBox (eDirectory Management Toolbox)クライアントはコマンドラインJavaクライアントで、これを使用するとDSSchema操作にリモートでアクセスできます。DSSchema eMToolを使用すると、スキーマの同期、リモートスキーマのインポート、新規スキーマエポックの宣言、ローカルスキーマのリセット、グローバルスキーマの更新などを実行できます(通常、DSRepairを使用して実行する操作です。詳細については、スキーマの保守を参照してください)。
emboxclient.jarファイルは、eDirectoryの一部としてサーバにインストールされます。JVMをインストールしていれば、どのコンピュータでも実行できます。eMBoxクライアントの詳細については、eMBoxコマンドラインクライアントの使用を参照してください。
コマンドラインで次のように入力して、対話式モードでeMBoxクライアントを実行します。
java -cp ファイルのパス/emboxclient.jar embox -i
(クラスパスにemboxclient.jarファイルがすでに含まれている場合は、java embox -iと入力するだけです)。
eMBox Clientのプロンプトが次のように表示されます。
eMBox Client>
修復するサーバにログインするには、次のように入力します。
login -sサーバの名前またはIPアドレス -pポート番号
-uユーザ名.コンテキスト -wパスワード -n
ポート番号は通常80または8028です。ただし、すでにそのポートを使用しているWebサーバが存在する場合は異なります。-nオプションを使用すると、非セキュア接続を開始します。
eMBoxクライアントはログインが成功したかどうかを表示します。
次の構文を使用して修復コマンドを入力します。
dsschema.タスク オプション
例:
dsschema.rstは、このサーバのスキーマを同期するようツリーのルートのマスタレプリカに要求します。
dsschema.irs -nMyTreeによって、MyTreeというツリーからリモートスキーマがインポートされます。
各スイッチの間にはスペースが必要です。スイッチの順序は重要ではありません。
eMBoxクライアントは修復が成功したかどうかを表示します。
DSSchema eMToolオプションの詳細については、DSSchema eMToolオプションを参照してください。
eMBoxクライアントからログアウトするには、次のコマンドを入力します。
logout
eMBoxクライアントを終了するには、次のコマンドを入力します。
exit
次の表に、DSSchema eMToolオプションを示します。eMBoxクライアントでlist ?tdsschemaコマンドを使用して、DSSchemaオプションの詳細を表示することもできます。詳細については、eMToolとそのサービスを表示するを参照してください。