6.3 サーバテンプレートの作成と編集

サーバテンプレートは、統合シナリオで使用するサーバを定義するために使用されます。固有のコンポーネントと使用率しきい値をもつサーバテンプレートを作成します。一般的に、サーバテンプレートは、統合シナリオのスケールアップとスケールアウトに使用されます。作成されたサーバテンプレートは、ワークロードの統合のためのターゲットサーバとして使用されます。

6.3.1 新規サーバテンプレートの作成

  1. Consolidation[Consolidation]ボタン、[Server Templates][Server Templates]アイコンの順にクリックします。

    [Server Template Manager]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [New Server Template]アイコンをクリックします。

    [New Server Template]ダイアログボックスが表示されます。

    [New Server Template]ダイアログボックス
  3. [General]ページで、次を指定します:

    ユーザインタフェース

    必須

    説明

    Name

    作成されるテンプレートの名前。

    Make

    ×

    サーバの製造元。

    Model

    ×

    サーバモデル。

    TCO

    ×

    総所有コスト。

    Rack Units

    ×

    ラックユニット数。

    Power

    ×

    消費電力(ワット数)。

    Virtualization

    仮想化プラットフォーム:

    • Citrix XenServer

    • Microsoft Hyper-V

    • Microsoft Virtual Server

    • None - なし

    • Solaris 10 Zones

    • Virtual Iron

    • VMware ESX

    • VMware ESX 3

    • VMware ESX 4

    • VMware GSX

    • VMware Server

    • SLES XenServer

  4. Components]タブをクリックし、[Components]ページで次のように指定します:

    [New Server Template]ダイアログボックスの[Components]ページ

    ユーザインタフェース

    必須

    説明

    設定

    Processor Count

    合計プロセッサ数。

    Processor Speed

    サーバが実行できる秒あたりの命令数(MHzまたはGHz単位)。使用できる最大プロセッサ速度は、266MHzです。

    Memory

    サーバのメモリサイズ(MBまたはGB単位)。

    Cores Per Processor

    プロセッサごとのコア数。

    CPU Model

    CPUのモデル:

    • Pentium IV

    • Core

    • Xeon

    • Core Xeon

    • Athlon

    • Opteron

    • Intel Nehalem

    Hyper-Threading

    ×

    ハイパースレッディングが使用可能かどうかを指定します。

    Normalized Speed

    読み込み専用

    プロセッサ能力の単位なしの測定値。これは、さまざまなプロセッサアーキテクチャ間でのより現実的な比較を示します。

    Memory Size

    使用するメモリの大きさ。使用可能な最小メモリサイズは、256MBです。

    Disk Space

    サーバに必要なディスク容量(GBまたはTB)。ターゲットサーバをSANまたはNASに接続している場合は、[Unlimited]を選択します。SANまたはNASの場合、ディスク容量は制限要因ではありません。 [Fixed]を使用している場合、指定可能な最小ディスク容量は1GBです。

    しきい値

    Processor

    ×

    プロセッサ使用率。デフォルトで、使用率は80%に設定されます。

    Memory

    ×

    メモリ使用率。デフォルトで、使用率は90%に設定されます。

    Disk Space

    ×

    最大ディスク使用率しきい値。デフォルトで、使用率は85%に設定されます。

    Disk IO

    ×

    許可される最大ディスクI/O。デフォルトで、Max IOは50MB/秒に設定されます。

    Network IO

    ×

    最大ネットワークIO。デフォルトで、ネットワークIOは10MB/秒に設定されます。

    しきい値は、Consolidation Planning Moduleがサーバテンプレートに対して想定できる使用率のレベルを指定します。これは、統合シナリオの結果に影響します。つまり、使用率のしきい値が低いと、シナリオのワークロードをホストするために必要なサーバが多くなります。

    たとえば、180GBのメモリを必要とするワークロードは、使用率のしきい値が90%に設定されている場合、200GBのメモリを持つサーバに統合できます。しかし、メモリ使用率のしきい値が50%に設定されている場合、100GBのメモリのみが使用されるため、統合されるワークロードは少なくなります。

    使用率のしきい値は、最初は上記の表に一覧表示されたデフォルトに設定されていますが、特定のニーズに合わせてカスタマイズできます。

  5. OK]をクリックします。

新しく作成されたテンプレートが、[Server Template]リストに追加されます。

6.3.2 既存のサーバテンプレートを編集します。

  1. Consolidation[Consolidation]ボタン、[Server Templates][Server Templates]アイコンの順にクリックします。

    [Server Template Manager]ダイアログボックスが表示されます。

  2. 次のいずれかを実行します:

