NNLSのファイルサービスコンポーネントには、次のものが含まれています。
NOTE: NetStorageは、他のファイルサービスへの「アクセス」のみを提供し、直接的なファイルサービスは提供しません。
NNLSの各ファイルサービスコンポーネントには互換性があるので、同じNNLSサーバに複数のコンポーネントをインストールできます。
以下のセクションでは、NNLSの各ファイルサービスコンポーネントの概要を図で示します。
これらの図を参照せずにただちにインストールするコンポーネントを決定するには、プランニングセクションのニーズに合うコンポーネントの決定を参照します。その後で、選択したコンポーネントの概要に戻るか、プランニング時の注意事項の手順を継続します。
視覚的な説明が必要な場合は、このセクションで図によるファイルサービスの概要を参照してからプランニング時の注意事項でインストールするコンポーネントを決定します。
Novell iFolderは、ローカルでアクセスできるファイルのマスタコピーを保存するWebベースおよびネットワークベースのリポジトリ(iFolderサーバ)を提供します。
ローカルファイルに対する変更をiFolderサーバにあるファイルに自動的に反映させるようにiFolderコンポーネントを設定できます。また、ユーザがNovell NetDrive (「Novell Nterprise Linux Services 1.0 Companion CD」にあります)を使用してドライブをiFolderサーバに直接マップできるようにすることもできます。
Figure 3に、iFolder製品の動作を示します。
Figure 3
iFolderの動作
iFolderには、この図に示されていない次のようなアクセスオプションや機能があります。
iFolder、NetDrive、およびその他の機能の概要については、次のマニュアルを参照してください。
NNLSのSambaは、NNLSサーバに保存されているファイルへのWindows (CIFSおよびHTTP-WebDAV)アクセスを提供します。
ユーザは、CIFS/SMBクライアント(Windowsエクスプローラなど)を使用するか、WindowsエクスプローラおよびInternet ExplorerブラウザのWebフォルダ機能を使用して、NNLSサーバのファイルにアクセスできます。
Figure 4に、NNLSにおけるSambaの動作を示します。
Figure 4
NNLSにおけるSambaの動作
Sambaはオープンソースイニシアチブであるため、概要情報はWebで入手できます。Sambaイニシアチブは、Linux以外にも、Apple* Computerのオペレーティングシステムなど他のプラットフォームもサポートしています。その他の情報を参照してください。
NetStorageは、Virtual Officeの一部としてインストールされ、ネットワークベースのファイルストレージへのWebベースのアクセスを提供します。
最初、NetStorageソリューションは非常に複雑に思えるかもしれません。しかし、問題点がはっきりすると、設定と使用を簡単に行うことができるようになります。
ほとんどのネットワークユーザには、ファイルのアクセスと保存に関してそれぞれ好みの方法があります。多くの大規模ネットワークには、不正なアクセスから保護する必要があるさまざまなファイルストレージシステムが含まれています。
このような情報時代の状況によって、次の図に示すような問題が発生します。
Figure 5
一般的なネットワークファイルストレージの問題
次の図に示すように、Novell NetStorageを使用すると、ユーザはさまざまなアクセスポイントから各種のストレージシステムにあるファイルにアクセスしたり、ファイルを保守できます。
Figure 6
NetStorageの動作
NetStorageの詳細については、『NetStorage Administration Guide』を参照してください。