Micro Focus Filrを使うと、デスクトップ、ブラウザ、またはモバイルデバイスからすべてのファイルとフォルダに簡単にアクセスできます。また、ファイルとフォルダを他のユーザと共有することで、自分のファイルでコラボレーションを促進できます。Filrの概要について詳しくは、『Filr 3.4: Understanding How Filr Works (Filr 3.4: Filrの仕組みを理解する)』を参照してください。
Filrを使用すると、デスクトップ、ブラウザ、またはモバイルデバイスからすべてのファイルとフォルダに簡単にアクセスできます。また、ファイルとフォルダを他のユーザと共有することで、自分のファイルでコラボレーションを促進できます。Filrの概要について詳しくは、『Filr 3.4: Understanding How Filr Works (Filr 3.4: Filrの仕組みを理解する)』を参照してください。
ワークステーションのWebブラウザからは、『Filrユーザアクセスガイド』に説明されている方法でアクセスします。
モバイルデバイスからは、『Filr Mobileアプリクイックスタート』に説明されている方法でアクセスします。
デスクトップからは、次のガイドに説明されている方法でアクセスします。
管理者
ユーザ
Filr 3.4では、ユーザのデスクトップ上に[オンライン]モードまたは[オンライン]と[オフライン]モードの両方でネットフォルダを表示するための個別の制御が行えます。
重要:Filr 3.4にアップグレードすると、自動的に、Filr Desktopクライアントを通してネットフォルダを見ることができるようになります。
たとえば、Filr 3.3サーバでFilr Desktopクライアントからネットフォルダへのアクセスを無効にしていた場合、設定はリセットされ、これらのネットフォルダがユーザに表示されるようになります。ユーザからのアクセスを禁止する必要のあるネットフォルダがある場合は、次の操作を実行します。
Filr 3.3サーバで無効になっているネットフォルダのリストを作成します。
Filr 3.4サーバにアップグレードします。
Filr管理コンソール(https://appliance_ip_or_dns:8443)にログインします。
管理コンソールの[管理]>[ネットフォルダ]で、デスクトップクライアントとの同期を無効にする必要のあるネットフォルダをクリックします。
[データ同期]タブで、オプション[このフォルダには、ユーザのデスクトップからアクセスできます]を選択解除します。
ネットフォルダは3.4デスクトップクライアントユーザに表示されなくなります。
次の表は、Filr 3.4サーバへのアップグレード時のネットフォルダの変更点を示しています。
表 1 Filr 3.4へのアップグレード時のネットフォルダ機能の動作
Filr 3.3サーバのネットフォルダのオプション |
Filr 3.4サーバへのアップグレード時 |
Filr 3.4サーバとFilr 3.3デスクトップクライアント |
Filr 3.4サーバとFilr 3.4デスクトップクライアント |
---|---|---|---|
[次のアプリケーションによるデータの同期を許可する: Desktopアプリケーション]オプションが有効 |
デフォルトで有効になる設定は次のとおりです。 このフォルダには、ユーザのデスクトップからアクセスできます
|
デスクトップのユーザは、オンラインモードでもオフラインモードでもネットフォルダにアクセスできます |
デスクトップのユーザは、オンラインモードでもオフラインモードでもネットフォルダにアクセスできます |
[次のアプリケーションによるデータの同期を許可する: Desktopアプリケーション]オプションが無効 |
デフォルトで有効になる設定は次のとおりです。 このフォルダには、ユーザのデスクトップからアクセスできます
|
デスクトップのユーザは、オンラインモードでもオフラインモードでもネットフォルダにアクセスできます さらに古いデスクトップクライアントはFilr 3.4サーバの新しい設定を解釈できません |
デスクトップのユーザは[オフラインで使用できるようにする]オプションを使用できません。 |
次の設定は、Filr 3.4サーバ上で無効になります。 このフォルダには、ユーザのデスクトップからアクセスできます |
デスクトップのユーザはネットフォルダにアクセスできません |
デスクトップのユーザはネットフォルダにアクセスできません |
Filr管理コンソールを使用して、ネットフォルダを管理できます。詳細については、『Filr 3.4: Administrative UI Reference (Filr 3.4: 管理者用UIリファレンス)』の「Creating a Net Folder (ネットフォルダの作成)」を参照してください。
Filrの以前のリリースでは、電子メールが外部ユーザに送信されたとき、外部ユーザは添付ファイルをダウンロードするためにFilrに登録する必要がありました。
Filr 3.4以降では、Filr管理者は外部ユーザがFilrに登録せずに添付ファイルをダウンロードできるようにするオプションを有効にすることができます。このオプションは、[OfficeおよびOutlook設定]ページにあります。詳細については、『Filr 3.4: Administrative UI Reference (Filr 3.4: 管理者用UIリファレンス)』の「Using the Outlook Settings dialog ([Outlook設定]ダイアログの使用)」を参照してください。
LDAP IDを表示すると、データへの不正アクセスや設定変更など、ディレクトリサービスに対するセキュリティ上の脅威が引き起こされる可能性があります。LDAP IDを非表示にするために設定できるオプションがssf-ext.propertiesファイルにあります。
詳しくは、『Filr 3.4: Administrative UI Reference (Filr 3.4: 管理者用UIリファレンス)』の「Conceal LDAP ID (LDAP IDを非表示にする)」を参照してください。
この機能は、ユーザのファイルとフォルダのデフォルトの共有有効期限を30日間に設定します。[無期限]オプションは、デフォルトオプションではなくなりましたが、引き続き使用できます。
共有相手がファイルに初めてアクセスしたときに、共有元は電子メール通知を受け取ります。フォルダの場合、共有フォルダのいずれかのファイルが初めてアクセスされたときに電子メール通知が送られます。共有フォルダのファイルが名前変更されたり、削除されたり、ファイルが共有フォルダに追加されたときには通知は送られません。
この機能を使用できるのは、次のような場合です。
ユーザがFilr 3.4 Advanced Editionライセンスを持っている
ファイルまたはフォルダがFilr 3.4以降と共有される
電子メール通知には、次の情報が含まれます。
<sharee> has accessed <name of file> on <Filr access time> from the IP address <IP of sharee device>. To view the access details of all the users, click here
