5.8 ユーザ

ディレクトリの主要な目的は、ユーザとユーザのネットワークアクセスを管理することです。iManagerには、次のようなユーザ関連タスクがあります。

ディレクトリ内のユーザオブジェクトの詳細については、『eDirectory管理ガイド 』を参照してください。

5.8.1 ユーザの作成

新しいユーザオブジェクトを作成するには、次を実行します。

  1. [役割およびタスク]で、[ユーザ]>[ユーザの作成]の順に選択します。

  2. [ユーザの作成]ページで、必要なユーザ関連情報を入力し、[OK]をクリックします。

    • [ユーザ名]

    • 名字

    • コンテキスト

    • パスワード(2回)

      重要:パスワードの入力に失敗すると、ユーザにパスワードなしでログインすることを許可するか(この方法は推奨しません)、またはユーザにパスワードを要求するか、いずれかを選択するプロンプトが表示されます。

    単純パスワードの設定]を選択して、Windows*およびMacintosh*ユーザのネイティブファイルアクセスに必要な単純パスワードを定義します。ユニバーサルパスワードが有効であれば、この設定は不要です。

    既存のテンプレートまたはユーザオブジェクトに基づいてユーザを作成するには、[テンプレートまたはユーザオブジェクトからコピー]を選択します。ユーザオブジェクトからコピーする場合、iManagerでは、NDS権利のコピーではなく新規オブジェクトNDS権利のコピーだけを許可して、ユーザが管理者と同じ権利を得ることがないようにします。

    ユーザオブジェクトが作成されたときに作成される、ユーザのホームディレクトリの場所を指定するには、[ホームディレクトリの作成]を選択します。存在しないパスを指定した場合は、ユーザのホームディレクトリが作成されなかったというメッセージが表示されます。

5.8.2 ユーザの削除

ユーザオブジェクトを削除するには、次を実行します。

  1. [役割およびタスク]で、[ユーザ]>[ユーザの削除]の順に選択します。

  2. オブジェクトの名前とコンテキストを入力するか、検索機能を使用してそれらを検索し、[OK]をクリックします。

  3. 削除]をクリックします。

    ユーザオブジェクトが削除されたことを示す確認画面が表示されます。

5.8.3 アカウントの無効化

ユーザアカウントを無効にして、ユーザがディレクトリに対して認証されないようにするには、次を実行します。

メモ:ただしこの場合には、アカウントを無効にした後についてのみ、認証ができなくなります。ユーザがすでにログインしたあとにアカウントを無効にした場合、ログアウトするまでアクセスが変更されないまま維持されます。

  1. [役割およびタスク]で、[ユーザ]>[アカウントを無効にする]の順に選択します。

  2. オブジェクトの名前とコンテキストを指定するか、オブジェクトセレクタを使用して特定し、[OK]をクリックします。

  3. 無効]をクリックします。

5.8.4 アカウントの有効化

無効になっているユーザアカウントを有効にするには、次を実行します。

  1. [役割およびタスク]で、[ユーザ]>[アカウントを有効にする]の順に選択します。

  2. オブジェクトの名前とコンテキストを指定するか、オブジェクトセレクタを使用して特定し、[OK]をクリックします。

  3. 有効]をクリックします。

5.8.5 ユーザの変更

既存のユーザオブジェクトのプロパティを変更するには、次を実行します。

  1. [役割およびタスク]で、[ユーザ]>[ユーザの変更]の順に選択します。

  2. オブジェクトの名前とコンテキストを指定するか、オブジェクトセレクタを使用して特定し、[OK]をクリックします。

    コンテンツフレームに、ユーザオブジェクトのプロパティブックが表示されます。

  3. 変更を行い、[適用]または[OK]をクリックして変更を保存します。

5.8.6 ユーザの移動

ユーザオブジェクトを移動するには、次を実行します。

  1. [役割およびタスク]で、[ユーザ]>[ユーザの移動]の順に選択します。

  2. オブジェクトの移動の説明に従って、必要な情報を入力します。

5.8.7 ユーザのリネーム

ユーザオブジェクトのリネームを行うには、次を実行します。

  1. [役割およびタスク]で、[ユーザ]>[ユーザのリネーム]の順に選択します。

  2. オブジェクトのリネームの説明に従って、必要な情報を入力します。