2.2 ZENworks Configuration Management

2.2.1 IPv6のサポート

ZENworks 2017 Update 1では、通信のプロトコルとしてIPv6を使用するようにZENworksを設定できます。これには、L4スイッチ設定のサポートが含まれます。

詳細については、『ZENworks 2017 Update 2 IPv6 Reference』を参照してください。

メモ:ZENworksプライマリサーバでは、IPv4とIPv6の両方を有効にする必要があります。ただし、サテライトサーバと管理対象デバイスは、IPv4、IPv6、または両方を有効にすることができます。

2.2.2 モバイル管理

モバイル管理には、次の新機能と拡張機能が含まれています。

    • Appleのデバイス登録プログラムのサポート: ZENworksでは、複数の企業所有のiOSデバイスを簡単に展開するためにApple Device Enrollment Program (DEP)をサポートしています。

      このプログラムの主な特徴は次のとおりです。

      • ZENworksへのデバイスのゼロタッチ登録

      • デバイスのワイヤレス監視

      • デバイスの強制的な登録

      • デバイス上でMDMプロファイルをロックする機能

      • 合理化されたセットアッププロセス

      Apple Device Enrollment Programの詳細については、『ZENworks 2017 Mobile Managementリファレンス』の「Integrating with Apple Device Enrollment Program」を参照してください。

    • 監視対象iOSデバイスの登録と追加の制限の組み込み: このリリースでは、ZENworksは、Apple Device Enrollment ProgramまたはApple Configuratorを使用した監視モードでのiOSデバイスの登録をサポートしています。

      これらの監視対象デバイスに制限を適用するために、デバイス制御ポリシーに追加の設定が導入されました。

      監視対象iOSデバイスの登録の詳細については、『ZENworks 2017 Mobile Managementリファレンス』の「Enrolling a Device」を参照してください。

      モバイルデバイス制御ポリシーの設定の詳細については、『ZENworks 2017 Mobile Managementリファレンス』の「Securing a Device」を参照してください。

    • Firebase Cloud Messagingを使用したメッセージング: Google Cloud Messaging (GCM)サービスからFirebase Cloud Messaging (FCM)サービスに移行できるようになりました。

      Firebase Cloud Messagingの詳細については、『ZENworks 2017 Mobile Managementリファレンス』の「Enabling Push Notifications」を参照してください。

    • アプリパラメータの設定: ZENworksでは、キーと値のペアを指定するか、アプリのベンダから取得した設定ファイルをアップロードすることで、iOSデバイス用にサポートされているアプリを事前に設定できます。

      アプリパラメータの設定の詳細については、『ZENworks 2017 Mobile Managementリファレンス』の「Specifying App Configuration Parameters」を参照してください。

    • MDMサーバ用のHTTPプロキシサーバの設定: MDMサーバがプロキシサーバを介してインターネットに接続できるように、HTTPプロキシサーバを定義できるようになりました。これらのプロキシサーバは、MDMサーバがAPNサーバ、GCMサーバ、および管理対象モバイルデバイスに接続するために使用されます。

      HTTPプロキシサーバの設定の詳細については、『ZENworks 2017 Mobile Managementリファレンス』の「Configuring a Proxy Server」を参照してください。

    • 電子メール通知の言語サポート: このリリースでは、モバイルデバイスに送信される電子メール通知の多言語サポートが利用可能になりました。Mobile Enrollment Policyでは、これらの通知を送信する言語を指定できます。また、希望の言語で電子メールメッセージを編集することもできます。

      電子メール通知の詳細については、『ZENworks 2017 Mobile Managementリファレンス』の「Managing Email Notifications」を参照してください。

    • ユーザソースでのActiveSyncログオン属性の設定: ZENworksでは、デバイス上の電子メールを同期しながら、ActiveSync Serverへの認証に使用されるユーザソース(LDAPディレクトリ)属性を編集できるようになりました。

      メモ:ZENworks 2017 Update 1にアップデートした後、ZENworks 2017の既存のユーザは、ZENworksが引き続き電子メールを登録済みデバイスに中継するよう、ユーザソースに適切なActiveSyncログオン属性が設定されていることを確認する必要があります。

      ActiveSyncログオン属性の詳細については、『ZENworks 2017 Mobile Managementリファレンス』の「Configuring the Attribute for ActiveSync Server Authentication」を参照してください。

2.2.3 ZENworksアプリケーション(ZAPP)

(試験的なサポート) ZENworks Application (ZAPP)を使用すると、バンドルをデスクトップ、タスクバー、およびスタートメニューのタイルにピン留めおよびピン留め解除できるようになりました。

詳細については、『ZENworks Application 2017 Update 2』を参照してください。

2.2.4 システム更新

システム更新の強化により、以下のことが可能になります。

  • ゾーン内の展開ステータスを表示する: ゾーンにシステム更新を展開した後、https://<host_name>:7444/systemupdate/sustatusを使用して、プライマリサーバの展開ステータスを表示できます。フィルタオプションを使用すると、ビルドバージョンと展開ステータスに基づいて、表示される結果の数を制限できます。

  • デバイス別の展開ステータスを表示する: 新しい検索機能を使用すると、デバイス名、デバイスタイプ、およびステータスに基づいて、展開ステータスの結果を絞り込むことができます。

詳細については、『ZENworks System Updates Reference』を参照してください。

2.2.5 バンドルライセンスの追跡

ZENworksのバンドルライセンスの追跡機能を使用すると、インベントリ製品のインストール数をバンドルを通じて追跡できます。

バンドルライセンスの追跡の詳細については、『ZENworksソフトウェア配布リファレンス』の「License Tracking」を参照してください。

2.2.6 Setup Store

Setup Storeサーバは、テクノロジパートナーであるROVABU Software BVが提供しているSetup Commander Service Editionに基づいたサードパーティ製品です。

Setup Storeサーバを実行する前提条件として、Microsoft .NET Framework 3.5および4.0、Microsoft IIS、ASP.NET 4.6が動作するWindows 7、Windows 10、Windows Server 2008 R2、2012、または2016が必要です。