次に例を示します。
Albert has accessed filr.doc on Wednesday, June 13, 2018 2:53:13 PM from the IP address 172.16.16.132. To view the access details of all the users, click here
[ここをクリックしてください]をクリックすると、[アクセスレポートを共有]が表示されます。レポートには、特定の共有にアクセスしたすべてのユーザの詳細が含まれます。そのファイルまたはフォルダの[共有]ウィンドウからもこのレポートにアクセスできます。
アクセスレポートには次の情報が表示されます。
ユーザ: 共有にアクセスしたユーザの名前
IPアドレス: 共有へのアクセスに使用したデバイスのIPアドレス
最初のアクセス時間: 共有が最初にアクセスされた日付、時刻、およびタイムゾーン。共有が再びアクセスされても、情報を受け取ることはありません。
グループ: ユーザがグループと共有している場合は、ユーザが所属しているグループの名前が表示されます。
Filrはユーザのロケールを検出し、ユーザが設定した言語でFilr Webインタフェースを表示できるようになりました。ブラウザの言語がFilrでサポートされていない場合は、Filrサーバで設定された言語がデフォルトになります。サポートされている言語に変更する方法については、『Filr: ユーザアクセスガイド』の「プロファイルの変更」を参照してください。
Filr 3.4ではLinuxデスクトップ用のUbuntu 16.04.4 LTS (Xenial Xerus)のサポートが導入されています。
UbuntuにFilr Linuxクライアントをインストールするには、次のバッシュシェルコマンドを使用する必要があります: sudo bash filrClient.sh --install
Filrファイルは、iOS 11以降のデバイスのファイルアプリからブラウズできます。ファイルアプリからファイルのブラウズ、コピー、貼り付けなど、Filrファイルに対してさまざまな操作を実行できます。
Filr 3.3には、次の拡張機能が備わりました。
Filr 3.3では、Mac 10.13 (High Sierra)のサポートが導入されました。
Filr 3.3では、Filrゾーンを使用した複数テナントのサポートが導入されました。Filr管理者は、Filrゾーンを設定することで、単一の物理Filrサイト内に複数の仮想Filrサイトを作成できるようになりました。各Filrゾーンは完全に独立しており、独自の固有URLを使用してアクセスできます。この機能を利用できるのは、Filr Advanced Editionのみです。
詳しくは、『Filr 3.4: Administrative UI Reference (Filr 3.4: 管理者用UIリファレンス)』の「Management Zones (管理ゾーン)」を参照してください。
Filr 3.3では、ユーザがFilrシステム外部からでも他のユーザのファイルを要求して受け取ることのできる簡単な方法が提供されます。
ファイルの要求が送られる側のユーザは、ファイルを要求したユーザから、ファイルのアップロード先の場所を指すアップロード要求リンクが記載された電子メールを受け取ります。電子メールを受信したユーザは、Filrサーバにログインする必要はなく、電子メールにあるリンクをクリックするだけで、要求されたファイルをアップロードできます。Filrサーバで設定されたすべてのファイルアップロード制限は、ファイルのアップロードに適用されます。この機能を利用できるのは、Filr Advanced Editionのみです。
ユーザがファイルを要求できるようにする方法の詳細は、『Filr 3.4: Administrative UI Reference (Filr 3.4: 管理者用UIリファレンス)』の「Managing Sharing, License Terms, and Comments (共有、ライセンス条項、およびコメントの管理)」にある[ファイル要求設定]タブの説明を参照してください。
ファイルを要求する方法の詳細については、『Filr 3.4: ユーザアクセスガイド』の「ファイルの要求」を参照してください。
Filr 3.3では、新しいネットワーク環境設定オプション[TLSバージョン1.2プロトコルのみを有効にする]が導入され、Filrクライアント(Desktop、Mobile、Web)がFilrサーバとの通信にTLS 1.2プロトコルのみを使用するように制限できます。『Filr 3.4: Administrative UI Reference (Filr 3.4: 管理者用UIリファレンス)』の「Network Configuration (ネットワーク設定)」を参照してください。
Filr 3.3では、Linux Desktopアプリケーションのテクニカルプレビュー版が提供されます。Linux DesktopからすべてのFilrファイルとフォルダに簡単にアクセスし、同期を取れるようになりました。
詳細については、『Desktopアプリケーションガイドfor Linux』を参照してください。
Filr 3.2で導入された、Microsoft Officeをストレージサービスとして統合する機能は非推奨になりました。Filr 3.3では、Microsoft Outlook向けの既存のサポートに加えて、Microsoft Officeファイルを直接操作できるようにMicro Focus Filr Pluginが強化されました。
拡張されたMicro Focus Filr Plugin for Microsoft Office and Outlookプラグインを使用すると、Filrサーバの[マイファイル]エリアにあるファイルを、Excel、Word、PowerPointなどのMicrosoft Office 2013および2016アプリケーションから直接操作することができます。
詳細については、『Using Micro Focus Filr with Microsoft Office and Outlook Applications(Microsoft OfficeおよびOutlookアプリケーションでのMicro Focus Filr使用)』を参照してください。
重要:WindowsデスクトップクライアントをFilr 3.2からFilr 3.3にアップデートする前に、必ず、ストレージサービスとしてのFilrをMicrosoft Officeアプリケーションから手動で削除してください(すでに追加している場合)。
ストレージサービスとしてのFilrを削除するMicrosoft Officeアプリケーションを起動します。
[ファイル]>[アカウント]の順にクリックします。
[接続済みサービス]セクションで[Filr]を選択し、[削除]をクリックします。
