第2章

エクスプレスインストールおよびサーバエクスプレスインストール

この章では、「エクスプレス」および「サーバエクスプレス」インストールタイプの概要について説明します。「エクスプレス」および「サーバエクスプレス」インストールタイプを使用すると、ユーザはスイート全体またはスイートのサーバ機能を必要最小限の入力ですばやくインストールできます。トピックは次のとおりです。

［エクスプレス］および［サーバエクスプレス］インストールオプションについて

［エクスプレス］オプション［エクスプレス］インストールは、exteNdスイート製品の使用を開始する上で最も簡単なオプションです。製品のすべてがインストールされるほか、SilverMasterとして使用するためのMySQLデータベースが設定され、展開、テスト、学習の開始ポイントとして使用可能なポータルプロジェクトが展開されます。［エクスプレス］は、Windows環境でのみ使用できます。

［サーバエクスプレス］オプション［サーバエクスプレス］オプションでは、exteNdのサーバコンポーネントがインストールされますが、開発に使用されるデザイナやツールはインストールされません。［サーバエクスプレス］を使用すると、SilverMasterとして使用するためのMｙSQLデータベースが自動的にインストール、設定されます。このインストールタイプは、exteNdアプリケーションをホストするマシンに適しています。［サーバエクスプレス］は、どのプラットフォームでも使用できます。 NetWareでは、MySQL SilverMasterおよびNetWareインストールの一部としてインストールされるアプリケーションサーバが使用されます。

インストールスクリプトの実行

背後で実行される状況に違いはありますが、［エクスプレス］および［サーバエクスプレス］のいずれのインストールでもインストールウィザードに対して同様の入力を行います。

重要: Novellでは、exteNdの以前のバージョンをすべてアンインストールしてからインストールされることをお勧めします。既存のexteNdインストールの上にインストールして［エクスプレス］または［サーバエクスプレス］を使用すると、既存のSilverMasterおよびExpressPortalはインストーラにより上書きされます。その場合、これらのデータベースへの変更内容はすべて失われます。

Procedure Novell exteNd製品スイートインストールプログラムを実行する(［エクスプレス］または［サーバエクスプレス］オプションを使用)

インストールプログラムを実行する前に、すべてのWindowsプログラムを終了する必要があります。はじめの画面をお読みになり、［次へ］をクリックします。
スイートをインストールするには、使用許諾書に同意する必要があります。［次へ］をクリックします。
インストールキーを入力し、［次へ］をクリックします。

入力するインストールキーにより、インストールされる機能性が決まります。
インストールタイプを選択し、［次へ］をクリックします。

ヒント: この章では、［エクスプレス］および［サーバエクスプレス］インストールオプションについてのみ説明します。どちらのインストールタイプでも同じ情報が求められます。その他のオプションについては、このマニュアルの該当する章を参照してください。
スイートをインストールする場所へのパスを入力します。デフォルトの場所は、次のディレクトリです。C:\Program Files\Novell\exteNd5

［次へ］をクリックします。このディレクトリが存在しない場合、作成するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。［次へ］をクリックします。
［エクスプレス］または［サーバエクスプレス］によるインストールでは、SilverMaster データベースとして使用するためのMySQLがインストールされます。 MySQLリスナのポート番号を入力します。デフォルトのポート番号は63306です。［次へ］をクリックします。

ヒント: SilverMasterとしてMySQLを使用する場合の情報は、リリースノートを参照してください。
MySQLデータベースのルートユーザが使用するデータベースパスワードを入力して、［次へ］をクリックします。

重要：インストールの際、以前のインストールで使用したものと同じMySQLデータベースのパスワードを入力する必要があります。
サーバがリッスンする「HTTPポート番号」を指定します。デフォルト値は、Windowsの場合80、Linux および UNIX の場合 8080です。［次へ］をクリックします。

詳細については、『exteNd Application Server 管理者用ガイド』のサーバの実行に関する章を参照してください。
［エクスプレス］または［サーバエクスプレス］オプションには、exteNd Application Serverが含まれています。メッセージが表示されたら、サーバの「管理アカウント」(ユーザ名とパスワード)を定義します。

インストールプログラムにより、この名前とパスワードを持つユーザが作成され、ユーザにLocksmith権限が割り当てられます。サーバの管理者はこのアカウントを使用してサーバにログインします。

詳細については、『exteNd Application Server 管理者用ガイド』のユーザとグループの設定に関する章を参照してください。
インストール前の概要に関する画面が表示されます。情報がすべて正しい場合は、［インストール］をクリックすると、インストールが開始されます。