第4章

SilverCmdリファレンス

この章では、Novell exteNd Application Serverで使用できるSilverCmdコマンドについて説明します。SilverCmdの実行方法と各コマンドに関連付けられているセキュリティと認証の問題、さらにその目的、構文、および引数について説明します。この章の節は次のとおりです。

 
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コマンドロケータ

コマンドをクリックすると詳細な情報が表示されます。

コマンド

説明

AddCP

アプリケーションサーバに1つの接続プールを追加します。

AddDatabase

推奨されません。指定されたアプリケーションサーバに1つのデータベースを登録します。

ClearDefaultURL

データベースまたはサーバのデフォルトURLをクリアします。

ClearLog

HTTPログ、エラーログ、またはトレースログからレコードをクリアします。

DeleteURL

指定しれたURLのディレクトリを削除します。

DeployCAR

J2EEと互換性のあるCAR (Client Application Archive)をアプリケーションサーバに展開します。

DeployEAR

J2EEと互換性のあるEAR (Enterprise Application Archive)をアプリケーションサーバに展開します。

DeployEJB

J2EEと互換性のあるEJB (Enterprise JavaBean Archive)をアプリケーションサーバに展開します。

DeployRAR

J2EEと互換性のあるRAR (Resource Adapter Archive )をアプリケーションサーバに展開します。

DeployWAR

J2EEと互換性のあるWAR (Web Archive)をアプリケーションサーバに展開します。

GetConsole

サーバコンソールの出力をローカル端末にリダイレクトします。

GetDefaultURL

データベースまたはサーバのデフォルトURLを表示します。

LdapProvider

サーバに設定されているLADPプロバイダを追加、削除、またはリストします。

ListCP

サーバ上のアクティブな接続プールをリストします。

ModifyCP

接続プールの一連の設定プロパティを変更します。

Prefs

初期設定ファイルのさまざまなコンパイラ設定を更新します。

PrintLog

HTTPログ、エラーログ、またはトレースログのレコードを表示します。

QueryCP

接続プールの設定プロパティを表示します。

RemoveCP

サーバから1つの接続プールを削除します。

RemoveDatabase

推奨されません。サーバのアクセス可能なデータベースのリストから1つの展開データベースを削除します。

ServerState

サーバが実行中かどうかをテストするか、またはサーバをシャットダウンします。

SetDefaultURL

データベースまたはサーバのデフォルトURLを設定します。

SetSecurity

アプリケーションオブジェクトに対して、読み込み、書き込み、保護、選択、および実行セキュリティを設定します。

SetUserGroupInfo

Silver Securityのユーザおよびグループに対してプロパティを作成、削除、および設定します。

Undeploy

J2EEアーカイブタイプEAR、EJB、CAR、RAR、またはWARの展開を解除します。

ValidateEAR

EAR内部の展開記述子を検証します。

ValidateEJB

EJBアーカイブが正しいかどうかを検証します。

 
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SilverCmdについて

SilverCmdでは、コマンドラインから操作を実行する方法が提供されています。SilverCmdを使用すると、アプリケーションサーバの管理に関連する多数のタスクを自動化できます。

独立ポート   SilverCmdはHTTP(S)プロトコルを使用してアプリケーションサーバと通信します。アプリケーションサーバでは、異なるタイプのユーザおよび操作に対して独立したランタイムおよび管理ポートを定義できます。一部のコマンドでは、「管理」ポートの設定が必要です。不適切なポートを指定すると、セキュリティエラーコードが発生する場合があります。必要に応じて、各コマンドのリファレンスセクションに、指定が必要なポートのタイプがリストされてます。

For more information    独立ポートの使用の詳細については、『管理者用ガイド』のサーバの実行に関する章を参照してください。

 
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SilverCmdの実行

SilverCmdは、サーバの\binディレクトリに存在します。SilverCmdを頻繁に使用する場合は、利便性の点からサーバの\binディレクトリをシステムパスに追加することをお勧めします。

認証

サーバが制限された環境で実行されている場合は、サーバにアクセスするコマンドを実行するために、-Uおよび-Pオプションを使用して自分自身を認証する必要があります。

コマンドプロンプトからのSilverCmdの実行

コマンドプロンプトからSilverCmdを実行するには、次の構文を使用します。

  SilverCmd command arguments

コマンドの「リスト」を表示するには、次のように入力します。

  SilverCmd -?

または

  SilverCmd -h

特定のコマンドの「使用方法」を表示するには、次のように入力します。

  SilverCmd command -?

通常は、SilverCmdでエラーが発生すると、実行が停止され、エラーを説明する詳細なエラーメッセージが生成され、コマンドプロンプトのウィンドウにメッセージが表示されます。-iを指定すると、SilverCmdはエラーを無視して処理を続行します。-iオプションの使用方法は次のとおりです。

  SilverCmd command -i

セキュリティ

高いレベルのセキュリティが必要な場合は、SilverCmdとアプリケーションサーバ間の通信プロトコルとして、HTTPの代わりにHTTPSを使用できます。

HTTPSを指定するには、サーバおよびポートの引数を指定する際にプロトコルとポート番号を含める必要があります。たとえば、HTTPSを使用してEJBを展開するには、次に示すようにHTTPSとポート443の両方を指定します。

  SilverCMD deployEJB HTTPS://localhost:443 myDB myEJB.jar -f EJB_depl_plan.xml

次に示すように、ポートだけを指定することはできません

  SilverCMD deployEJB localhost:443 myDB myEJB.jar -f EJB_depl_plan.xml

次に示すように、HTTPSポートとともにHTTPを指定することはできません

  SilverCMD deployEJB HTTP://localhost:443 DB EJB.jar -f EJB_depl_plan.xml

HTTPSとポート番号を指定しないと、SilverCmdは、HTTPポートに展開するものと想定し、ソケットのタイムアウトが発生するまでコマンドがブロックされます。

実行モードでのSilverCmdの実行

ファイルから1つまたは複数のSilverCmdを実行できます。これは、「実行モード」と呼ばれています。実行モードで実行するには、次の構文を使用します。

  SilverCmd Execute command-file

ファイルへのメッセージのログ記録

デフォルトでは、SilverCmdは情報メッセージ、警告、およびエラーをコマンドウィンドウにログ出力します。次のように、標準のリダイレクト記号(>)を使用して、メッセージをファイルに書き込むことができます。

  SilverCmd Execute command-file -i > SilverCmd.log

展開時に一時ファイルに書き込むための許可

SilverCmd展開コマンド(DeployEARなど)は、ディスク上に一時ファイルを生成します。HOME環境変数を定義していない場合、これらの一時ファイルはサーバのインストールディレクトリに作成されます。HOME環境変数が定義されている場合、一時ファイルは%HOME%\.appsrvに作成されます。したがって、HOME環境変数が定義されている場合は、正しく展開が行われるよう、アクセスおよび書き込みが可能な場所を指す必要があります。

 
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入力ファイルへの値の指定と展開計画

一部のコマンドでは、入力ファイルまたは展開計画(-f オプションを使用して指定)が必須です。その他のコマンドでは-f オプションはオプションで、利便性のために提供されています。例は次のとおりです。