Filr 3.3では、既存のMicro Focus Filr Pluginが強化され、FilrをOutlookと統合するUIが改善されます。Micro Focus Filr Plugin for Microsoft Office and Outlookプラグインを使用すると、Filrサーバの[マイファイル]エリアにあるファイルをMicrosoft Outlook 2013および2016アプリケーションから直接操作することができます。詳細については、『Using Micro Focus Filr with Microsoft Office and Outlook Applications(Microsoft OfficeおよびOutlookアプリケーションでのMicro Focus Filr使用)』を参照してください。
Filr 3.3では、9443アプライアンスコンソールのオンラインアップデート機能が拡張され、Filrアプライアンス(Filr、Filr Search、またはFilr MySQL)をプロキシサーバ経由で登録および更新できるようになりました。
Filr 3.3では、以前に内部ユーザ、外部ユーザ、ユーザグループと共有していたファイルやフォルダを簡単に共有解除できます。
詳細については、『Filr 3.4: ユーザアクセスガイド』の「ファイルおよびフォルダの共有解除」を参照してください。
iOS 11のサポート。
Androidフォン上のファイルやフォルダの共有を簡単に解除する機能。
iOSフォンとAndroidフォンの両方でFilrアプリから写真を直接クリックする機能。
AndroidフォンでFilrアプリからビデオを直接再生する機能。
Androidフォン上のファイルをバックグラウンドでアップロードする機能。
ローカルのカメラロールの全写真を正常にFilrにアップロード後、それらの写真をロールから削除する操作が、1つの確認メッセージで実行できるようになり、ユーザエクスペリエンスが向上しました。
詳細については、『Micro Focus Filr Mobileアプリクイックスタート』を参照してください。
Filr 3.2には、次の拡張機能が備わりました。
Filr 3.2には、Microsoft Outlook 2013とMicrosoft Outlook 2016をFilrと統合するためのプラグインが用意されています。このプラグインをインストールすると、ユーザはOutlookアプリケーションを使用してローカルまたはFilrのファイルを参照したり、電子メールにファイルを添付したりできます。ポリシーの設定に応じて、ファイルが電子メールに直接添付される場合と、ファイルがまずFilrサーバにアップロードされて、アップロードしたファイルへのリンクを電子メールで共有する場合があります。
この機能を利用できるのは、Filr Advanced Editionのみです。
詳細については、『Filr 3.4: Administrative UI Reference (Filr 3.4: 管理者用UIリファレンス)』の「Managing Filr Outlook Plugin Settings (Filr Oultlookプラグイン設定の管理)」を参照してください。
OutlookでFilrを使用する方法の詳細については、『Using Micro Focus Filr with Microsoft Outlook Quick Start(Microsoft OutlookでのMicro Focus Filr使用クイックスタート)』を参照してください。
Filr 3.2では、LDAPで同期するFilrユーザ(デスクトップ、モバイル、およびWeb)向けにAdvanced Authenticationのサポートが導入されました。Filrサーバ上で多要素認証を有効にした場合、FilrにログインするLDAPユーザには、標準的なユーザ名とパスワードによる認証だけでなく、追加の認証手順が要求されます。
この機能を利用できるのは、Filr Advanced Editionのみです。
詳細については、『Filr 3.4: Administrative UI Reference (Filr 3.4: 管理者用UIリファレンス)』の「NetIQ Advanced Authentication Configuration (NetIQ Advanced Authentication構成)」と、『Filr 3.4: Maintenance Best Practices Guide (Filr 3.4: 保守のベストプラクティスガイド)』の「Using Multi-Factor Advanced Authentication with Filr (Filrでの多要素Advanced Authenticationの使用)」を参照してください。
Filr 3.1では、Filrユーザ(デスクトップ、モバイル、およびWeb)がアップロードできるファイルタイプを、Filr管理者が許可またはブロックできるようになりました。Filr 3.2では、この機能が拡張され、ブラックリストに登録されたファイルタイプまたはホワイトリストに登録されていないファイルタイプについて、すでにアップロードされたファイルをユーザが編集することを禁止できるようになりました。
この機能を利用できるのは、Filr Advanced Editionのみです。
詳細については、『Filr 3.4: Administrative UI Reference (Filr 3.4: 管理者用UIリファレンス)』の「Managing Uploading of Files (ファイルのアップロードの管理)」を参照してください。
Filr 3.2では、Filrクライアント(デスクトップおよびモバイル)とFilrサーバ間の通信のセキュリティが強化されています。以前からサポートされていたFilr WebクライアントおよびFilrサーバ上でのTransport Layer Security (TLS) 1.2サポートに加えて、Filr 3.2では、Filrクライアント上でのTLS 1.2のサポートも導入されました。
Filr 3.2では、現在無効になっているユーザか、Filrから削除されたユーザによって共有されているファイルまたはフォルダに関する情報を提供する孤立したユーザ共有に関するレポートが導入されました。
Filr 3.2では、Filr Desktopアプリケーションがコンピュータにインストールされている場合、Word、Excel、またはPowerPointなどのMicrosoft Office 2013および2016アプリケーションからFilrサーバ上にあるファイルを直接操作できます。
Microsoft Officeアプリケーションからは、Filrサーバ上にあるファイルを参照し、ドキュメントを開き、そのドキュメントを編集し、保存してFilrサーバに戻すという操作を簡単に実行できます。『Desktopアプリケーションガイドfor Windows』の「Microsoft OfficeからFilrファイルを直接操作する」を参照してください。
Filr Advanced EditionではAdvanced Authenticationがサポートされます。
Filr 3.2では、iOSデバイスでの既存のサポートに加えて、Androidデバイスでも、フォトがFilrに正常にアップロードされた後、ローカルのカメラロールからフォトを削除するようにFilrアプリを設定することができます。
新規およびワイプされたiOS 10デバイスで、MobileIronを使用してFilrアプリケーションを設定できます。
