A.0 トラブルシューティング

以降のセクションでは、ZENworks Applianceの展開時および設定時に遭遇する可能性がある問題の解決策を提供します。

システム更新がWindows 10デバイスで失敗する

ソース: ZENworks 2020
説明: Windows 10 64-bitデバイス上でZENworks 2020 Update 1を展開すると、システム更新が失敗する場合があります。
アクション: 更新が失敗したデバイスで更新を再展開します。

ローカルSMTを使用するとオンラインアップデートの登録が失敗する

ソース: ZENworks 2020
説明: アプライアンスコンソールで、ローカルSMTを使用してオンラインアップデートを登録できません。
アクション: ローカルSMTを使用してオンラインアップデートを登録するには、次の手順を実行します。
  1. アプライアンスデバイスで、ターミナルからYaSTを開き、ソフトウェア>Product Registration (製品登録)>Register system via local SMT server (ローカルSMTサーバを介してシステムを登録する)の順に移動します。

  2. ローカルSMTサーバのホスト名を指定します。

  3. 登録後、アプライアンスコンソールに移動して、[オンラインアップデート]をクリックします。

    使用可能なパッチが[オンラインアップデート]ページに一覧表示されます。

ディスク容量が不十分なため、アプライアンスのマイグレーションが失敗する

ソース: ZENworks 2020
説明: ZENworks 2017からZENworks 2020へのアプライアンスのマイグレーションが失敗し、zcmMigration.log (/tmp/zcmMigration.log)ファイルに「デバイスに空き領域ない」というメッセージが記録されます。
アクション: ZENworks 2017アプライアンスで、アプライアンスのマイグレーションを開始する前に、/vastorage/var/opt/novell/zenworks/の場所にあるデータベースフォルダの名前をdatabase.oldに変更し、新しいZENworks 2020アプライアンスを展開して、マイグレーションを再起動します。

メモ:フォルダの名前を変更し、新しいZENworks 2020アプライアンスを展開して、ディスクをZENworks 2020アプライアンスに接続してください。

Proxy DHCP ServiceがZENworksアプライアンスに一覧表示されない

ソース: ZENworks 2020
説明: ZENworksアプライアンスを2017 Update 1、Update 2から2017 Update 3にアップデートする場合、Proxy DHCP Serviceはアプライアンス管理者コンソールの[System Services (システムサービス)]ページに一覧表示されません。
アクション: Proxy DHCP Serviceを管理するには、次を実行します。

サービスを自動または手動として設定するか、サービスのステータスを確認するには、アプライアンスのコマンドプロンプトから、関連するコマンドを実行します。

  • 自動 : systemctl enable novell-proxydhcp.service

  • 手動 : systemctl disable novell-proxydhcp.service

  • ステータス : systemctl status novell-proxydhcp.service

Citrix XenServerでマウスが検出されない、または機能しない

ソース: ZENworks Appliance
説明: ZENworks Appliance OVAファイルをCitirx XenServerに展開すると、展開後、マウスが検出されなかったり、機能しない場合があります。
アクション: Citrix XenCenterコンソールで、SaX2 -r -aコマンドを実行します。

アプライアンスのアップグレード後にZCCページをロードする際の不整合

説明: アプライアンスを11.4.xから2017、または2017から2017 Update 1に移行した後で、ZCCページをロードする際に不整合が発生する場合があります。
アクション: アプライアンスのマイグレーション後に、次の手順を実行して、重複するJARファイルを削除します。
  1. 次の場所からスクリプトをダウンロードします。

    http://download.novell.com/Download?buildid=jAnf_zg970s~

  2. 移行されたZENworks 2017アプライアンスシステムにスクリプトをコピーし、ルートユーザとして実行します。

  3. 次のコマンドを実行して、スクリプトファイルに対して実行許可を割り当てます。

    chmod +x mvOldJars.sh.

  4. 次のコマンドを実行して、スクリプトを実行します。

    ./mvOldJars.sh

  5. 次のコマンドを使用して、ZENworksサービスを再起動します。

    novell-zenworks-configure -c Restart