コマンド

説明

AddDatabase

入力ファイルで、データベース名、データベースタイプ、ユーザ名、パスワード、およびJDBCドライバを指定する必要があります。

Prefs

入力ファイルは必要ありません。コマンドラインで1つの初期設定ファイルを指定するか、または入力ファイルで複数の初期設定ファイルのリストを指定できます。

Undeploy

入力ファイルを取りません。入力ファイルを使用しようとすると、エラーメッセージが生成されます。

入力ファイルと展開計画の形式

入力ファイルと展開計画にはXML形式を使用し、DOCTYPEステートメントを含める必要があります。入力ファイルを作成するためにXMLの詳しい知識は必要ありません。exteNd Directorの展開計画エディタを使用して展開計画を作成できます。展開とは関係ない他のコマンドについては、XMLファイルのサンプルが用意されています。該当するサンプルから必要なDOCTYPEステートメントをコピーして、ユーザ独自のXML入力ファイルに貼り付けることができます。

サンプルファイル

場所

各入力ファイルまたは展開計画用のDTD

サーバの\Resources\DTDCatalogディレクトリ

各ファイルの「XMLサンプル

サーバの\samples\SilverCmdディレクトリ

サンプルおよびDTDの使用方法は、ファイル内で説明されています。最新の要件については、これらを参照してください。

コマンドラインと入力ファイル

コマンドライン、および入力ファイルまたは展開計画の両方で値を指定できるコマンドでは、コマンドラインで指定された値が入力ファイルの設定を上書きします。

 
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アルファベット順のコマンドのリスト

 
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AddCP

説明

サーバに接続プールを追加します。

サーバの許可

DTDおよびサンプル入力ファイル

サーバ環境設定の変更

なし

構文

  SilverCmd AddCP server[:port] poolName poolTypeFlag dataSourceOptions [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

server[:port]

ターゲットサーバの名前と管理ポートを指定します。

poolName

プールの論理名を指定します。

poolTypeFlag

作成するプールのタイプを指定します。値は次のとおりです。

-J - JDBC接続プールを作成します。

-C - コネクタ接続プールを作成します。

options

コマンドの実行条件を指定します。

すべてのプールタイプに対して有効なオプションは次のとおりです。

オプション

説明

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-A username および-W password

接続プールリソースマネージャによる認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

-m minconn

最小接続数。プールマネージャは、この最小トランザクション数を保持するよう試みます(これはソフト制限です)。

-t timeout

アイドルタイムアウト(秒単位)。デフォルトは60秒です。-1に設定すると、アイドルタイムアウトは無効になり、アイドル接続は閉じられません。

-U username および-P password

サーバ認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

-w timeout

接続待ちタイムアウト(秒)。デフォルトは30秒です。-1に設定すると、クライアントは、接続が使用可能になるまで待機する必要があります。

-v log level

ログレベルを指定します。ログレベルは次のとおりです。

  • 0 - ログは無効

  • 1 - ConnectionFactoryの基本的な操作と設定

  • 2 - レベル1 + 接続プールマネージャからの詳細な出力

  • 3 - レベル2 + 基礎となるJDBCドライバまたはコネクタリソースアダプタからの例外スタックトレースとログ情報

-N

このオプションを使用した場合、プールによって返される接続はXAトランザクションに登録されません。

-x max conn

プールで許可される最大接続数。デフォルトは10です。制限のないプールを作成するには-1を指定します。

-z

このオプションを使用すると、共有トランザクションの接続をより効率的に処理できます。

このオプションは、XA標準をサポートするドライバまたはRARの接続プールに対してのみ使用できます。ドライバまたはアダプタは、トランザクションからリソースをアクティブに登録解除したり、トランザクションにリソースを再登録したりすることができる必要があります。

用途

JDBC1.0接続プールの追加   JDBC1.0接続プールのデータソースを作成するには、JDBCドライバクラス名またはLDSキーのいずれかを指定できます。

JDBC1.0ドライバクラス名を指定するには、次のオプションを使用します。

オプション

説明

-d driver

JDBCドライバクラスの完全修飾名を指定します。

-j url

データベースに接続するためにドライバベンダによって定義されているJDBC URL文字列を指定します。

-a attributes

(オプション)ドライバ接続をカスタマイズするために使用できる、ベンダによって定義されている追加URL属性を指定します。例は次のとおりです。

  cache=100

LDSキー名を指定するには、次のオプションを使用します。

オプション

説明

-l lds key

LDSキーを指定します。

-j url

データベースに接続するためにドライバベンダによって定義されているJDBC URL文字列を指定します。

-a attributes

(オプション)ドライバ接続をカスタマイズするために使用できる、ベンダによって定義されている追加URL属性を指定します。例は次のとおりです。

  cache=100

JDBC2.0接続プールの追加   JDBC2.0接続プールのデータソースを作成するには、JDBC LDSキー、CPDSクラス名、またはXADSクラス名を指定できます。

LDSキーを指定するには、次のオプションを使用します。

オプション

説明

-l lds key

LDSキーを指定します。

-p properties

データソース設定プロパティを指定します。

これらのプロパティの形式は次のとおりです。

  name=value

たとえば、「name1=value1, name2=value2, name3=value3, . . .」のように指定します。

名前とプロパティの値については、ドライバのマニュアルを参照してください。

CPDSクラス名を指定するには、次のオプションを使用します。

オプション

説明

-k class name

ConnectionPoolDataSourceクラスの完全修飾名を指定します。

-p properties

データソース設定プロパティを指定します。

これらのプロパティの形式は次のとおりです。

  name=value

たとえば、「name1=value1, name2=value2, name3=value3, . . .」のように指定します。

名前とプロパティの値については、ドライバのマニュアルを参照してください。

XADSクラス名を指定するには、次のオプションを使用します。

オプション

説明

-k class name

XADataSourceクラスの完全修飾名を指定します。

-p properties

データソース設定プロパティを指定します。

これらのプロパティの形式は次のとおりです。

  name=value

たとえば、「name1=value1, name2=value2, name3=value3, . . .」のように指定します。

名前とプロパティの値については、ドライバのマニュアルを参照してください。

コネクタ接続プールの追加   コネクタ接続プールのデータソースを指定するには、次のオプションを使用します。

オプション

説明

-r adapter

リソースアダプタ名を指定します。

-p properties

ManagedConnectionFactoryのプロパティを次の形式を使用して指定します。

  name=value

たとえば、「name1=value1, name2=value2, name3=value3, . . .」のように指定します。

For more information    これらの値については、リソースアダプタのマニュアルを参照してください。

 
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AddDatabase

説明

推奨されません。指定されたサーバに1つのSQLデータベースを登録します。

サーバの許可

DTDおよびサンプル入力ファイル

サーバ環境設定の変更

DTD: add_database.dtd

サンプル: add_database_sample.xml

構文

  SilverCmd AddDatabase server[:port] -f file [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

server[:port]

ターゲットサーバの名前と管理ポートを指定します。

-f file

データベースと接続情報が含まれる入力ファイルを指定します。

-sも指定されている場合、XMLファイルには、システムテーブルが含まれるデータベースの接続情報を記述するSystem Tablesノードが含まれている必要があります。

options

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

定義

-s

システムテーブルを、追加するデータベースとは異なるデータベースに格納することを示します。

システムテーブルを異なるデータベースに格納する場合は、入力ファイルに、異なるデータベースのデータベース名と接続情報を指定するSystem Tablesノードが含まれている必要があります。

-U usernameおよび-Ppassword

サーバ認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

?