iOSデバイスで[アクション]をタップした場合、ホワイトリストに登録されているアプリケーションのみが一覧に表示されるようになったため、ホワイトリストに登録されていないアプリケーションとはファイルを共有できません。
iOS 11のサポート。
Filr 3.1には、次の拡張機能が備わりました。
Filrユーザ(デスクトップ、モバイル、Web)がアップロードできるファイルのタイプを、Filr管理者が許可またはブロックできるようになりました。この機能は、Advanced-EditionライセンスがFilrアプライアンスにインストールされている場合にのみ利用可能です。
詳細については、『Filr 3.1: Administrative UI Reference(Filr 3.1: 管理者用UIリファレンス)』の「Managing Uploading of Files(ファイルのアップロードの管理)
」を参照してください。
Filr 3.0以前では、FilrをNetIQ Access Manager(NAM)と一緒に構成した場合、LDAPユーザがNAM経由でログインできるだけでした。
Filr 3.1では、FilrのNAMとの統合が拡張され、ローカルユーザおよび外部ユーザもNAM経由でFilrにログインできるようになりました。今回のアップデートでは、NAMを使うようにFilrを構成した場合に、[ファイルの表示とダウンロード]リンクもシームレスに機能するようになりました。
詳細については、『Filr 3.1 Installation, Deployment, and Upgrade Guide(Filr 3.1のインストール、展開、アップグレードのガイド)』の「Access Manager (NAM) and Filr Integration(Access Manager(NAM)とFilr統合)
」を参照してください。
Filr 3.0では、Filrのインプレース編集機能のためにブラウザのJavaプラグインのサポートが必要です。しかし、Chromeバージョン45以降やEdgeブラウザなど、一部のブラウザではJavaプラグインをサポートしなくなりました。Micro Focusでは、いずれ他のブラウザもJavaプラグインのサポートを打ち切る事態を危惧しています。その場合、Filrのインプレース編集機能のサポートにも影響が及びます。
Filr 3.1では、インプレース編集機能を拡張し、ブラウザのJavaプラグインを新しいJava Web Start Launcher (do.jnlp)で置き換えました。ファイルをインプレースで編集することを選択すると、Java Web Start Launcherが自動的にダウンロードされます。
詳細については、『Filr 3.1: ユーザアクセスガイド』の「ファイルの編集
」を参照してください。
Filr 3.1には、ユーザのデスクトップでのバルーン通知をFilr管理者が有効または無効にできる新しい設定が導入されました。
詳細については、『Filr 3.1: Administrative UI Reference(Filr 3.1: 管理者用UIリファレンス)』の「Desktop Access—Default Settings(デスクトップアクセス—デフォルトの設定)
」セクションにある「Desktop Notifications(デスクトップ通知)」を参照してください。
メモ:Filr 3.0は、次の2つの種類のライセンスに対応しています。
Standard Edition Filrライセンス Filrの以前のバージョンで使用可能なすべてのサービスと、新機能および改良機能を使用できます。
Advanced Edition Filrライセンス 上記に加えて、管理者は、ネットフォルダ内のフォルダの共有を有効にしたり、デスクトップおよびモバイルアプリのユーザインタフェースをカスタマイズ(ブランド化)したりすることができます。
FilrのStandardおよびAdvancedエディションの詳細については、Micro Focus Filrの製品ページを参照してください。
Filr 3.0には、次の拡張機能が備わりました。
Filr 3.0 Advanced Editionでは、ネットフォルダの共有が拡張され、ファイルの共有に加えてフォルダの共有が組み込まれました。管理者は、ユーザが自分の選択したFilrクライアント(Web、モバイル、デスクトップ)を使って、自分に割り当てられたネットフォルダ内のフォルダを共有することを許可できるようになりました。
詳細については、『Filr 3.0 Understanding How Filr Works(Filr3.0: Filrの仕組みを理解する)』の「Folder Sharing (Advanced-Edition License Only)(フォルダ共有(Advanced-Editionライセンスのみ))
」と、『Filr 3.0: Administrative UI Reference(Filr 3.0: 管理者用UIリファレンス)』の「Sharing(共有)
」を参照してください。
Filr 3.0 Advanced Editionでは、管理者がFilrサイトのブランディングをカスタマイズできることに加えて、デスクトップアプリケーションとモバイルアプリケーションの外観を自社の企業イメージに一致したルックアンドフィールにカスタマイズできます。
デスクトップアプリケーションのブランディングをカスタマイズすることについて詳しくは、『Filr 3.0: Administrative UI Reference(Filr 3.0: 管理者用UIリファレンス)』の「Branding the Desktop Apps (Advanced-Edition License Only)(デスクトップアプリのブランディング(Advanced-Editionライセンスのみ))」を参照してください。
モバイルアプリケーションのブランディングをカスタマイズすることについて詳しくは、『Filr 3.0: Administrative UI Reference(Filr 3.0: 管理者用UIリファレンス)』の「Branding the Mobile Apps (Advanced-Edition License Only)(モバイルアプリのブランディング(Advanced-Editionライセンスのみ))」を参照してください。
Filr 3.0では、オンラインアップデート機能が導入されました。この機能を使うと、手動による介入をあまり必要とせずに、Filrの新しいパッチを適用してFilrアプライアンスを迅速かつ簡単にアップデートできます。『Filr 3.0: Administrative UI Reference』の「Managing Online Updates
」を参照してください。
Filr管理者は、自社のFilrシステムにアクセスしたデスクトップデバイスの詳細を表示したり、万一のデバイスの紛失または盗難の際にすべてのFilrデータをデバイスからワイプしたりできます。詳細については、『Filr 3.0: Administrative UI Reference
』の「Viewing, Wiping, and Disconnecting Registered Clients」セクションを参照してください。.
