B.4 ソースワークロードのマイグレーション後のクリーンアップ

ソースワークロードは、マイグレーション後に時々クリーンアップする必要があります。たとえば、マイグレーションが失敗した後、すべてのPlateSpinソフトウェアコンポーネントのソースワークロードをクリーンアップする必要がある場合があります。

B.4.1 Windowsワークロードのクリーンアップ

次の表は、Windowsワークロードをコンポーネントおよび使用事例別にクリーンアップする手順について説明しています。

コンポーネント

使用事例

削除手順

PlateSpinブロックベース転送コンポーネント

すべてのマイグレーション

ナレッジベースの記事7005616を参照してください。

SteelEyeブロックベースの転送コンポーネント(サポート終了)

1回限りのマイグレーション(移動)

ソースワークロードを再起動し、ドライバを削除します。

マイグレーション(コピー)

  1. Windowsの[プログラムの追加と削除]アプレット(appwiz.cpl)を使用し、コンポーネントを削除します。ソースに応じて、次のいずれかのバージョンが存在します。

    • SteelEye Data Replication for Windows v6 Update2

    • SteelEye DataKeeper For Windows v7

  2. マシンを再起動します。

ファイルベースの転送コンポーネント

すべてのマイグレーション

移行されたボリュームごとのルートレベルで、PlateSpinCatalog*.datという名前のすべてのファイルを削除します。

ワークロード検出ソフトウェア

すべてのマイグレーション

  1. [サーバ]ビューで、ソースを検出解除します(右クリックし、[Undiscover (検出解除)]を選択)。

  2. ソースワークロードのWindowsディレクトリで次を実行します。

    • machinediscovery*という名前のすべてのファイルを削除します。

    • platespinという名前のサブディレクトリを削除します。

コントローラソフトウェア

すべてのマイグレーション

  1. [サーバ]ビューで、ソースを検出解除します(右クリックし、[Undiscover (検出解除)]を選択)。

  2. コマンドプロンプトを開き、現在のディレクトリを次のディレクトリに変更します。

    • \Program Files\platespin* (32ビットシステムの場合)

    • \Program Files (x86)\platespin (64ビットシステムの場合)

  3. 次のコマンドを実行します。

    ofxcontroller.exe /uninstall

  4. platespin*ディレクトリを削除します。

B.4.2 Linuxワークロードのクリーンアップ

次の表は、Linuxワークロードをコンポーネントおよび使用事例別にクリーンアップする手順について説明しています。

コンポーネント

使用事例

削除手順

コントローラソフトウェア

オンラインマイグレーション

ソースワークロードのファイルシステムで、/bootからofxディレクトリを内容ごと削除します。

すべてのライブマイグレーション

  • 次のプロセスを終了します。

    • pkill -9 ofxcontrollerd

    • pkill -9 ofxjobexec

  • 次のように、OFXコントローラRPMパッケージを削除します。

    rpm -e ofxcontrollerd

  • ソースワークロードのファイルシステムで、/usr/lib/ofxディレクトリを内容ごと削除します。

ブロックレベルのデータ転送ソフトウェア

ブロックレベルのすべてのマイグレーション

  1. ドライバがアクティブであるかどうかを確認します。

    lsmod | grep blkwatch
    

    ドライバが引き続きメモリにロードされている場合、結果には以下と類似する行が含まれるはずです。

    blkwatch_7616  70924  0
    
  2. (条件付き)ドライバがロードされている場合、メモリからそれを削除してください。

    rmmod blkwatch_7616
    
  3. 次のブートシーケンスからドライバを削除します。

    blkconfig -u
    
  4. 次のディレクトリを内容と共に削除することにより、ドライバファイルを削除します。

    /lib/modules/[Kernel_Version]/Platespin
    
  5. 次のファイルを削除します。

    /etc/blkwatch.conf
    

LVMスナップショット

LVMスナップショットを使用したブロックレベルのマイグレーション

  1. [ジョブ]ビューで、失敗したジョブに関するジョブレポートを生成し、スナップショットの名前を書き留めます。

  2. 次のコマンドを使用してスナップショットデバイスを削除します。

    lvremove snapshot_name