使用方法のメッセージを表示します。

用途

AddDatabase入力ファイル   AddDatabaseコマンドには入力ファイルが必要です。入力ファイルには次のエントリが含まれます。

エントリ

説明

Database name

データベースの完全修飾名を指定します。

UsernameおよびPassword

このデータベースにアクセスする際にサーバが使用するユーザアカウントを指定します。

指定するアカウントには読み込み/書き込み権が必要です。

Platform

データベースのベンダ名を指定します。たとえば、Oracle、DB2、またはSybase System 11を指定します。

For more information    詳細については、有効なデータベース接続タイプを参照してください。

Driver set

データベースのドライバタイプを指定します。

値を指定しない場合、各データベースでは、サーバが想定するデフォルトの接続タイプが使用されます。

データベースタイプ/接続タイプの値のリストにない値を使用する場合は、他のJDBC Driverと次の情報を指定する必要があります。

  • JDBCドライバの完全修飾パッケージ名

  • 指定されたデータベースに接続するための場所をドライバに通知するJDBC URL

  • URL属性(キャッシュサイズなどのプロパティが含まれます)

この構文はドライバによって異なります。

次のノードはオプションです。

エントリ

説明

Table list

サーバが使用できるようにする必要があるテーブルのサブセットを指定します。

テーブルリストには次の情報を含めることができます。

  • テーブル名のリスト(データベース内の名前と完全に一致する必要があります)

  • テーブル名パターンのリスト

    注記:   パターンを指定する場合、任意の数の文字に一致させる場合は%記号を、任意の1文字に一致させる場合は下線文字(_)を使用できます。

  • 名前とパターンの組み合わせ

System tables

追加するデータベースとは異なるデータベースにシステムテーブルを格納します。

このセクションには、システムテーブルを格納するデータベースのデータベース、ユーザ名、パスワード、データベースプラットフォーム、およびドライバセットまたはLDSキーの情報を含める必要があります。

このエントリは、コマンドラインで-s引数を指定した場合に必要です。それ以外の場合は無視されます。

有効なデータベース接続タイプ   データベースに接続するには、サーバは次のいずれが必要です。

サーバには、これらの値に解決される文字列が定義されています。サポートされている値の完全なリストについては、サーバの\samples\SilverCmdディレクトリにあるadd_database_sample.xmlを参照してください。

 
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ClearDefaultURL

説明

サーバまたはデータベースのデフォルトURLをクリアします。

サーバの許可

DTDおよびサンプル入力ファイル

サーバ環境設定の変更

なし

構文

  SilverCmd ClearDefaultURL server[:port] [database] [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

server[:port]

ターゲットサーバの名前と管理ポートを指定します。

database

クリアするデフォルトURLを使用するデータベースを指定します。データベースが指定されていない場合、ClearDefaultURLはサーバのデフォルトURLをクリアします。

options

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

定義

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-U usernameおよび-Ppassword

サーバ認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

 
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ClearLog

説明

HTTPログ、エラーログ、またはトレースログからレコードを削除します。ClearLogでは、サーバログ出力がデータベースとして指定されている(ファイル定義またはユーザ定義ではない)場合にのみレコードを削除できます。

For more information    SMCを使用したログ出力指定の詳細については、『管理者用ガイド』のサーバの実行に関する章を参照してください。

サーバの許可

DTDおよびサンプル入力ファイル

サーバ環境設定の変更

なし

構文

  SilverCmd ClearLog server:[port] logTypeFlags [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

server[:port]

ターゲットサーバの名前と管理ポートを指定します。

logTypeFlags

値は次のとおりです。

-E - 「エラーログ」からレコードを削除します。

-H - 「HTTPログ」からレコードを削除します。

-T - 「トレースログ」からレコードを削除します。

スペース区切りリストまたはコンマ区切りリストで自由に組み合せて指定できます。

options

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

定義

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-U usernameおよび-P password

サーバ認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

 
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DeleteURL

説明

指定されたURLのディレクトリを削除します。

このコマンドは、展開に失敗し、リソースがすでに存在するためサーバがコンテキストURLリソースを作成できないことを示すエラーメッセージが表示される場合に使用します。

これは、次のような場合に発生します。

myPortalディレクトリを削除しない限り、この展開は失敗します。

myProject/myPortalコンテキストパスを使用して展開できるようにするには、DeleteURLを使用してmyPortalディレクトリリソースを削除します。コマンドは、次のようになります。

  SilverCmd DeleteURL http://localhost/SilverMaster50/myProject/myPortal

DeleteURLが完了したら、myProject/myPortalコンテキストを使用して展開できます。

構文

  SilverCmd DeleteURL url [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

url

プロトコル、サーバ名、およびポートを含む、削除するリソースへの完全なURL。例は次のとおりです。

  http://localhost:80/SilverMaster50/myProject/MyPortal

このコマンドは、MyPortalリソースを削除します。

options

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

説明

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-U usernameおよび-P password

サーバ認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

 
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DeployCAR

説明

J2EE互換のアプリケーションクライアントアーカイブファイルを指定されたアプリケーションサーバに展開します。

サーバ上にオブジェクトが展開されると、アプリケーションクライアントはSilverJ2EEClientを使用してアクセスできます。すべてのアプリケーションコンポーネントは自動的にクライアント要求に対して使用可能になるため、サーバを再起動する必要はありません。

アーカイブファイルは、J2EE仕様に準拠している必要があり、Main-Classエントリが含まれるマニフェストファイルを含む必要があります。

-dオプションを指定しない場合、展開済みオブジェクトにはアーカイブと同じ名前がつけられます。

サーバの許可

DTDおよびサンプル入力ファイル

展開データベースのDeployed Objectsディレクトリへの書き込み

DTD: deploy_car.dtd

構文

  SilverCmd DeployCAR server[:port] database jarfile 
      [-f deployment_plan] [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

server[:port]

ターゲットサーバの名前と管理ポートを指定します。

database

ターゲットデータベースの名前を指定します。

jarfile

展開するClient Application Archiveの名前(およびパス)を指定します。

options

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

説明

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-d

展開済みオブジェクトの代替名を指定します。

このオプションは、複数の展開に同じクライアントアーカイブを使用する場合に使用します。

-f deployment plan

展開計画の名前(およびパス)を指定します。

このオプションが指定されていない場合、DeployCARは、デフォルトでCARのMETA-INF/appserver.xmlファイル内を検索します。

-o

同じ名前の既存の展開済みオブジェクトを上書きします。

-U usernameおよび-P password

サーバ認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

-v verbose-level

出力するメッセージのレベルを指定します。値は、デフォルトの0(メッセージなし)から5(最大のメッセージ)の範囲です。

 
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DeployEAR

説明

EAR (Enterprise Archive)をファイルを指定されたアプリケーションサーバに展開します。このコマンドを使用して、サポートされている任意のJ2EEバージョンのEARを展開できます。

