2.5 インストール後のタスク

2.5.1 廃止されたデバイスからアーカイブされたデータの復元

廃止されたデバイスからバックアップされたデータを復元するには、次のコマンドを使用します。

zman rpld <source_ folder>

saveおよびrestoreコマンドの詳細については、「レポートコマンド」(『ZENworks 11 SP2 コマンドラインユーティリティリファレンス』)を参照してください。

2.5.2 廃止されたZENworks Reporting Serverのアンインストール

廃止されたZENworks Reporting Serverをアンインストールするには、ZENworks Reporting Serverアンインストーラを使用します。

ZENworks Reporting Serverのアンインストール方法の詳細については、セクション 3.0, ZENworks Reporting Serverのアンインストールを参照してください。

2.5.3 不要なポートを閉じる

ZENworks 11 SP2 Reporting Serverをインストールした後で、次のポートを閉じることができます。

  • non-SSL port - 8080

  • shutdown port - 8006

メモ:これらのポートは、ZENworks 11 SP2 Reporting Serverをインストールするときに開かれます。しかし、これらのポートは、ZENworks Reporting Serverが適切に機能するために必要なものではありません。

2.5.4 Apache Tomcatのアップグレード

ZENworks Reporting Serverでは、BusinessObjects Enterpriseに添付されているバージョンのApache Tomcatを使用します。デフォルトバージョンは、Tomcat 5.5.20です。

現バージョンのTomcatに既存の脆弱性があり、最新のパッチ(Tomcat 5.5.x)にアップグレードする場合は、以下の手順を実行します。

  1. BusinessObjects Windows Central Configuration ManagementでTomcatを停止し、Windowsタスクマネージャで、Tomcat 5.5プロセスが実行されていないことを確認します。

  2. C:\Program Files\Business Objects\Tomcat55C:\Program Files\Business Objects\Tomcat55.bakに名前変更します。

  3. Apache WebサイトのTomcat 5.5.xコアのzipファイルをC:\Program Files\Business Objects\にダウンロードします。

  4. zipファイルをC:\Program Files\Business Objects\Tomcat55に圧縮解除します。

    このファイルが圧縮解除されると、apache-tomcat-5.5.xという名前の新しいフォルダが作成されます。

  5. apache-tomcat-5.5.xフォルダをTomcat55に名前変更します。

  6. Windowsコマンド(DOS)プロンプトを開き、ディレクトリをC:\Program Files\Business Objects\deploymentに変更します。

  7. コマンドプロンプトで、wdeploy.bat tomcat55 deployallを実行します。

    このコマンドにより、すべてのWebアプリケーションが新しいTomcatに展開され、最後に「Build Successful (ビルドに成功しました)」というメッセージが表示されます。

  8. Windows Central Configuration ManagerからTomcatを開始します。

  9. ZENworks Reporting Server InfoViewをテストします。