22.1 ジャンクメール処理を理解する

インターネットメールには、送信者のアドレス形式が、name@example.com、name@example.orgなどのすべての電子メールが含まれます。

[ジャンクメール処理]は、内部電子メールまたはアポイントには適用されません。内部電子メールとは、送信者がGroupWiseシステムに属しており、送信者フィールドに、上で説明したインターネットアドレスではなく送信者の名前だけが表示されている電子メールです。内部電子メールまたはアポイントをブロックまたは破棄する場合は、ルールを使用できます。(詳細については、ルールの作成を参照してください)。

インターネットメールをブロックまたは廃棄するためのオプションには、次の3つがあります。

  • 個別の電子メールアドレスまたはインターネットドメイン全体をブロックリストに追加できます。これらのアドレスやインターネットドメインから送信された項目は阻止され、メールボックスに届きません。

    インターネットドメインとは、電子メールアドレスの「@」に後続する部分です。たとえば、Henry@example.comというアドレスでは、example.comの部分がインターネットドメインです。

    ただし、[頻繁な連絡]アドレス帳および自社のアドレス帳にある連絡先からの電子メールはブロックされません。

  • 個別の電子メールアドレスまたはインターネットドメイン全体をジャンクリストに追加できます。これらのアドレスやインターネットドメインから送信された項目は、メールボックス内の[ジャンクメール]フォルダに配信されます。このフォルダの項目が一定の日数経過後に、自動的に削除されるように指定できます。

  • アドレスがパーソナルアドレス帳([頻繁な連絡]アドレス帳と作成済みのすべてのパーソナルアドレス帳を含みます)に登録されていないすべての項目を[ジャンクメール]フォルダに送信させることができます。これを「ホワイトリスト」と呼ぶことがあります。

[ジャンクメール]フォルダの詳細については、[ジャンクメール]フォルダを参照してください。

ブロックリストとジャンクリストのほかに、トラストリストもあります。このリストを使用して、他の2つのリストで指定されている内容とは無関係に、ブロックまたは廃棄されたくない電子メールアドレスやインターネットドメインを追加します。たとえば、ブロックリストにexample.comがあり、myfriend@example.comというアドレスを持つ友人がいるとします。この友人の電子メールアドレスはトラストリストに追加します。

キャッシュモードまたはリモートモードで[ジャンクメール処理]オプションを指定する場合、他のコンピュータでGroupWiseにログインしたときに同じオプションが表示されるように、オンラインメールボックスと同期させてください。

GroupWise管理者は、[ジャンクメール処理]が使用されないように、オフにすることができます。