第11章

WebDAVイベントの操作

この章では、WebDAVの操作およびアクティビティに関連するイベントの処理方法について説明します。この章は、次の節から構成されています。

For more information    この章では、exteNd Directorイベントモデルおよびイベント処理に精通していることを想定しています。詳細については、『exteNd Directorアプリケーションの開発』のイベントの操作に関する章を参照してください。

 
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WebDAVイベントについて

WebDAVサブシステムイベントは、ベースexteNd Directorイベントモデルフレームワークの拡張子で、「状態変更イベント」、「イベント手順」、および「イベントリスナ」(拒否権付きリスナを含む)で構成されています。WebDAVイベントのAPIは、com.sssw.webdav.event.apiパッケージに定義されています。

 
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イベントタイプ

APIでは、WebDAV操作に関連する状態変更イベントのセットを定義します。イベントIDは、個々のイベントクラスのほかにcom.sssw.webdav.event.api.EbiConstantsインタフェースにも表示されます。また、com.sssw.fw.event.api.EbiotateChangeEventで定義された一般状態変更イベントもあります。

次に、com.sssw.webdav.event.api.EbiConstantsで定義されたイベントIDのリストを示します。

For more information    WebDAV操作の詳細については、サポートされているWebDAVメソッドを参照してください。

WebDAV操作

イベントID定数

コレクションおよびリソースのコピー

COPY_EVENT_ID

コレクションまたはリソ-スの削除

DELETE_EVENT_ID

コレクションまたはリソ-スの取得

GET_EVENT_ID

ヘッダのみを取得

HEAD_EVENT_ID

RequestURIのlockinfoXML要素により指定されたロックを作成します。

LOCK_EVENT_ID

コレクションの作成

MKCOL_EVENT_ID

リソースまたはコレクションの移動

MOVE_EVENT_ID

リソースまたはコレクションで呼び出すことができるメソッドを返します。

OPTIONS_EVENT_ID

クライアントからリソースおよびコレクションをダウンロードします。

POST_EVENT_ID

リソースおよびコレクションのプロパティを取得します。

PROPFIND_EVENT_ID

サーバ側のリソースおよびコレクションのプロパティを設定または削除、あるいはその両方を実行します。

PROPPATCH_EVENT_ID

クライアントからリソースおよびコレクションをアップロードします。

PUT_EVENT_ID

RequestURIのLock-Token要求ヘッダで識別されたロックを削除します。

UNLOCK_EVENT_ID

 
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WebDAVイベントの登録

Procedure WebDAVイベントを購読する

addStateChangeListener()のバージョンを使用して指定されたタイプまたはイベントのタイプに登録できます。

  public boolean addStateChangeListener(
     BitSet events, EbiStateChangeListener listener)

ここで、eventsはイベントIDのビットセットです。

com.sssw.webdav.event.api.EbiConstantsで指定されたイベントIDを使用します。たとえば、このコードは、コレクションおよびリソースの作成、削除、および移動の操作を登録します。

  EbiStateChangeProducer producer = new EbiStateChangeProducer()
  // Instantiate a Java BitSet and populate it
  BitSet events = new BitSet();
  events.set(EbiConstants.MKCOL_EVENT_ID_ID);
  events.set(EbiConstants.DELETE_EVENT_ID);
  events.set(EbiConstants.MOVE_EVENT_ID);
  // Add listener
  producer.addStateChangeListener(events, Mylistener);

 
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WebDAVイベントの有効化

Procedure WebDAVイベントを有効または無効にする

  1. exteNd DirectorプロジェクトでWebDAVのconfig.xml を開きます。

  2. 次のプロパティを検索します。

      com.sssw.webdav.events.enable.Default
    
  3. 有効にするには値をtrueに、無効にするにはfalseに設定します。

  4. プロジェクトを再展開します。



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