    • 編集するサーバテンプレートを選択し、[Edit Server Template]アイコンをクリックします。

    • 編集するサーバテンプレートを右クリックし、[Edit Server Template]アイコンEdit]をクリックします。

    [Edit Server Template]ダイアログボックスが表示されます。

    [Edit Server Template]ダイアログボックス
  3. [General]ページで、次の情報を使用して希望の修正を行います:

    ユーザインタフェース

    必須

    説明

    Name

    作成されるテンプレートの名前。

    Make

    ×

    サーバの製造元。

    Model

    ×

    サーバモデル。

    TCO

    ×

    総所有コスト。

    Rack Units

    ×

    ラックユニット数。

    Power

    ×

    消費電力(ワット数)

    Virtualization

    仮想化プラットフォーム:

    • Microsoft Virtual Server

    • Virtual Iron

    • VMware ESX

    • VMware ESX 3

    • VMware ESX 4

    • VMware GSX

    • VMware Server

    • Citrix XenServer

    • Microsoft Hyper-V

    • SLES XenServer

    • None - なし

  4. Components]タブをクリックし、次の情報を使用して希望の修正を行います:

    ユーザインタフェース

    必須

    説明

    設定

    Processor Count

    合計プロセッサ数。

    Processor Speed

    サーバが実行できる秒あたりの命令数(MHzまたはGHz単位)。使用できる最大プロセッサ速度は、266MHzです。

    Memory

    サーバのメモリサイズ(MBまたはGB単位)。

    Cores Per Processor

    プロセッサごとのコア数。

    CPU Model

    CPUのモデル:

    • Pentium IV

    • Core

    • Xeon

    • Core Xeon

    • Athlon

    • Opteron

    Hyper-Threading

    ×

    ハイパースレッディングが使用可能かどうかを指定します。

    Normalized Speed

    読み込み専用

    プロセッサ能力の単位なしの測定値。これは、さまざまなプロセッサアーキテクチャ間でのより現実的な比較を示します。

    Memory Size

    使用するメモリの大きさ。使用可能な最小メモリサイズは、256MBです。

    Disk Space

    サーバに必要なディスク容量(GBまたはTB)。ターゲットサーバをSANまたはNASに接続する場合、ディスク容量は制限要因ではないため、[Unlimited]を選択してください。[Fixed]を選択した場合に指定できる最小ディスク容量は、1GBです。

    しきい値

    Processor

    ×

    プロセッサ使用率。デフォルトで、使用率は80%に設定されます。

    Memory

    ×

    メモリ使用率。デフォルトで、使用率は90%に設定されます。

    Disk Space

    ×

    最大ディスク使用率しきい値。デフォルトで、使用率は85%に設定されます。

    Disk IO

    ×

    許可される最大ディスクI/O。デフォルトで、Max IOは50MB/秒に設定されます。

    Network IO

    ×

    最大ネットワークIO。デフォルトで、ネットワークIOは10MB/秒に設定されます。

    しきい値は、Consolidation Planning Moduleがサーバテンプレートに対して想定できる使用率のレベルを指定します。これは、統合シナリオの結果に影響します。つまり、使用率のしきい値が低いと、シナリオのワークロードをホストするために必要なサーバが多くなります。

    たとえば、180GBのメモリを必要とするワークロードは、使用率のしきい値が90%に設定されている場合、200GBのメモリを持つサーバに統合できます。しかし、メモリ使用率のしきい値が50%に設定されている場合、100GBのメモリのみが使用されるため、統合されるワークロードは少なくなります。

    使用率のしきい値は、最初は上記の表に一覧表示されたデフォルトに設定されていますが、特定のニーズに合わせてカスタマイズできます。

  5. OK]をクリックします。

6.3.3 サーバテンプレートをコピーします。

  1. Consolidation[Consolidation]ボタン、[Server Templates[Server Templates]アイコンの順にクリックします。

    [Server Template Manager]ダイアログボックスが表示されます。

  2. 次のいずれかを実行します:

    • コピーするサーバテンプレートを選択し、[Copy Server Template]アイコンをクリックします。

    • コピーするサーバテンプレートを右クリックし、[Copy Server Template]アイコンCopy]をクリックします。

    [New Server Template]ダイアログボックスに、テンプレート情報が入力されて表示されます。

  3. テンプレートの名前を変更し、他の必要な修正を行います。

  4. OK]をクリックします。

    テンプレートがコピーされ、[Server Template Manager]のリストに表示されます。