4.5 WebDAVを使用したフォルダへのファイルの追加

WebDAVは、コラボレーション編集およびファイル管理の標準プロトコルです。 FilrはWebDAVツールの使用をサポートしており、WebDAVを使用してFilrファイルを管理できるようになっています。また、インプレース編集でファイルを編集するときおよびWebDAVインタフェースを使用してFilr内のファイルやフォルダをブラウズするときに、WebDAVを利用します。

Windows 7でWebDAVを使用している場合、WebDAVをサポートするために、ユーザまたはFilr管理者は、『Filr 2.0: Administration Guide』の「Configuring Filr to Support WebDAV on Windows 7」に説明されている必要なすべての前提条件をワークステーションが満たしていることを確認する必要があります。

以下のセクションに説明されているようにWebDAVを使用できない場合は、Filr管理者に問い合わせてください。

4.5.1 WebDAVを使用したファイルの編集

Filrはインプレース編集機能をサポートするためにWebDAVを使用します。Filrでファイルを編集する方法については、セクション 6.2.1, インプレース編集によるファイルの編集を参照してください。

4.5.2 WebDAVインタフェースを使用したファイルおよびフォルダのブラウズ

WebDAVを使用して、Filrファイルおよびフォルダをブラウズすることができます。以下のセクションに説明に従ってFilrとWebDAVを環境設定すると、Filrサイトでアクセス権限のあるすべてのファイルおよびフォルダが表示されます。

Windows環境でのFilrフォルダの表示

Windows環境の場合、次のいずれかの方法でFilrフォルダを表示できます。

Filrフォルダにマップされるドライブを作成する

メモ:クライアントオペレーティングシステムにWindows XPを使用している場合は、このセクションで説明されている方法でFilrフォルダにマップされるドライブを作成することができません。その代わりに、Filrフォルダをネットワークプレースとして追加するに説明されている方法で、Filrフォルダをネットワークプレースとして追加します。

  1. ドライブをFilrの最上位フォルダにマップします。(例: https://filr_server:8443)

    Windowsの[ネットワーク ドライブの割り当て]機能を使用して、この操作を行います。

  2. ユーザのFilr資格情報を指定して、セットアップ処理を完了させます。

    Filrサイトでアクセス権限のあるすべてのファイルおよびフォルダが表示されます。

Filrフォルダをネットワークプレースとして追加する

メモ:クライアントオペレーティングシステムにWindows Vistaを使用している場合は、このセクションで説明されている方法でFilrフォルダをネットワークプレースとして追加することができません。その代わりに、Filrフォルダにマップされるドライブを作成するに説明されている方法で、Filrフォルダへのマッピングドライブを作成します。

  1. Filrの最上位フォルダをネットワークプレースとして追加します。(例: https://filr_server:8443)

    Windowsの[マイ ネットワーク]機能を使用して、この操作を行います。

    Filrサイトでアクセス権限のあるすべてのファイルおよびフォルダが表示されます。

Linux環境でのFilrフォルダの表示

Linux環境でFilrフォルダを表示できます。

  1. NautilusまたはKonquerorを使用して、Filrの最上位フォルダにアクセスします。(例: https://filr_server:8443)

    NautilusまたはKonquerorの使用方法に関する具体的な情報は、Linuxのドキュメントを参照してください。

  2. ユーザのFilr資格情報を指定して、セットアップ処理を完了させます。

    Filrサイトでアクセス権限のあるすべてのファイルおよびフォルダが表示されます。