Filr 3.0では、Windows Server 2016をバックエンドストレージファイルサーバとしてサポートします。『Filr Installation, Deployment, and Upgrade Guide(Filrのインストール、展開、アップグレードのガイド)』の「File Servers (Backend Storage)(ファイルサーバー(バックエンドストレージ))
」を参照してください。
Filr 3.0には、OES 2015 NSS ADのためのサーバメッセージブロック(SMB)プロトコル、バージョン2のサポートが組み込まれています。『Filr Installation, Deployment, and Upgrade Guide(Filrのインストール、展開、アップグレードのガイド)』の「Configuring Filr to Work with OES 2015 NSS AD(OES 2015 NSS ADに対応するためのFilrの構成)
」を参照してください。
Filr 3.0は、NovellブランディングからMicro Focusブランディングに商標変更されました。
Filr 3.0では、Filrにアクセスする外部ユーザに対し、アクセスを許可する前に、契約条項を受諾するよう要求することができます。『Filr 3.0: Administrative UI Reference(Filr 3.0: 管理者用UIリファレンス)』の「Display Terms and Conditions(契約条項の表示)
」を参照してください。
Filr管理者は、すべてのFilrユーザ(デスクトップ、モバイル、Web)がファイルにコメントを付ける機能を有効/無効に設定できるようになりました。詳細については、『Filr 3.0: Administrative UI Reference』の「Allow Commenting on Files
」を参照してください。
Filr管理者は、Filrサーバとデータベース間でデータの暗号化を有効にするか無効にするかを設定できるようになりました。詳細については、『Filr 3.0: Administrative UI Reference(Filr 3.0: 管理者用UIリファレンス)』のセクション「SQL Database Connection(SQL Database接続)
」の表「Using the Database Connection dialog(データベース接続ダイアログの使用)
」にある「Encrypting Filr Database Communication(Filrデータベース通信の暗号化)」を参照してください。
Filr管理者は、ローカルにキャッシュされたファイルがアクセスまたは変更されなくなった後にデスクトップに保持される日数を指定できるようになりました。詳細については、『Filr 3.0: Administrative UI Reference
』の「Desktop Access—Default Settings」を参照してください。.
また、Filr管理者は、デスクトップユーザがキャッシュされたファイルの有効期限を変更することを許可できるようになりました。『Filr Desktopアプリケーションガイドfor Windows
』および『Filr Desktopアプリケーションガイドfor Mac』の「キャッシュファイルの削除」を参照してください。
FilrのセットアップはFilr 2.0からFilr 3.0にアップグレードすることができます。ただし、Filr 3.xリリースは、Filr 3.0以降に対するオンラインアップデートとしてのみ入手可能です。
Filrアプライアンスをアップグレードする前に、次のセクションを確認してください。最新のパッチをすべてインストールしたFilr 2.0アプライアンスをFilr 3.xにアップグレードするには、『Filr 3.4: Installation, Deployment, and Upgrade Guide (Filr 3.4: インストール、展開、アップグレードのガイド)』の「Upgrading Filr (Filrのアップグレード)」を参照してください。
Filr 3.xサーバがOESサーバと通信できるようにするには、OESサーバに最新のパッチを適用して更新する必要があります。
Filr 2.0からFilr 3.0にアップグレードした後、初期構成ページ(ポート9443)にRPCエラーが表示されてログアウトしてしまう場合があります。
ブラウザのキャッシュをクリアしてから再接続すれば、この問題は解決するはずです。
アップグレードするとき、/etc/hostsファイルと/etc/sysconfig/network/routesの情報は保持されません。
アプライアンスのルーティングテーブルをカスタマイズした場合は、アップグレードの前にこれらの領域のバックアップを作成し、アップグレードの完了後にファイルを復元することを検討してください。
Filr 3.0サーバがOES 2015およびOES 2015 SP1サーバと通信できるようにするには、OESサーバに最新のパッチを適用する必要があります。
Filrをインストールするためのシステム要件については、『Filr 3.4: Installation, Deployment, and Upgrade Guide (Filr 3.4: インストール、展開、アップグレードのガイド)』の「System Requirements (システム要件)
」を参照してください。
Filrのインストールに関する情報は、『Filr 3.4: Installation, Deployment, and Upgrade Guide (Filr 3.4: インストール、展開、アップグレードのガイド)』を参照してください。
大規模なインストールでは、/vastorageマウントポイントのために、共有されたNFSまたはCIFSストレージがFilrサーバ上に必要になります。
NFSを使っている場合は、/varマウントポイントまたはその内側の子ディレクトリをターゲットにしてはなりません。そのようにすると、Filrアプライアンスの再起動時に/vastorageのマウントが失敗します。(TID 7017379を参照してください。)
クラスタ環境でFilr 2.0からFilr 3.0にアップグレードするときのローリングアップグレード(1台のFilrサーバか検索インデックスサーバでクライアントにサービスを提供したまま、別のFilrサーバか検索インデックスサーバをアップグレードする)はサポートされていません。
アップグレードプロセスを開始する前に、すべてのFilrアプライアンスおよび検索インデックスアプライアンスをシャットダウンする必要があります。アップグレード完了後に、アプライアンスを再起動してください。
小規模インストール環境またはクラスタ化されていない大規模インストール環境では、この問題による影響はありません。
Filrをアップグレードする方法については、『Filr 3.4: Installation, Deployment, and Upgrade Guide (Filr 3.4: インストール、展開、アップグレードのガイド)』の「Upgrading a Large Filr Deployment (大規模なFilr展開のアップグレード)
」を参照してください。