DeployEARは、次のタスクを実行します。

  1. EARファイルを開いて、すべてのファイルをローカルの一時ディレクトリに抽出します。

  2. すべてのEJBを検証します。

  3. -oフラグが指定されている場合は、各DeployXXXコマンドに渡します。

構文

  SilverCmd DeployEAR server[:port] database [EARFile] 
     [-f deploymentPlan] [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

server[:port]

ターゲットサーバの名前と管理ポートを指定します。

database

ターゲットデータベースの名前を指定します。

EARFile

展開するEARファイルの名前とディスク上の場所を指定します。

この値は、展開計画でも指定できます(-fを使用して指定します)。両方にこの値が指定されている場合は、コマンドラインの値が使用されます。

-f deploymentPlan

XMLベース展開計画の名前とディスク上の場所を指定します。

このオプションが指定されていない場合、DeployEARは、デフォルトでEARのMETA-INF/appserver.xmlファイルを検索します。

For more information    このファイルの構造の詳細については、を参照してください。

options

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

説明

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-d

開発モードでの展開を指定します。

警告:    運用展開には使用しないでください。

このオプションが指定されている場合、DeployEARは、最後の展開以降にEAR内のモジュールが変更(または追加)されているかどうかを判別し、変更(または追加)されたモジュールのみを再展開します。

変更されたモジュールがEJBインタフェースの場合、DeployEARは次の処理を行います。

  • インタフェースの展開

  • スタブクラスの再生成

  • 再展開ではなく、新規のスタブクラスを使用してEAR内の他のモジュールを再パッケージ化してサーバにアップロード

注記:   展開計画または展開記述子内の変更は検出されません。これらのいずれかを変更した場合は、代わりに-mを使用してください。

-i

JSPページのコンパイル時のエラーを無視して、正しく作成されたJSPページを展開します。

-m modulename [,moduleName]

展開するモジュールの名前を指定します。単一のモジュール名、または複数のモジュールのコンマ区切りリストを指定できます。名前は、EARの展開記述子の<module>要素に対応します。

このオプションは、EARの1つまたは複数のモジュールを変更し、変更されたモジュールのみを展開する場合に役立ちます。すでに展開されているモジュールを更新する場合は、すでに展開されているモジュールが更新されたモジュールによって確実に上書きされるように、-oとともに-mオプションを使用してください。

-n

展開時にEJB検証をスキップするよう指定します。このオプションが指定されてない場合は、EARが展開される前にSilverCmd ValidateEJBが実行されます。

-o

展開済みのオブジェクト(または1.2展開の場合のみremoteJarオブジェクト)がすでにサーバ上に存在する場合、このフラグが指定されていると、オブジェクトは強制的に上書きされます。

-t

Latin-1以外の文字セットを使用するJSPページをデバッグするために使用します。このオプションが指定されている場合、JSPコンパイラは、追加のJavaファイルを拡張子-localでコンパイラキャッシュに出力します(たとえば、date_jsp_xxxxxxxxxxx.javaとともに、date_jsp_xxxxxxxxxxx-local.javaが出力されます)。-localが付いたファイルのバージョンの文字セットは、UTF-8ではなく、コンピュータのローカル文字セットです。

デフォルトでは、これらのファイルは、compilecache/server/database/temp/sources//archive/com/sssw/gen/jspsに存在します。

-U usernameおよび-P password

サーバ認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

-v verbose-level

SilverCmdコンソールウィンドウに書き込むメッセージのレベル。値は、デフォルトの0 (メッセージなし)から5 (最大のメッセージ)の範囲です。

 
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DeployEJB

説明

指定されたサーバにEJB JARを展開します。

DeployEJBは、次のタスクを実行します。

構文

  SilverCmd DeployEJB server[:port] database [EJBFile] [-f deploymentPlan] [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

server[:port]

ターゲットアプリケーションサーバの名前と管理ポートを指定します。

database

ターゲットデータベースの名前を指定します。

EJBFile

展開するEJBアーカイブの名前を指定します。

EJBアーカイブをコマンドラインで指定していない場合は、展開計画で指定する必要があります。

-f deploymentPlan

展開計画の名前とパスを指定します。

このオプションが指定されていない場合、DeployEJBは、デフォルトでJARのMETA-INF/appserver.xmlファイルを検索します。

For more information    このファイルの構造の詳細については、を参照してください。

options

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

説明

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-U usernameおよび-P password

アプリケーションサーバ認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

-o

deploymentPlanでejbDeployedObjectまたはejbRemoteJarの値が使用されていて、オブジェクトがアプリケーションサーバ上に存在する場合はオブジェクトを上書きするよう指定します。

-n

検証をスキップするよう指定します。このオプションが指定されてない場合は、DeployEJBの前にSilverCmd ValidateEJBが実行されます。

-t

デバッグのため、DeployEJBが一時Javaファイルをローカル文字セットで書き込むよう指定します。

-v verboseLevel

SilverCmdコンソールウィンドウに書き込むメッセージのレベル。値は、デフォルトの0 (メッセージなし)から5 (最大のメッセージ)の範囲です。

 
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DeployRAR

説明

RAR (Resource Adapter Archive)を指定されたアプリケーションサーバにアップロードし、関連付けられている接続プールを作成します。

サーバの許可

DTDおよびサンプル入力ファイル

展開データベースのDeployed Objectsディレクトリへの書き込み

deploy-rar_1_0.dtd

deploy_rar_sample.xml

構文

  SilverCmd DeployRAR server[:port] database RARFile [-f deployment plan] [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

server[:port]

ターゲットアプリケーションサーバの名前と管理ポートを指定します。

database

ターゲットデータベースの名前を指定します。

RARFile

展開するRARの名前を指定します。

-f deploymentPlan

展開計画の名前を指定します。

このオプションが指定されていない場合、DeployRARは、デフォルトでRARのMETA-INF/appserver.xmlを検索します。

RAR展開計画は、exteNd Directorの展開計画エディタを使用して作成できます。

options

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

定義

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-U usernameおよび-P password

アプリケーションサーバによる認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

-o

このオプションが指定されている場合、同じデータベースに展開されている同じ名前のRARは上書きされます。

-n resource adapter name

サーバ上に展開されるリソースアダプタの名前を指定します。展開計画でも指定できます。

-d extract directory

展開時にRARファイルのコンテンツが抽出される(展開マシン上の)ディレクトリを指定します。この値は展開計画でも指定できます。

-dが指定されていない場合、ファイルはcompilecacheディレクトリに抽出されます。

-v verboseLevel

出力するメッセージのレベル。値は、デフォルトの0 (メッセージなし)から5 (最大のメッセージ)の範囲です。

 
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DeployWAR

説明

J2EE互換のWAR (Web Archive)をアプリケーションサーバに展開します。

DeployWARは、次のタスクを実行します。

構文

  SilverCmd DeployWAR server[:port] database [WARFile] 
      [-f deploymentPlan] [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

server[:port]

