7.4 チャージバックレポーティング

[Report Explorer]ウィンドウ内のチャージバックノードの下にあるコスト割り当てレポートを使用して、特定の期間に対するチャージバック値を計算し、チャージバックのデータを含むレポートを生成します。「チャージバック」レポートには、「インベントリ」レポートで使用可能なカラムに加え、マシンにアタッチされているレイター、それらのタイプ、計算済みのコスト、および説明を含めることができます。

7.4.1 ITチャージバックコストを計算するレポートの生成

特定の事業部向けのITチャージバックコストを計算するレポートを生成するには、[Chargeback - Calculated Cost]カラムがレポートに含まれていることを確認します。[Create View]ダイアログボックスの[Groups]タブで、[Machine - Department]や[Machine - Billing Code]などのカラム別のグループを作成します。

生成されたレポートには、すべての部門、請求コード、またはグループ化に使用されるその他のカラムの合計チャージバックコストが含まれます。

レポートの生成に関する詳細については、セクション 5.0, チャートとレポートの生成および表示を参照してください。

7.4.2 計算済みコストの生成

「コスト割り当て」レポート内の[Calculated Cost]に対する値は、マシンがアタッチされているレイターおよび指定された期間に基づいて生成されます。

図 7-1 レイターのサンプル

前述のレイターにアタッチされているマシンは、1MHzのプロセッサ使用量につき毎週1.00ドル課金されます。

このマシンについてコスト割り当てレポートが実行されると、PlateSpin Reconは、レポート内で週ごとのその週のプロセッサの使用量の合計を計算し、その値にレイターで指定された料金を掛けます。次の図は、プロセッサ使用量チャートのサンプルと、結果の「チャージバックコスト割り当て」レポートを示しています。

図 7-2 チャートのサンプルとそれに関連する「チャージバック」レポート

4つのデータポイントが合計されて単位コストが掛け合わされることで、計算済みコストが生成されます。この計算の値とレポートに示されている値がわずかに異なるのは、チャートの値が小数点以下1桁に四捨五入されているためです。この例では、次のようになります:

  • (75.8 + 137.2 + 165.4 + 97.2) * 1.00 = 475.6