ZENツールは、ZENworks管理デーモン(zmd)のフロントエンドとしての役割を果たし、ソフトウェアのインストールと削除、セキュリティアップデートの適用、およびサービスとカタログの管理などを簡単に行うことができます。
Linuxシステムのパッケージを管理するには、root権限が必要です。ZENツールとrugには、独自の管理システムがあり、これを使ってユーザはソフトウェアアップデートをインストールすることができます。ZENツールで特別な権限を必要とする操作を実行しようとすると、最初はrootパスワードの入力が要求されます。パスワードが確認されると、ZENツールはそのユーザのアカウントにアップデートパーミッションを与えて、ユーザ管理システムに登録します。これらの設定を確認、変更するには、ユーザ管理コマンドrugを使用します「(セクション 8.14.4, rug User Management,
(↑ Deployment Guide )」を参照)。
Software Updaterは、通知領域(GNOME)またはパネルのシステムトレイ(KDE)に、地球儀のアイコンで表示されます。ネットワークリンクの可用状況、および新しいアップデートの利用可否に応じて、このアイコンの色は変化します。Software Updaterは、1日1回システムに適用できるアップデートがあるかどうかを自動的にチェックします(手動チェックする場合は、アプリケーションアイコンを右クリックしてをクリックしてください)。利用できるアップデートがあった場合は、パネル内のSoftware Updaterアプレットが地球儀の形から、オレンジ色の背景の感嘆符に変わります。
パネルのアイコンを左クリックすると、アップデートウィンドウが表示されます。利用できるパッチと新しいバージョンのパッケージが表示されます。各項目には簡単な説明と、カテゴリアイコン(ある場合)が表示されます。セキュリティパッチには、黄色の盾の形をしたマークが付けられます。オプションのパッチには、青い丸の形をしたマークが付けられます。推奨するパッチには、アイコンがありません。一番最初にセキュリティパッチ、次に推奨するパッチ、オプションパッチ、そして最後に新しいバージョンのパッケージの順に表示されます。表示するパッケージをフィルタリングするには、、、およびを使用します。
メモ: パッケージとパッチ
Novellから公式にリリースされたアップデートは、として表示されます。他のソースから提供された新しいバージョンのパッケージは、として表示されます。
特定のエントリに関する詳細を表示するには、エントリを選択してからリストウィンドウの下にあるリンクをクリックします。インストールする項目を選択するには、該当する項目のチェックボックスを選択します。すべてのパッチを選択、または選択解除する場合は、またはリンクを使用します。をクリックすると、選択したプログラムがインストールされます。
図 1-20 ソフトウェアアップデートの選択
ソフトウェアパッケージをインストールするには、メニューからを選択するか、またはzen-installerを実行します。インタフェースは、Software Updaterとほとんど同じです(セクション 1.16.2, ソフトウェアアップデートの入手とインストールを参照)。ただし、パッケージを検索したり、リストのフィルタリングを行う検索パネルのみが異なっています。インストールするパッケージのチェックボックスを選択して、を選択すると、パッケージのインストールが開始されます。他のパッケージとの依存関係は、自動的に解決されます。
ソフトウェアパッケージをアンインストールするには、メニューからを選択するか、またはzen-removerを実行します。リストに表示するパッケージを絞り込むには、(製品を完全にアンインストール)、(パターンの詳細は、「Installing and Removing Patterns,
(↑ Deployment Guide )」を参照)、、の各リンクを使用します。削除する項目のチェックボックスを選択して、をクリックすると、パッケージのアンインストールが開始されます。選択したパッケージに依存する他のパッケージがある場合、それらのパッケージも削除されます。これらのパッケージを削除することを確認する必要があります。確認のダイアログでをクリックすると、アンインストールされるパッケージはありません。
ZENツールを設定するには、アプリケーションウィンドウでをクリックします。ウィンドウに、、およびの3種類のタブが表示されます。
サービスは、ソフトウェアパッケージとその情報を提供する基本的なソースです。各サービスは、1つまたは複数のカタログを提供することができます。
[サービス]タブには、利用できるすべてのサービスと、そのタイプ、ステータス情報が表示されます(後の2つの情報が見えない場合は、ウィンドウサイズを調整してください)。サービスを追加、削除するには、またはを使用します。次のサービスタイプを利用できます。
パッケージデータにRPM-MD形式を使用するHTTP、HTTPS、またはFTPサーバ。
ZYPPサービスは、YaSTインストールソースで、YaSTからの順に選択して追加できます。 インストールソースを追加するには、Software UpdaterまたはYaSTを使用します。最初にインストールしたソース(通常はDVDまたはCD ROMから)が、事前に設定されています。このソースを変更または削除した場合は、それを他の有効なソース(ZYPPサービス)に変更してください。そうしないと、新しいソフトウェアをインストールできません。
メモ: 用語
「YaSTインストールソース」、「YaSTパッケージリポジトリ」、および「ZYPPサービス」は同じで、ここからソフトウェアをインストールできます。
により、コンピュータにマウントされているディレクトリを組み込むことができます。この機能は、たとえば、定期的にNovell YUMサーバのミラーリングを行い、その内容をローカルネットワークにエクスポートするようなネットワーク環境で役立ちます。ディレクトリを追加するには、にディレクトリへのフルパスを入力してください。
NUはNovell Updateを意味しています。Novellは、SUSE Linux Enterpriseのアップデートを、NUサービスとして提供しています。インストール時にアップデートを設定している場合、リストには公式のNovell NUサーバが表示されます。
インストール時にアップデート設定をスキップした場合は、コマンドラインからsuse_registerを実行するか、またはrootユーザとしてYaSTでを選択してください。Novell UpdateサーバがSoftware Updaterに自動的に追加されます。
Opencarpet、Red Carpet Enterprise、またはZENworksサービスは、内部ネットワーク内でこれらのサービスが設定されている場合にのみ利用できます。たとえば、所属組織が単一のサーバからアップデートを配布するサードパーティ製のソフトウェアを利用している場合、これらのサービスは利用できません。
SUSE Linux Enterpriseをインストールすると、2種類のサービスが事前設定されます。ZYPPサービスとしてのインストールソース(DVD、CD-ROM、またはネットワークリソース)、およびサービスとしてのSUSE Linux Enterpriseアップデートサーバ(製品登録時に追加される)です。通常、これらの設定を変更する必要はありません。サービスが表示されない場合は、rootシェルを開いて、suse_registerコマンドを実行してください。サービスが自動的に追加されます。
サービスは、異なるバージョンのさまざまなソフトウェアに対するパッケージを提供できます(一般的にはRCEまたはZENworksサービスが提供します)。これらのパッケージは、カタログと呼ばれるカテゴリ別に分類されています。カタログに登録または登録解除するには、該当するカタログの隣にあるチェックボックスを選択または選択解除してください。
現時点では、SUSE Linuxサービス(YUMとZYPP)で、異なるカタログは提供していません。各サービスとも1つのカタログしかありません。インストール時、またはsuse_registerでSoftware Updaterを設定した場合は、自動的にYUMおよびZYPPカタログに登録されます。 手作業でサービスを追加した場合は、カタログを自分で登録する必要があります。
警告: カタログからの登録解除
カタログからパッケージをインストールするには、このカタログに登録していなければなりません。登録を解除した場合、アップデートウィンドウには引き続きこのカタログからのパッケージが表示されますが、それらをインストールすることはできません。
タブで、Software Updaterを起動時に開始するかどうかを指定します。rootユーザは、Software Updaterの設定を変更することもできます。権限のないユーザは、設定を表示することしかできません。設定に関する説明は、rugのマニュアルページを参照してください。