ターゲットサーバの名前と管理ポートを指定します。

database

ターゲットデータベースの名前を指定します。

WARFile

展開するWARファイルの名前を指定します。

この値は、コマンドラインまたは展開計画のどちらでも指定できます。コマンドラインで指定されている値はdeploymentPlanの設定を上書きします。

-f deploymentPlan

サーバ固有の展開情報を指定するXMLベースのファイル。

このオプションが指定されていない場合、DeployWARは、デフォルトでWARのWEB-INF/appserver.xmlファイルを検索します。

options

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

説明

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-i

JSPページのコンパイル時のエラーを無視して、正しく作成されたJSPページを展開します。

-o

deployedObjectオブジェクトまたはremoteJarオブジェクトがすでにサーバ上に存在する場合、このフラグが指定されていると、オブジェクトは強制的に上書きされます。

-t

Latin-1以外の文字セットを使用するJSPページをデバッグするために使用します。このオプションが指定されている場合、JSPコンパイラは、追加のJavaファイルを拡張子-localでコンパイラキャッシュに出力します(たとえば、date_jsp_xxxxxxxxxxx.javaとともに、date_jsp_xxxxxxxxxxx-local.javaが出力されます)。-localが付いたファイルのバージョンの文字セットは、UTF-8ではなく、コンピュータのローカル文字セットです。

デフォルトでは、これらのファイルはサーバーのcompilecache/server/database/temp/sources/archive/com/sssw/gen/jspsにあります。

-U usernameおよび-P password

サーバによる認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

-v verboseLevel

出力するメッセージのレベル。値は、デフォルトの0 (メッセージなし)から5 (最大のメッセージ)の範囲です。

 
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GetConsole

説明

指定されたサーバのコンソールの内容をSilverCmdコンソールウィンドウに表示します。

サーバの許可

DTDおよびサンプル入力ファイル

サーバ環境設定の読み込み

なし

構文

  SilverCmd GetConsole server[:port] [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

server[:port]

ターゲットサーバの名前と管理ポート番号(オプション)を指定します。

options

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

説明

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-p

サーバコンソールのソケット接続で使用するポートを指定します。

-U usernameおよび-P password

サーバ認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

 
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GetDefaultURL

説明

指定されたデータベースまたはサーバのデフォルトURLを表示します。

サーバの許可

DTDおよびサンプル入力ファイル

サーバ環境設定の読み込み

なし

構文

  SilverCmd GetDefaultURL server[:port] database [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

server[:port]

ターゲットサーバの名前と管理ポート番号(オプション)を指定します。

database

取得するデフォルトURLを使用するデータベースの名前を指定します。

options

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

説明

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-U usernameおよび-P password

サーバ認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

 
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LdapProvider

説明

指定されたサーバ上のLADPプロバイダを追加または削除します。このコマンドを使用してプロバイダを追加する場合は、すべての設定情報が含まれる入力ファイルを指定する必要があります。入力ファイルは、add_ldap_provider.dtdに準拠している必要があります。

サーバの許可

DTDおよびサンプル入力ファイル

サーバ環境設定の変更

add_ldap_provider.dtd

add_ldap_provider_sample.xml

構文

  SilverCmd LdapProvider server[:port] [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

server[:port]

LDAPプロバイダを設定するサーバの名前と管理ポートを指定します。

[options]

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

定義

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-U usernameおよび-P password

サーバ認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

-a file

ファイルにリストされたLDAPプロバイダを追加します。

-d name

指定されたLDAPプロバイダを削除します。

-l

現在設定されているLDAPプロバイダをリストします。

 
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ListCP

説明

指定されたサーバ上のアクティブな接続プールをリストします。

サーバの許可

DTDおよびサンプル入力ファイル

サーバ環境設定の読み込み

なし

構文

  SilverCmd ListCP server[:port] [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

server[:port]

接続プールをリストするサーバの名前と管理ポートを指定します。

[options]

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

定義

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-U usernameおよび-P password

サーバ認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

 
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ModifyCP

説明

接続プールのプロパティのサブセットを変更します。リストされていないプロパティを変更するには、接続プールを再作成する必要があります。

サーバの許可

DTDおよびサンプル入力ファイル

サーバ環境設定の変更

なし

構文

  SilverCmd ModifyCP server[:port] poolName [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

server[:port]

ターゲットサーバの名前と管理ポートを指定します。

poolName

変更するプロパティが含まれる接続プールの名前を指定します。

options

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

定義

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-m min conn

最小接続数。プールマネージャは、この最小トランザクション数を保持するよう試みます(これはソフト制限です)。

-x max conn

プールで許可される最大接続数を指定します。デフォルトは10です。制限のないプールを作成するには-1を指定します。

-t timeout

アイドルタイムアウトを指定します(秒単位)。デフォルトは60秒です。-1に設定すると、アイドルタイムアウトは無効になり、アイドル接続は閉じられません。

-w timeout

接続待ちタイムアウト(秒)。デフォルトは30秒です。-1に設定すると、クライアントは、接続が使用可能になるまで待機する必要があります。

-U usernameおよび-P password

サーバ認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

-v log level

ログレベルを指定します。ログレベルは次のとおりです。

  • 0 - ログは無効

  • 1 - 基本的な接続ファクトリ操作と設定

  • 2 - レベル1 + 接続プールマネージャからの詳細な出力

  • 3 - レベル2 + 基礎となるJDBCドライバまたはコネクタリソースアダプタからの例外スタックトレースおよびログ情報

これらの値を変更するには、接続プールを削除して再作成する必要があります。

 
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Prefs

説明

初期設定ファイルの次のコンパイラ設定を更新します。

初期設定ファイルには、Prefコマンドラインからは設定できない追加情報が含まれています。コマンドライン経由または入力ファイル内で指定されていないコンパイラ値は、初期設定ファイルに変更されないまま残っています。

サーバの許可

DTDおよびサンプル入力ファイル

なし

DTD: prefs.dtd

サンプル: prefs_sample.xml

構文

  SilverCmd Prefs [options]

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

説明

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-a flags

コンパイラ固有のフラグを設定します。引用符で囲まれた文字列である必要があります。

コンパイラフラグがハイフン(-)で始まる場合は、-aとフラグの間のスペースを削除してください。例は次のとおりです。

  SilverCmd Prefs -c sj "-a-nodeprecated -noinline"

-c name

コンパイラタイプを設定します。値は、次のいずれかである必要があります。

  • Sun Javac In-Proc

  • Sun javac

  • Symantec cafe sj

  • Jikes Compiler jikes

-d dir

コンパイラのディレクトリを設定します。

-g true/false

デバッグ情報のオン/オフを切り替えます。

デフォルトでは、デバッグはオフ(false)です。

-t dir

コンパイルキャッシュディレクトリを設定します。

-r true/false

処理中にrmi2iiopコンパイラを実行するか(true)、それとも実行しないか(false)を指定します。

-f file

新しいコンパイラ初期設定が含まれる入力ファイルを指定します。

コマンドラインで指定された値は、入力ファイルの設定を上書きします。

For more information    これらいずれかのファイルを作成する方法を示した例については、samples\SilverCmdディレクトリのprefs_sample.xmlファイルを参照してください。

-l

既存の初期設定をコンソールにリストします。

-lは、他のオプションと同時に指定しないでください。指定した場合、他のオプションは有効になりません。

-s file

既存の初期設定を指定されたファイルに保存します。

-sは、コマンドラインで指定されたオプションと同時に指定しないでください。指定した場合、他のオプションは有効になりません。

デバッグフラグの設定   DebugFlagsオプションは、コンパイラではなくサーバに対するディレクティブです。既存の初期設定ファイルには値0または1がリストされている場合がありますが、このフラグを設定するときは、常にブール値(trueまたはfalse)を設定する必要があります。コマンドラインでデバッグフラグオプションを変更することはできません。-fオプションを使用して、指定されたXMLファイル経由でオプションを設定する必要があります。