VMwareスナップショットをFilrのバックアップメソッドとして使用しないでください。そのようにすると、将来Filrをアップグレードできなくなってしまう可能性があります。
スナップショットを使用している場合は、新しいバージョンのFilrにアップグレードする前に、スナップショットを削除する必要があります。
さまざまなFilrコンポーネントをバックアップする方法に関する詳細な情報は、『Filr 3.4: Maintenance Best Practices Guide (Filr 3.4: 保守のベストプラクティスガイド)』の「Backing Up Filr Data (Filrデータのバックアップ)
」を参照してください。
LDAPユーザ名には、有効な英数字、つまり0~9と大文字と小文字のアルファベット(A~Z)しか使用できません。ASCII文字と特殊文字(たとえば、/ \ * ?" < > : | )を含むユーザ名は、Filrユーザ名には使用できません。これらの文字が入ったユーザ名がLDAPディレクトリに含まれている場合、Filrサイトとの同期は行われますが、関連付けられたユーザはログインできません。
これらの文字をFilrユーザ名に使用することはできません。これはFilrユーザ名がユーザのワークスペースタイトルとなり、ワークスペースタイトルはワークスペースにつながる階層パスの要素になるからです。これらの文字はLinuxやWindowsのパス名の正規文字ではありません。
LDAPディレクトリから同期されたユーザ名は、Filrシステムへのログインで大文字と小文字の区別がされません。
ローカルユーザアカウント(Filrで作成され、LDAPディレクトリから同期されていないユーザアカウント)の場合は、大文字と小文字が区別されます。ローカルユーザアカウントのログインアカウント情報は、MySQLデータベースに保存されます。
管理コンソールの[Webアプリケーション]ページで[ゲストアクセスを許可する]と[Webアクセスを無効にする]の両方が選択されている場合、Webアクセスの初期ログインダイアログに[ゲストとしてログインする]が表示され、ゲストユーザはパブリックに利用可能なファイルとフォルダを表示することができます。Webアクセスを無効にすることを選んだ場合は、ゲストアクセスが有効になっていないことを確認してください。
管理者特権を持つユーザがサイトブランディングで使うイメージをFilrにアップロードすることを選択すると、イメージのアップロードは失敗します。サイトブランディングイメージをFilrにアップロードするには、組み込みのFilr管理者(admin)としてログインする必要があります。
バックエンドのWindowsサーバが分散ファイルシステム(DFS)名前空間を使っている場合、FilrではMicrosoftのアクセスベースの列挙(ABE)がサポートされません。
OES 2015サーバ上に、AD用にNSSを実行するリモートDFSジャンクションがある場合、Filr管理コンソールの[ネットフォルダ設定]の下にある[次の周期でキャッシュされた権限情報を更新]の間隔が0分(無効を意味します)に設定されていないことを確認する必要があります。0が指定されている場合、FilrユーザはDFSターゲットの下にあるファイルとフォルダにFilr経由でアクセスすることができず、ターゲットの下にあるすべてのファイルとフォルダの所有者は[ファイル同期エージェント]としてFilrに表示されます。
Filrサーバでは、OESクラスタ環境でDFSジャンクション上のデータへのアクセスで問題が検出されると、次のエラーが表示されます。
ConvertXplatErrToFAMTErr xplat status: 0xc7e90503
この問題を修正するには、VLDBサービスが稼働状態であることを確認してください。VLDBサービスの詳細については、OESのマニュアルを参照してください。
現時点では、Access Managerによってフロント処理されているFilrにログインするとき、ゲストユーザアカウントを使用することはできません。
Access ManagerでFilrのフロント処理をしている場合に、インプレース編集機能を使用してファイルを編集しようとすると、ファイルを開くことができません。
この問題を回避するには、以下の手順に従います。
Access Managerサーバにログインします。
[デバイス]>[Access Gateway]>[(Access Gatewayサーバの名前)]>[編集]>[Advanced Options (詳細オプション)]の順に移動します。
詳細オプション[NAGGlobalOptions AllowMSWebDavMiniRedir]をオンに設定します。
変更内容を適用するために、[デバイス]>[Access Gateway]の順にクリックしてから、[Update All (すべて更新)]をクリックします。
FilrがNetIQ Access Managerによってフロント処理されている場合、Filrに直接アクセスできるのはFilr管理者だけです。このような設定の下でFilrが直接アクセスされると、Filrシステムの同時ログアウトはできなくなります。
Filr管理者がFilrに直接ログインした後(かつFilrとAccess Managerの併用が設定されている場合)、ログアウトを確実に実行できるようにするため、すべてのブラウザセッションを直ちに終了してください。
Access Managerでフロント処理されているFilrサーバ上でユーザアカウントの自己プロビジョニングを行うために登録リンクを使用した後、同じ確認リンクを再びクリックすると、NAMのログインページではなく、Filrのログインページが表示されます。
NetIQ Access ManagerがFilrのフロント処理をするように設定されている場合、複数のID導入ポリシーを同時に使うことはできません。
Filrでは、Active DirectoryのCross Forest Trustはサポートされていません。
Filrクライアントを使わずに、ファイルサーバから直接ファイルを名前変更したり移動したりすると、Filrでそのファイルに関連付けられている共有が解除されます。つまり、Filrで共有を受けたことによりファイルへのアクセスを取得したユーザは、ファイルサーバで名前変更または移動されたファイルにアクセスできなくなります。さらに、[自分が共有者]と[自分が共有相手]ビューにそのファイルは表示されなくなります。
このような状況が発生した場合、Filrでファイルを再共有する必要があります。
ファイルシステム上のフォルダをネットフォルダに同期させている場合、Filrのフォルダパスを48階層(ネストされたサブフォルダ)より深くすることはできません。サブフォルダの階層が深すぎて、対応するFilrフォルダパスが48階層のサブフォルダの制限を超えている場合、ファイル同期コードはその超過した分のサブフォルダを拒否します。
Filrシステムのフォルダが48階層の制限に達すると、同期コードは次のメッセージを返し、そのフォルダは作成されません。
The folder xxx has reached the allowed path maximum depth. Its sub-folders will not be added in the system.
