1.2 ZENworks Configuration Management

Android仕事用管理デバイスのFactory Reset Protection このリリースでは、ZENworksでユーザが設定から仕事用管理デバイスを出荷時設定にリセットするのを防止できます。ブートローダまたはfastbootなどからの認証されていない出荷時設定リセットの場合は、認証する必要のある1つ以上の企業アカウントロック解除のホワイトリストを作成してからデバイスのセットアップを続行することもできます。

Androidバンドルの追加情報: ［Android Bundles Summary (Androidバンドルの概要)］ページ内の［アプリの詳細］セクションは、アプリバージョンとトラック、および最終発行日など、追加情報を含むように拡張されました。

デバイス概要の追加情報: Androidデバイスの［デバイス情報］ページに、デバイスに適用されるセキュリティパッチレベルなどの追加のソフトウェア詳細が含まれるようになりました。この情報は、生成されたモバイルインベントリレポートにも表示できます。

デバイス管理者APIの非推奨: このリリースでは、ZENworksはAndroidデバイスに対してデバイス管理者APIを使用する基本モードの登録のサポートを停止しました。これは、Android Pリリースからデバイス管理者APIを非推奨にするというGoogleによる通知が行われてから実行されます。ZENworksは、Androidデバイスの2つの登録方法(仕事用プロファイルモードと仕事用管理デバイスモード)をサポートするようになりました。

Androidモバイルデバイスの再起動: 既存の再起動/シャットダウンクイックタスクを使用して、Android仕事用管理デバイスを再起動できるようになりました。

ダイレクトブートのサポート: このリリースでは、ZENworksはAndroid 7.0+デバイスのダイレクトブートをサポートしています。この機能は、デバイスのロックを解除する前でも、ZENworks AgentがAndroidデバイスで常にアクティブになるようにします。管理者は、デバイスのロックを解除していない場合でも、コンプライアンスポリシーなどのポリシーの適用、仕事用プロファイルの削除、デバイスの工場出荷時設定へのリセットなどを行えます。

iOSエンタープライズアプリの配布: 既存のバンドル機能を使用して、ZENworksでは配布用に公開されないカスタム社内用アプリをiOSデバイスに配布できるようになりました。

バンドルを使用したWi-Fi設定の配布: この機能により、管理者はユーザのデバイス上にWi-Fiプロファイルバンドルを作成および展開できるようになり、これにより、ユーザは指定されたwi-fi設定を使用してデバイスを企業ネットワークに接続できます。この機能は、AndroidとiOSデバイスの両方で使用できます。

Office 365 Androidアプリ保護ポリシー: ZENworksでは、デバイスを登録しなくても、Intune SDKを使って構築されたAndroidアプリ(Microsoft Office 365アプリなど)を保護することができます。

ZENworksとAzure間の同期: この機能により、管理者はZENworks Intuneアプリ保護ポリシーをMicrosoft Azureと同期するようにスケジュールを設定できます。

新しいAndroidの制限のサポート: Androidの制限のリストがAndroid仕事用プロファイルおよび仕事用管理デバイスの両方(Android Pデバイスを含む)に対して大幅に拡張されました。これらの制限には、デバイスキーガード機能の有効化、物理的な外部メディアのマウント、NFCビームを使用したデータの共有、OSアップデートの制限などの設定が含まれます。

新しいiOS 12の制限とDEP設定のサポート:

Android 8.0+デバイスでのパスワードのリモートリセット: デバイスのロック解除クイックタスクでは、ユーザがデバイスの既存のパスワードを忘れた場合に、Android 8.0+デバイスでのパスワードのリモートリセット、および新しいパスワードの設定を行うことができます。

QRコードを使用したZENworksアプリでの資格情報の自動入力: ZENworksアプリログイン画面が拡張され、ユーザがQRコードをスキャンしてログイン資格情報を自動的に入力できるアイコンを含むようになりました。このアイコンをタップすると、ユーザは受領した招待レター内に埋め込まれたQRコードをスキャンする必要があり、その後ユーザはアプリにリダイレクトされ、ログイン資格情報(パスワードは含まない)が自動的に入力されます。

Intuneアプリ保護デバイスのデバイスのワイプアクションの監査: 管理者はユーザがIntuneアプリワイプアクションの開始を監査する変更イベントを設定できるようになりました。

アプリカタログページの更新: アプリカタログページにiOSアプリバンドルおよびiOSエンタープライズアプリを使用して作成されるアプリが含まれるようになりました。