 
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PrintLog

説明

SilverCmdコンソールウィンドウに、HTTPログ、エラーログ、またはトレースログのレコードを表示します。ファイルにレコードを書き込むには、標準のリダイレクト記号 (>)を使用します。PrintLogでは、サーバログ出力が、ファイル定義またはユーザ定義ではなくデータベースとして指定されている場合にのみレコードを表示できます。

For more information    SMCを使用したログ出力指定の詳細については、『管理者用ガイド』のサーバの実行に関する章を参照してください。

サーバの許可

DTDおよびサンプル入力ファイル

サーバ環境設定の読み込み

なし

構文

  SilverCmd PrintLog server[:port] logTypeFlags [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

server[:port]

ターゲットサーバの名前と管理ポートを指定します。

logTypeFlags

値は次のとおりです。

-E - 「エラーログ」からレコードを削除します。

-H - 「HTTPログ」からレコードを削除します。

-T - 「トレースログ」からレコードを削除します。

スペース区切りリストまたはコンマ区切りリストで自由に組み合せて指定できます。

options

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

定義

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-U usernameおよび-P password

サーバ認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

 
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QueryCP

説明

接続プールの設定プロパティを表示します。

サーバの許可

DTDおよびサンプル入力ファイル

サーバ環境設定の読み込み

なし

構文

  SilverCmd QueryCP server[:port] poolName [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

server[:port]

ターゲットサーバの名前と管理ポートを指定します。

poolName

接続プール名を指定します。

options

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

定義

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-a

接続プールのすべてのプロパティを表示します。

-aが指定されていない場合は、設定可能なプロパティだけが表示されます。設定可能なプロパティには、接続待ちタイムアウト、アイドルタイムアウト、最小接続数、最大接続数、およびデバッグが含まれます。

-U usernameおよび-P password

サーバ認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

 
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RemoveCP

説明

指定された接続プールをシャットダウンして削除し、サーバの再起動時にサーバが接続プールを再起動しないようにします。

サーバの許可

DTDおよびサンプル入力ファイル

サーバ環境設定の変更

なし

構文

  SilverCmd RemoveCP server[:port] poolName [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

server[:port]

ターゲットサーバおよび管理ポートを指定します。

poolName

削除する接続プールの名前を指定します。

options

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

定義

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-U usernameおよび-P password

サーバ認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

 
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RemoveDatabase

説明

推奨されません。アクセス可能なデータベースのサーバのリストから1つの展開データベースを削除します。

サーバの許可

DTDおよびサンプル入力ファイル

サーバ環境設定の変更

なし

構文

  SilverCmd RemoveDatabase server[:port] database [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

定義

server[:port]

ソースサーバの名前と管理ポートを指定します。

database

削除する展開データベースの名前を指定します。

options

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

定義

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-U usernameおよび-P password

アプリケーションサーバ認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

 
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ServerState

説明

サーバの状態を管理します。このコマンドは、サーバをシャットダウンする場合、またはサーバが実行中かどうかをテストする場合に使用します。

注記:   独立ポートを設定している場合、ServerStateは、ランタイムポートまたは管理ポートのどちらででもisrunningアクションとともに実行できます。ServerStateをshutdownアクションとともに実行する場合は、管理ポートを指定する必要があります。

サーバの許可

DTDおよびサンプル入力ファイル

アクションがshutdownの場合は、サーバ環境設定の変更

アクションがisrunningの場合は、サーバ環境設定の読み込み

なし

構文

  SilverCmd ServerState server[:port] action [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

定義

server[:port]

ソースサーバの名前とポートを指定します。必要なポートは、次のアクションのどちらを指定するかによって異なります。

action

次のいずれかを指定します。

  • isrunning - サーバが実行されている(または実行されていない)場合にメッセージを返します。ServerStateは、ランタイムポートまたは管理ポートのいずれかで、isrunningを指定して実行できます。このアクションは、バッチファイルまたはスクリプトの一部として実行する必要があります。

  • shutdown - サーバを適切にシャットダウンします。このアクションを実行する場合は、管理ポートを入力する必要があります。管理ポートが入力されていない場合は、セキュリティエラーコードが返されます。

options

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

定義

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-U usernameおよび-P password

サーバ認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

-d

ターゲットサーバを無効にします。actionshutdownの場合にのみ使用できます。

-r

ターゲットサーバを再起動します。actionshutdownの場合にのみ使用できます。

 
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SetDefaultURL

説明

サーバまたはデータベースのデフォルトURLを設定します。

サーバの許可

DTDおよびサンプル入力ファイル

サーバ環境設定の変更

なし

構文

  SilverCmd SetDefaultURL server[:port] [database] [options] -e URL

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

server[:port]

ターゲットサーバと管理ポートを指定します。

database

ターゲットデータベースを指定します。データベースのデフォルトURLを設定する場合にのみ含めます(次の例を参照してください)。

options

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

定義

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-U usernameおよび-P password

サーバ認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

-e URL

サーバ相対URL (database/URL)またはデータベース相対URL (URL)を指定します。

次に、サーバ相対URLの例を示します。

  /MyDatabase//pgHome.html

次に、データベース相対URLの例を示します。

  /SilverStream/pgHome.html

サーバデフォルトURLの設定   サーバデフォルトURLを設定する場合は、引数としてデータベース名を指定せずに、サーバ相対URLを使用してURLを指定します。

たとえば、次のコマンドは、サーバmyServerのサーバデフォルトURLを設定します。

  SilverCmd SetDefaultURL myServer 
  -e /MyDatabase/SilverStream/pgHome.html

データベースデフォルトURLの設定   データベースデフォルトURLを設定する場合は、引数としてデータベース名を指定し、データベース相対URLを使用します。

たとえば、次のコマンドは、サーバmyServer上のデータベースmyDatabaseのデータベースデフォルトURLを設定します。

  SilverCmd SetDefaultURL myServer myDatabase 
  -e /SilverStream/pgHome.html

 
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SetSecurity

説明

アプリケーションサーバ、1つのデータベース、1つのディレクトリ、または1つまたは複数のオブジェクトに対して、読み込み、書き込み、保護、選択、および実行セキュリティ許可を設定します。特定の許可タイプは、特定のタイプの項目に対してのみ適用できます。たとえば、選択許可はテーブルに対してのみ適用できます。

サーバのSecurityディレクトリに対しても許可を設定できます。このリソースに対する読み込み許可は、ユーザおよびグループのリストやユーザ/グループプロパティなどのユーザおよびグループ情報に対してアクセスできるユーザを制限します。保護許可は、Securityディレクトリに許可を設定できるユーザを制限します。

サーバの許可

DTDおよびサンプル入力ファイル

許可の設定

ユーザとグループの読み込み

DTD: set_security.dtd

サンプル: set_security_sample.xml,secure_application_sample.xml,secure_cluster_sample.xml,secure_server_sample.xml