OESサーバ上にジャンクションを作成し、Filrで、このジャンクションをポイントするネットフォルダを作成します。このジャンクションでターゲットの場所を変更しても、ネットフォルダはそのジャンクションの古いターゲットの場所を引き続きポイントします。その結果、ネットフォルダの内容は、古いターゲットの場所にあるファイルとフォルダのままになります。
ネットフォルダで新しいターゲットの場所の内容を表示するには、次のコマンドを実行してfamtdを再起動してください。
rcnovell-famtd restart
現在、ライセンスレポートは、管理者、ゲスト、3つの内部ユーザ(_emailPostingAgent、_jobProcessingAgent、および_synchronizationAgent)をローカルユーザとしてカウントしています。Filrライセンスの使用に関しては、管理者はアクティブなユーザとしてカウントされますが、他の4つのローカルユーザはカウントされません。
ライセンスレポートの生成方法については、『Filr 3.4: Administrative UI Reference (Filr 3.4: 管理者用UIリファレンス)』の「License Report (ライセンスレポート)
」を参照してください。
[個人ストレージ]が無効で、ホームフォルダが設定されていない場合、グローバル[検索]フィールドをクリックしてスペースバーを押すと、[マイファイルストレージ]というディレクトリが表示されます。これは通常隠しディレクトリですが、上記のような特殊な状況下で表示されることがあります。
[マイファイルストレージ]をクリックすると、[マイファイル]領域か別のユーザのプロファイルのいずれかに移動します(検索実行時の場所に依存)。
ファイルを外部ユーザと共有する場合、外部ユーザは自己登録のためのリンクが記載された招待の電子メールを受け取ります。次に、サインインして共有項目にアクセスするためのリンクが記載された確認の電子メールを受け取ります。登録と、登録の確認が終わった後、外部ユーザは、これらのリンクを使用してファイルにアクセスすることができません。ファイルにもう一度アクセスするには、外部ユーザがファイルを共有するためのサイトにログインする必要があります。これを行うには、外部ユーザは、確認の電子メールに記載された[サインインして共有項目にアクセスしてください]リンクをクリックして、初めてファイルにアクセスしたときのサイトのホスト名をメモする必要があります。
ユーザが共有ポイントサーバでファイルを共有している場合に、そのファイルが[自分が共有者]フォルダまたは[自分が共有相手]フォルダのどちらにも表示されません。ただし、ファイルの共有相手になっているユーザは、そのファイルがネットフォルダにあり、そのユーザがネットフォルダへのアクセス権を持っている場合に、共有しているファイルを表示することができます。
テキストエディタ(Microsoft Wordなど)でFilrから.rtfファイルを編集した後、ファイルを保存すると、別のユーザによってファイルが変更されたことを示すメッセージが表示されます。この場合、自分の変更を別のユーザの変更と結合するオプションを選択し、[OK]をクリックします。
ファイルへの変更はFilrに正常に保存されます。
Filrでインプレース編集を使ってファイルを編集することに関する詳細は、『Filr 3.4: ユーザアクセスガイド』の「ファイルの編集
」を参照してください。
LDAP設定[Filrアカウントの名前に使用されるLDAP属性]で指定するLDAP属性値は、LDAPディレクトリ内で固有でなければなりません。たとえば、cnを指定すると、LDAPディレクトリ内のすべてのユーザが固有の値を持たない場合があります。
この問題を解決するためには、emailAddressなど、すべてのコンテナ全体に対して常に固有の値を持つ属性を使用してください。
サブグループを持つグループをLDAPディレクトリからFilrに同期しても、初期同期ではサブグループは親グループのメンバーシップに組み込まれません。
追加のLDAP同期を実行して、グループメンバーシップにすべての必要なサブグループが確実に含まれるようにしてください。
LDAPディレクトリ内のユーザを名前変更したり移動したりする場合は、『Filr 3.4: Administrative UI Reference (Filr 3.4: 管理者用UIリファレンス)』の「LDAP Servers and Synchronization (LDAPサーバと同期)
」で説明されているように、[ユーザまたはグループを固有に識別するLDAP属性]の設定値が指定されていることを確認してください。この設定値が指定されていない状態でLDAPディレクトリのユーザの名前変更や移動を行うと、Filrで新規ユーザが作成されたり、既存のユーザアカウントが削除されたりすることがあります。
ユーザの名前がLDAPディレクトリで変更されたり、ユーザのパスワードがLDAPディレクトリで変更されたりした後でも、Filr MobileアプリケーションまたはFilr Desktopアプリケーションにログインするときに、以下のいずれかが発生するまでは古いユーザ名とパスワードを使用しなければなりません。
LDAP同期が実行される
ユーザが新しいユーザ名かパスワードを使用してWebクライアントにログインする
WebクライアントからFilrにログインする場合は、新しいユーザ名やパスワードを使用することができます。
以前にインポートしたユーザと同じユーザIDを持つLDAPユーザをインポートしようとすると、インポートは失敗してログに記録されますが、そのエラーは管理GUIにレポートされません。インポートエラーは、/opt/novell/filr/apache-tomcat/logs/appserver.logに記録されます。
その後は、最初にインポートされたユーザだけがログインできます。同じユーザIDを持つその他のユーザはログインできませんが、ログイン要求が失敗する原因について何も情報が提供されません。ログイン試行の失敗は、/opt/novell/filr/apache-tomcat/logs/appserver.logに記録されます。
外部発信メールシステム(Novell GroupWiseなど)を使用するようにFilrを設定するときに[認証が必要]オプションを選択していなくても、ユーザ名とパスワードを指定しないと[接続をテスト]ボタンが表示されません。
外部のアウトバウンド電子メールシステムを使うようにFilrを構成する方法については、『Filr 3.4: Administrative UI Reference (Filr 3.4: 管理者用UIリファレンス)』の「Configuring an Email Service for Filr to Use (Filrで使用する電子メールサービスの構成)
