第18章

J2EE展開記述子DTD

この章では、標準のJ2EE展開記述子のDTDに関する情報を説明します。トピックは次のとおりです。

DTDファイル

J2EEアーカイブの各タイプには、対応する独自の展開記述子およびDTDが存在します。

J2EEバージョン	展開記述子のタイプ	DTDファイル
1.2	EAR	application_1_2.dtd	表示
	WAR	web-app_2_2.dtd	表示
	EJB JAR	ejb-jar_1_1.dtd	表示
	クライアントJAR	application-client_1_2.dtd	表示
1.3	EAR	application_1_3.dtd	表示
	WAR	web-app_2_3.dtd	表示
	RAR	connector_1_0.dtd	表示
	EJB JAR	ejb-jar_2_0.dtd	表示
	クライアントJAR	application-client_1_3.dtd	表示

場所

DTDファイルは、J2EE SDKインストールのlib\dtdsディレクトリにあります。また、Novell exteNd Common\Resources\DTDCatalogディレクトリには、コピーもあります。

使用

展開記述子DTDは、J2EEアーカイブをパッケージ化する際に使用されます。これらのDTD (XML Document Type Definition)では、アーカイブに対する宣言型データおよびアセンブリ指示を提供するために展開記述子(XMLファイル)を作成する場合に従わなければならない構造が説明されています。

作成する展開記述子では、次のガイドラインに従う必要があります。

展開記述子のタイプ	ガイドライン
EAR	ファイル名: application.xml 保存場所:アーカイブのMETA-INFディレクトリ DOCTYPEステートメント(J2EE 1.2): <!DOCTYPE application PUBLIC "-//Sun Microsystems, Inc.//DTD J2EE Application 1.2//EN" "http://java.sun.com/j2ee/dtds/application_1_2.dtd"> DOCTYPEステートメント(J2EE 1.3): <!DOCTYPE application PUBLIC "-//Sun Microsystems, Inc.//DTD J2EE Application 1.3//EN" "http://java.sun.com/dtd/application_1_3.dtd">
WAR	ファイル名:web.xml 保存場所:アーカイブのWEB-INFディレクトリ DOCTYPEステートメント(J2EE 1.2): <!DOCTYPE web-app PUBLIC "-//Sun Microsystems, Inc.//DTD Web Application 2.2//EN" "http://java.sun.com/j2ee/dtds/web-app_2_2.dtd"> DOCTYPEステートメント(J2EE 1.3): <!DOCTYPE web-app PUBLIC "-//Sun Microsystems, Inc.//DTD Web Application 2.3//EN" "http://java.sun.com/dtd/web-app_2_3.dtd">
RAR	ファイル名: ra.xml 保存場所:アーカイブのMETA-INFディレクトリ DOCTYPEステートメント(J2EE 1.3): <!DOCTYPE connector PUBLIC "-//Sun Microsystems, Inc.//DTD Connector 1.0//EN" "http://java.sun.com/dtd/connector_1_0.dtd">
EJB JAR	ファイル名: ejb-jar.xml 保存場所:アーカイブのMETA-INFディレクトリ DOCTYPEステートメント(J2EE 1.2): <!DOCTYPE ejb-jar PUBLIC "-//Sun Microsystems, Inc.//DTD Enterprise JavaBeans 1.1//EN" "http://java.sun.com/j2ee/dtds/ejb-jar_1_1.dtd"> DOCTYPEステートメント(J2EE 1.3): <!DOCTYPE ejb-jar PUBLIC "-//Sun Microsystems, Inc.//DTD Enterprise JavaBeans 2.0//EN" "http://java.sun.com/dtd/ejb-jar_2_0.dtd">
クライアントJAR	ファイル名: application-client.xml 保存場所:アーカイブのMETA-INFディレクトリ DOCTYPEステートメント(J2EE 1.2): <!DOCTYPE application-client PUBLIC "-//Sun Microsystems, Inc.//DTD J2EE Application Client 1.2//EN" "http://java.sun.com/j2ee/dtds/application-client_1_2.dtd"> DOCTYPEステートメント(J2EE 1.3): <!DOCTYPE application-client PUBLIC "-//Sun Microsystems, Inc.//DTD J2EE Application Client 1.3//EN" "http://java.sun.com/dtd/application-client_1_3.dtd">

マニュアル

DTD DTDの詳細(展開記述子で使用するために定義される要素を含む)を取得するには、次の操作を実行します。

この章の始めにあるDTDファイルの表に移動します。
［表示］をクリックして、DTDファイル(Novell exteNd Director 開発環境に付属のコピー)を表示します。
DTDファイル内のコメントを読みます(その他のDTDドキュメントが必要な場合は、Sun J2EE仕様を参照してください)。

展開記述子のサポート開発環境に組み込まれている、展開記述子の作成、使用に関する機能については、下記を参照してください。