構文

  SilverCmd SetSecurity server[:port] [database] -f file [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

定義

server[:port]

サーバの名前と管理ポートを指定します。

database

ターゲットデータベースの名前を指定します。

サーバの許可を設定する場合は必要ありません。

-f file

セキュリティ許可の情報を指定した内容が含まれる入力ファイルの完全修飾名を指定します。

options

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

定義

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-U usernameおよび-P password

サーバ認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

-i

エラーが発生した場合でも処理を続行します。

 
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SetUserGroupInfo

説明

Silver Securityユーザとグループの作成と削除、グループへのユーザの追加、およびユーザとグループ両方のプロパティの設定を行います。このオプションには8つのオプションのアクションがあります(アクションを参照してください)。

サーバの許可

DTDおよびサンプル入力ファイル

サーバ環境設定の変更

DTD: set_user_group_info.dtd

サンプル: set_user_group_info_sample.xml

構文

  SilverCmd SetUserGroupInfo server[:port] [action action-parameters] [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

server[:port]

サーバの名前と管理ポートを指定します。

action

実行するアクション(CreateUserまたはDeleteUserなど)を指定します。

For more information    アクションのリストについては、アクションを参照してください。

action-parameters

アクションの特別な実行条件を指定します。

options

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

説明

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-f file

SetUserGroupInfoコマンドのデータが含まれるファイルの名前を指定します。

-i

エラーが発生した場合でも処理を続行します。

これは、バッチモードでのみ有効です。

-U usernameおよび-P password

サーバ認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

アクション   SetUserGroupInfoのアクションは次のとおりです。

アクション

説明

AddUserToGroup

Silver Securityグループにユーザを追加します。

CreateGroup

Silver Securityグループを作成します。

CreateUser

Silver Securityユーザまたは証明書を作成します。

DeleteGroup

サーバからSilver Securityグループを削除します。

DeleteUser

サーバからSilver Securityユーザを削除します。

DeleteUserFromGroup

指定されたSilver Securityグループからユーザを削除します。

SetGroupProperties

既存のSilver Securityグループのプロパティを指定します。

SetUserProperties

既存のSilver Securityユーザのプロパティを指定します。

AddUserToGroupアクション

説明

既知のセキュリティレルム(NTなど)から既存のSilver Securityグループに既存のユーザを追加します。

構文

  SilverCmd SetUserGroupInfo server[:port] AddUserToGroup username
  groupname [options] 

アクションパラメータは次のとおりです。

アクションパラメータ

説明

username

追加するユーザの名前を指定します。名前は有効なログイン形式である必要があります。

名前にスペースが含まれる場合は、引用符で囲む必要があります。

For more information    セキュリティレルムに対してこれらの値を指定する詳細については、『管理者用ガイド』のセキュリティのセットアップに関する章を参照してください。

groupname

ユーザを追加するSilver Securityグループの名前を指定します。

名前にスペースが含まれる場合は、引用符で囲む必要があります。名前では大文字と小文字が区別されます。また、既存のグループ名と完全に一致する必要があります。

次の例は、NTユーザadminをSilver SecurityグループAdminsに追加する方法を示しています。

  SilverCmd SetUserGroupInfo localhost AddUserToGroup ntDomain1\\admin Admins

次の例は、NTユーザadminをSilver SecurityグループOur NT Administratorsに追加する方法を示しています。

  SilverCmd SetUserGroupInfo localhost AddUserToGroup ntDomain1\\admin "Our NT Administrators"

CreateGroupアクション

説明

指定されたサーバに対してSilver Securityグループを作成します。

構文

  SilverCmd SetUserGroupInfo server[:port] CreateGroup -g groupname [-d description]

アクションパラメータは次のとおりです。

アクションパラメータ

説明

-g groupname

グループの名前を指定します。

この値は必須です。グループ名にスペースが含まれる場合は、引用符で囲む必要があります。

-d description

グループの説明を指定します。

この値は任意です。説明にスペースが含まれる場合は、引用符で囲む必要があります。

次の例は、3つの異なるSilver Securityグループを作成する方法を示しています。各グループは、それぞれDevelopersOur Administrators、およびFinanceという名前です。

  SilverCmd SetUserGroupInfo localhost CreateGroup -g Developers -d "Research and Development Group"
  
  SilverCmd SetUserGroupInfo localhost CreateGroup -g "Our Administrators" -d "Our Admins"
  
  SilverCmd SetUserGroupInfo http://myserver CreateGroup -g Finance

CreateUserアクション

説明

ユーザ名/パスワードまたはユーザ証明書を指定することによってSilver Securityユーザを作成します。

構文

  SilverCmd SetUserGroupInfo server[:port] CreateUser -u username [-p password] [-n full-name] [-d description]

または

  SilverCmd SetUserGroupInfo server[:port] CreateUser -c client-certificate-file

アクションパラメータは次のとおりです。

アクションパラメータ

説明

-u username

新しいユーザがアプリケーションサーバに認識される名前を指定します。この値は、クライアント証明書ファイルを指定する場合を除いて必須です。

この値は、SilverCmdを実行するユーザを認証するために使用される-Uおよび-P (大文字)パラメータとは異なることに注意してください。

-p password

ユーザのパスワードを指定します。この値は任意です。

この値は、SilverCmdを実行するユーザを認証するために使用される-Uおよび-P (大文字)パラメータとは異なることに注意してください。

-n full-name

ユーザのフルネームを指定します。名前にスペースが含まれる場合は、引用符で囲む必要があります。この値は任意です。

-d description

ユーザの説明を指定します。説明にスペースが含まれる場合は、引用符で囲む必要があります。この値は任意です。

-c client-certificate-file

クライアント証明書ファイルを指定します。

次の例は、新しいユーザを作成する方法を示しています。

  SilverCmd SetUserGroupInfo http://myserver CreateUser -u user1 -p MyPassword -n "John Doe" -d "Applications Developer"
  
  SilverCmd SetUserGroupInfo localhost CreateUser -u user1 -n "John Doe"
  
  SilverCmd SetUserGroupInfo localhost CreateUser -u user1

次の例は、クライアント証明書ファイルがある場合に証明書ユーザを作成する方法を示しています。

  SilverCmd SetUserGroupInfo localhost CreateUser -c c:\certs\ClientCert1.cer

DeleteGroupアクション

説明

Silver Securityグループを削除します。

構文

  SilverCmd SetUserGroupInfo server[:port] DeleteGroup groupname

アクションパラメータは次のとおりです。

アクションパラメータ

説明

groupname

削除するグループの名前を指定します。既存のグループ名と完全に一致する必要があります(大文字と小文字が区別されます)。名前にスペースが含まれる場合は、引用符で囲む必要があります。

  SilverCmd SetUserGroupInfo localhost DeleteGroup TestGroup

DeleteUserアクション

説明

システムからSilver Securityユーザを削除します。

構文

  SilverCmd SetUserGroupInfo server[:port] DeleteUser username

アクションパラメータは次のとおりです。

アクションパラメータ

説明

username

削除するユーザの名前を指定します。既存のユーザ名と完全に一致する必要があります(大文字と小文字が区別されます)。名前にスペースが含まれる場合は、引用符で囲む必要があります。

