2008年7月23日
このドキュメントでは、Novell® Identity Managerバージョン 3.6で確認されている問題について説明します。
このReadmeには、Identity Managerバージョン3.6で確認されている問題が記載されています。このReadme以外にも、Designer 3.0およびユーザアプリケーションRoles Based Provisioning Moduleには次の別個のReadmeも提供されています。
次の製品については追加のマニュアルリソースも提供されています。
次の項では、製品のリリース時点で確認されている問題について説明します。
次の項では、Identity Managerメタディレクトリエンジンとドライバのインストール中に発生する可能性がある問題について説明します。
Red Hat* 5.0サーバにインストールする場合、インストールプログラムが完了せずに終了し、次のコンソールメッセージが表示されることがあります。
/tmp/install.dir.3693/Linux/resource/jre/bin/java: symbol lookup error: /tmp/lib/libspmclnt.so: undefined symbol: DDCDuplicateContext
これは一時的なエラーです。インストールプログラムを再度実行してください。
AIX* 5Lバージョン5.3にeDirectory™ 8.8.3を共にインストールする場合、サポートされているAIXメンテナンスレベルは5300-04だけです。それ以降またはそれ以前のメンテナンスレベルはサポートされていません。
Linux*またはUNIX*サーバでeDirectory 8.7.3からeDirectory 8.8.3へインプレースアップグレードを行った場合、eDirectoryをインストールすると、新しいeDirectoryファイルは旧バージョンのeDirectoryとは異なる場所に配置されます。Identity Managerがインストールされているため、特定のIdentity Managerファイルが正しい場所に配置されていないとeDirectory 8.8.3は起動しません。次のステップを完了して、Identity Managerファイルを正しい場所に追加します。
eDirectoryが8.8.3にアップグレードされたら、次のコマンドを使用してIdentity Managerのインストールを実行します。
./install.bin -i console -DCLUSTER_INSTALL=true
これにより、eDirectoryに対して認証することなく、正しいファイルが追加されます。
「ndsconfig upgrade」と入力して、eDirectoryファイルをアップグレードします。
nds.confファイルに次のエントリが存在することを確認します。
n4u.server.interfaces=<ipaddress>@<port>
例を次に示します。
n4u.server.interfaces=123.456.789.12@524
Identity Manager 3.6のアップグレードに進みます。
Windows*プラットフォームで旧バージョンのIdentity Managerからアップグレードする場合、eDirectoryのインストールに使用したものと同じ管理者アカウントを使用する必要があります。たとえば、ドメイン管理者アカウントを使用してeDirectoryをインストールした場合は、Identity Managerのインストール時にも同じくドメイン管理者アカウントを使用する必要があります。ローカル管理者アカウントは使用しないでください。
同じ管理者アカウントを使用しなかった場合、チャレンジ/レスポンス方式の質問に対するユーザの回答にアクセスできなくなります。このような問題が発生する理由は、(管理者アカウントが異なるので)インストール中にツリーキーが再作成され、新しいキーでは保存されている回答に正しくアクセスできないためです。ユーザがログインすると、新しいチャレンジ/レスポンス方式の回答を指定するようプロンプトが表示されます。
次の項では、リモートローダの使用時に発生する可能性がある問題について説明します。
Windows 2008でリモートローダを使用している場合、トレース画面がアップデートされると、ユーザの操作が必要なポップアップウィンドウが表示されます。このポップアップウィンドウをオフにする解決策はありません。このような状況を避けるには、トレース画面ではなくトレースファイルを使用します。
次の項では、Identity Managerドライバの使用時に発生する可能性がある問題について説明します。
Active Directoryドライバの基本環境設定ファイルをインポートして新しいドライバを作成すると、デフォルトで認証方法が[
]に設定されます。[ ]認証を使用したい場合は、ドライバの作成後に、ドライバのプロパティページで認証設定を変更します。次の項では、iManagerの使用時に発生する可能性がある問題について説明します。
iManager、特にPolicy Builderを使用しているときに、Internet Explorer* 7から頻繁にクリップボードへのアクセスのプロンプトが表示されます。このプロンプトを無効にするには、次の手順に従います。
[
]>[ ]の順にクリックします。[
]タブをクリックして、[ ]をクリックします。[
]>[ ]の順にクリックし、[ ]をオンにします。Internet Explorerを再起動すると、プロンプトが停止します。
NDS to NDS間ドライバ証明書ウィザードを使いたい場合、iManagerのNovell Certificate Server™プラグインをダウンロードしてインストールする必要があります。
次の項では、eDirectoryに関連して発生する可能性のある問題について説明します。
AIX上でIdentity ManagerをeDirectory 8.8.3と共に実行する場合、eDirectoryのスタックサイズを増やす必要があります。
ndsdを停止します。
スタックサイズを増やします。
ldedit -b maxstack=0x10000000 /opt/novell/eDirectory/sbin/ndsd
ndsdを再開します。
AMD Opteron* (X86_64)プロセッサを使用するサーバに32ビット版eDirectory 8.8.3をインストールすると、NICI (Novell International Cryptographic Infrastructure)のインストール中にセグメンテーション違反が生成され、NICIが適切にインストールされません。
Novellサポートでは、この問題を修正するためのパッチを提供しています。詳細については、技術情報ドキュメント7000979を参照してください。
このドキュメントでは、「より大きい」記号(>)を使用して手順内の操作と相互参照パス内の項目の順序を示します。
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