第27章

データ移行ユーティリティの使用

この章では、データ移行ユーティリティの使用方法について説明します。トピックは次のとおりです。

 
Top of page

データ移行ユーティリティの実行

Procedure DataMigration.batを実行する

  1. バッチファイルeXtendDirector\migration\bin\DataMigration.batを実行します。

    data util0000

  2. コマンドプロンプトウィンドウに表示されているメッセージは無視します。

    データ移行ユーティリティは領域名定数を取得します。生成されたエラーメッセージには、「 データベース接続を確立できません 」および「 環境プロパティまたはシステムプロパティでクラスを指定する必要があります」が含まれています。これらのメッセージは、データ移行プロセスとは関係ありません。

  3. 設定]>[環境設定]の順に選択します。

    data util0010

  4. ソース」データベースおよび「ターゲット」データベースの両方の接続情報を指定します。

    data util0030

    データベースドライバを選択すると、自動的に[JDBCドライバ]および[JDBCのURL]フィールドが入力されます(ドライバとして[その他]を選択しない場合)。

  5. ファイルの移行]を選択します。

  6. 次のいずれかを実行します。

    ツール

    説明

    DataCopy5.0-5.0.xml

    あるexteNd Director 5.xデータベースから他のデータベースへデータをコピーするときにこのオプションを選択します。 ターゲットデータベースには、完全に空のexteNd Director 5.xテーブルが含まれていることが必要です。 これらのテーブルは、Create Database Tablesユーティリティ(DACを介して利用可能)を介して作成できます。

    これは、次のような状況に非常に便利です。

    • テスト環境から運用環境へデータをコピーする。

    • あるDBMSから他のDBMSへデータをコピーする(たとえば、MysQLからOracleへ)。

    重要:   既存のexteNd Director 5.xデータベース(完全に空ではないもの)へデータをコピーする場合は、次のDataMigrate5.0-5.0.xmlを参照してください。

    DataMigrate4.0-5.0.xml

    既存のexteNd Director 4.xデータをexteNd Director 5.xデータベースに移行するときに、このオプションを選択します。

    exteNd Director 5.xデータベースは、exteNd Directorプロジェクトが展開されそのスキーマが作成されたときにロードされた、初期のシステムデータで構成されている必要があります。

    DataMigrate5.0-5.0.xml

    あるexteNd Director 5.xデータベースから他のデータベースへデータをコピーするときに、このオプションを選択します。 ターゲットデータベースには、exteNd Directorシステムデータが事前に含まれている必要があります(つまり、exteNd Directorアプリケーションを事前に展開しておくことが必要です)。

  7. 選択したファイルをクリックしてハイライト表示させ、[選択]をクリックします。

    カスタマイズされた設定ファイルをリストに追加して、事前定義されたファイルの代わりにこれを選択します。 カスタマイズされた環境設定ファイルの詳細については、 Novellテクニカルサポートにお問い合わせください。

  8. システムの移行]をクリックします。

    data util0050

  9. 移行するサブシステムをすべて選択します。

  10. 環境設定]を選択します。

    data util0060

  11. ホストサーバタイプ]を選択します。これでアプリケーションのDirectorサービスレルムのタイプが設定されます。

  12. レルム名]を入力します。

    [その他]を選択すると、レルムの名前を指定できます。それ以外の点では、レルムの名前はホストサーバタイプと同じです。

  13. プロジェクトパス」(exteNd Directorプロジェクトのルート)を参照します。

  14. OK]をクリックします。

  15. (オプション)メニューオプションで[設定]>[詳細]、[行の折り返し]、[エラー時に中断]の順に選択します。

    [エラー時の中断]オプションは、エラーが発生すると移行プロセスを中止します。

  16. データ移行の開始](交通信号)アイコンをクリックします。

    data util0000

    メインウィンドウには、データ移行のステータスが表示されます。完了すると、ウィンドウは検出されたエラーの数とともにコピーされた行数も報告します。

  17. ユーティリティコンソール(コマンドプロンプトウィンドウ)ログファイルをもう一度見直して、エラーを見落としていないことを確認します。 一般に、ユーティリティコンソールにはスタックトレースなどのより詳しいエラー情報が表示されます。

 
Top of page

コンソールロギングの使用

コンソールの出力は、DataMigration.batファイルと同じディレクトリのdatamigrate.logという名前のファイルに書き込まれます。ログファイルは、Data Migration Utilityが実行されるたびに作成されます。同じディレクトリに古いログファイルがある場合は、バックアップされ、新しいログファイルが作成される前に名前が変更されます。

Procedure コンソールロギングを設定する

  1. 最初にデータ移行ユーティリティを実行したときにDataMigration.batファイルと同じディレクトリに作成された、移行プロパティファイルdatamigration.propertiesを編集します。

  2. log.lines]の設定を確認します。デフォルト設定(0)は、プロセスが完了するまでデータ移行ユーティリティがディスクにロギング情報を書き込むのを防ぎます。

  3. 設定をゼロより大きい値に変更した場合(たとえば、100など)、約100行がアプリケーションウィンドウに書き出されるたびにアプリケーションはログファイルにログを書き出し、アプリケーションウィンドウをクリアします。

    ウィンドウに多数のメッセージを作成する大規模なデータベースを移行する際、この設定が必要となります。 ウィンドウをクリアすると、アプリケーションのメモリリソースの一部が解放されます。

  4. データ移行ユーティリティをシャットダウンして、新しいバッファの長さを取得するために再起動します。



Copyright © 2004 Novell, Inc. All rights reserved. Copyright © 1997, 1998, 1999, 2000, 2001, 2002, 2003 SilverStream Software, LLC. All rights reserved.  more ...