  SilverCmd SetUserGroupInfo http://myserver DeleteUser testUser1

用途

証明書ユーザを削除するには、次のコマンドを使用します。

  SilverCmd SetUserGroupInfo localhost DeleteUser "CERT\\Jack Brown, DigitalID Class 1 - Microsoft Full Service, VeriSign, Inc. (28f52c889e8d6d8cf21d932d9b71z705)"

証明書ユーザの完全な識別名を指定する必要があります。

SMCを使用するか、またはサーバオブジェクトにAgiAdmServer.PROP_DEFAULT_SECURITY_REALMプロパティを設定することによって、デフォルトのセキュリティレルムを指定できます。デフォルトをCertificate Security Realmに設定した場合(たとえば、プロパティ値をCERTに設定した場合)、CERT\\の部分は、デフォルトで想定されるため指定する必要はありません。

DeleteUserFromGroupアクション

説明

Silver Securityグループからユーザを削除します。

構文

  SilverCmd SetUserGroupInfo server[:port] DeleteUserFromGroup username groupname

アクションパラメータは次のとおりです。

アクションパラメータ

説明

username

グループから削除するユーザの名前を指定します。

既存のユーザ名と完全に一致する必要があります(大文字と小文字が区別されます)。名前にスペースが含まれる場合は、引用符で囲む必要があります。

groupname

ユーザを削除するSilver Securityグループの名前を指定します。既存のグループ名と完全に一致する必要があります(大文字と小文字が区別されます)。名前にスペースが含まれる場合は、引用符で囲む必要があります。

  SilverCmd SetUserGroupInfo localhost DeleteUserFromGroup ntDomain1\admin Admins

SetGroupPropertiesアクション

説明

Silver Securityグループのプロパティを設定します。指定されていないプロパティでは、元の値が保持されます。

構文

  SilverCmd SetUserGroupInfo server[:port] SetGroupProperties -g groupname [-d description -l "is-locksmith"]

アクションパラメータは次のとおりです。

アクションパラメータ

説明

-g groupname

グループの名前を指定します。既存のグループ名と完全に一致する必要があります(大文字と小文字が区別されます)。名前にスペースが含まれる場合は、引用符で囲む必要があります。

-d description

グループの説明を入力します。名前にスペースが含まれる場合は、引用符で囲む必要があります。

-l _is-locksmith_

Locksmithの値を指定します。trueまたはfalseを指定できます。

is-locksmithは、Silver Securityグループだけでなく、任意のタイプのグループに設定できます。

Locksmith権限を付与できるのは、自分がLocksmith権限を持っている場合だけです(たとえば自分がLocksmithである場合など)。

trueは「権限を付与する」ことを意味し、falseは「権限を取り消す」ことを意味します。

  SilverCmd SetUserGroupInfo myserver SetGroupProperties -g testGroup -d "This is a test group"
  
  SilverCmd SetUserGroupInfo myserver SetGroupProperties -g "Our Administrators" -l false

SetUserPropertiesアクション

説明

Silver Securityユーザまたは証明書ユーザのプロパティを変更します。指定されていない値は変更されません。

構文

  SilverCmd SetUserGroupInfo server[:port] SetUserProperties -u username -p password -n full-name [-d description] [-l _is-locksmith_]

または

  SilverCmd SetUserGroupInfo server[:port] SetUserProperties -u username -p password -c certificate-file [-l is-locksmith]

アクションパラメータは次のとおりです。

アクションパラメータ

説明

-u username

変更するプロパティを持つユーザの名前を指定します。この値は必須で、設定可能ではありません。

-p password

ユーザの新しいパスワードを指定します。

-n full-name

ユーザのフルネームを指定します。名前にスペースが含まれる場合は、引用符で囲む必要があります。

-d description

ユーザの説明を入力します。名前にスペースが含まれる場合は、引用符で囲む必要があります。

-l is-locksmith

Locksmith権限の値を指定します。SilverUserまたはCertificateUserだけでなく、任意のタイプのユーザにLocksmith権限を付与できます。Locksmith権限を付与できるのは、自分がLocksmith権限を持っている場合だけです(たとえば自分がLocksmithである場合など)。値trueは「権限を付与する」ことを意味し、falseは「権限を取り消す」ことを意味します。

-c certificate-file

証明書ユーザを更新するための証明書ファイルを指定します。この値は証明書ファイルに必須で、設定可能ではありません。

  SilverCmd SetUserGroupInfo localhost SetUserProperties -u jsmith -p "new password" -l false
  
  SilverCmd SetUserGroupInfo localhost SetUserProperties -u jsmith -n "Jonathan H. Smith"
  
  SilverCmd SetUserGroupInfo localhost SetUserProperties -u jsmith -d "Principal Engineer" -p "new pwd"

 
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Undeploy

説明

指定されたサーバからJ2EE展開済みオブジェクトの展開を解除します。このコマンドを使用して、EAR、EJB、RAR、CAR、およびWARの展開を解除できます。

サーバの許可

DTDおよびサンプル入力ファイル

サーバ環境設定の変更

なし

構文

  SilverCmd Undeploy server[:port] database object [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

server[:port]

ターゲットサーバ。

database

展開済みのJ2EEアーカイブが含まれるデータベース。

object

展開解除するJ2EEオブジェクトの名前。

SMCの[展開オブジェクト]パネル([展開]アイコンを使用してアクセスできます)に表示される名前と完全に同じ名前を使用します。

options

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

定義

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

-U usernameおよび-P password

サーバ認証に使用するユーザ名とパスワードを指定します。

-v verboseLevel

出力するメッセージのレベル。値は、デフォルトの0(メッセージなし)から5(最大のメッセージ)の範囲です。

 
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ValidateEAR

説明

指定されたEARファイル内の展開記述子を検証します。展開記述子に関する問題、アプリケーションアセンブリコンポーネントの欠落、およびクラスに関連する問題が報告されます。問題は、コマンドウィンドウに書き込まれます。

このコマンドは、DeployEARを使用してEARをサーバに展開する前に、記述子が正しいことを検証する場合に使用します。

サーバの許可

DTDおよびサンプル入力ファイル

なし

なし

構文

  SilverCmd ValidateEAR earfile [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

earfile

検証するEARファイルの名前を指定します。

options

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

説明

-?または-h

使用方法のメッセージを表示します。

 
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ValidateEJB

説明

Bean、展開計画、および展開記述子を検証します。SilverCmd DeployEARおよびDeployEJBによって自動的に呼び出され、エラーまたは警告はSilverCmdコンソールウィンドウに書き込まれます。

サーバの許可

DTDおよびサンプル入力ファイル

なし

なし

構文

  SilverCmd ValidateEJB ejbJarFile deploymentPlan [options]

有効な引数は次のとおりです。

引数

説明

ejbJarFile

検証されるBeanのEJB JARファイルを指定します。

deploymentPlan

EJBの展開計画を指定します。

options

コマンドの実行条件を指定します。

有効なオプションは次のとおりです。

オプション

説明

-?または-h

ValidateEJBの使用方法のメッセージを表示します。

-v verboseLevel

出力するメッセージのレベル。値は、デフォルトの0 (メッセージなし)から5 (最大のメッセージ)の範囲です。



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