」を参照してください。
次のいずれかのファイルタイプで作成したドキュメントをアップロードする場合、Filr Webクライアントにアップロードしようとしたときにファイルまたはフォルダをアップロードできないというエラーが返されます。
iWorkドキュメント(Pages、Keynote、またはNumbersドキュメント)
Macアプリケーションファイル(拡張子が.appであるドキュメント)
これらのドキュメントの構造はフォルダと非常によく似ており、Filr Webクライアントからフォルダをアップロードすることはできないため、Filr Webクライアントはこれらのドキュメントをアップロードできません。
Filr DesktopアプリケーションまたはFilr Mobileアプリを使用してこれらの種類のドキュメントをFilrにアップロードすることはできます。
Filr DesktopアプリケーションまたはFilr Mobileアプリを使用してドキュメントをアップロードする方法については、『Filr Desktopアプリケーションガイドfor Windows』、『Filr Desktopアプリケーションガイドfor Mac』、および『Filr Mobile Appクイックスタート』を参照してください。
ユーザが.oneファイルのアップロードを選択した場合、Filr管理者が.oneファイルをホワイトリストに登録してある場合でも、ファイルをアップロードできません。
単一ファイルまたは複数ファイルを.zipファイルとしてダウンロードすると(『Filr 3.4: ユーザアクセスガイド』の「ファイルのダウンロード
」に説明されています)、iZip Unarchiverなどのサードパーティのツールを使用しないと解凍できません。
この問題が発生するのは、OS Xが現在、.zipファイルを作成するのに使用されている技術のZIP64を処理していないためです。
MacでSafariを使用している場合に、複数ファイルのダウンロード(『Filr 3.4: ユーザアクセスガイド』の「複数のファイルおよびフォルダのダウンロード
」で説明されています)で問題が発生する場合、[ダウンロード後、”安全な”ファイルを開く]のオプションが選択されていないことを確認してください。
[Safari]>[環境設定]をクリックします。
[一般]タブで、[Open “safe” files after downloading]が選択されていないことを確認してください。
正確な最大ファイル名の長さはFilrサーバの設定によって決まりますが、通常は約200文字です。ファイル名が長すぎると、ファイルをFilrに追加できません。
WebDAVを介して(『Filr 3.4: ユーザアクセスガイド』の「ファイルの編集
」で説明されているとおりに)ファイルを編集しようとする際に、ユーザのパスワードにスペースが含まれていると、認証に失敗します。
WebDAVを介してファイルを編集するには、ユーザパスワードにスペースが含まれないようにしてください。
インプレース編集を使用して(『Filr 3.4: ユーザアクセスガイド』の「ファイルの編集
」で説明されているとおりに)ファイルを編集している場合に、[名前を付けて保存]をクリックしてファイルを名前変更することができません。この操作を行うとアップロードエラーになり、ファイルに加えた変更はFilrに同期されません。
Mac環境でWebDAV機能を使用する場合、以下の制限があります。
Mac上でWebDAVを使用してファイルを編集する際の制限事項 Microsoft Officeをドキュメントエディタとして使用する場合、Macではインプレース編集機能がサポートされません。Macでインプレース編集機能を使用するには、ドキュメントエディタにOpenOfficeかLibreOfficeを使用する必要があります。
MacでLibreOfficeを使用しているとWebDAV (インプレース編集)でファイルを編集できない
MacからFilrにアクセスし、ドキュメントエディタとしてLibreOfficeを使用している場合、『Filr 3.4: ユーザアクセスガイド』の「ファイルの編集
」で説明されているようにインプレース編集機能を使ってWebDAV経由でファイルを編集することができません。
Apacheを使ってFilrシステムのフロント処理をしている場合は、MacからFilrにアクセスし、文書エディタとしてLibreOfficeを使用していても、WebDAVからファイルを編集できます。
WebDAVを使用してFilrフォルダに(Mac Finder経由で)アクセスすると読み込み専用になる WebDAVを使用してFilr DesktopアプリケーションのFilrフォルダにMac Finder経由でアクセスすると、アクセスは読み込み専用になります。
OS X 10.9.xでSafari 7.xを使用するとWebDAV (インプレース編集)でファイルを編集できない
Safari 7.xとOS X 10.9.xを使用してFilrにアクセスしているときに、『Filr 3.4: ユーザアクセスガイド』の「ファイルの編集
」で説明されているとおりにインプレース編集機能を使用してファイルを編集すると、エラーが発生し、ファイルを編集できません。
Filrインプレース編集機能をサポートし、HTML 5に対応していないブラウザの使用時にフォルダへのファイル追加をサポートするようにSafari 7.xとOS X 10.9.xを設定するには、次の操作を行います。
SafariでFilrを開いた状態で、[メニュー]>[初期設定]の順にクリックします。
[セキュリティ]タブをクリックしてから、[Manage Website Settings]をクリックします。
[Java]を選択してから、Filr URLの横にあるドロップダウン矢印をクリックして、[Run in Unsafe Mode]を選択します。
[完了]をクリックします。
ユーザIDが128文字を超えるか、パスワードが64文字を超える場合、ユーザはFilr Webクライアントにログインできません。
ChromeブラウザにAskツールバーがインストールされている場合、Filrマストヘッドの一部が表示されなくなります。AskツールバーはChrome公認のツールバーではないため、Chromeブラウザにインストールしないでください。
HTMLビューを使用してファイルを表示すると、次の状況では、チャート、グラフ、または表を含むODPおよびODGファイルは表示されません。
ブラウザでファイルを表示する場合
詳細については、『Filr 3.4: ユーザアクセスガイド
』の「Webブラウザでのファイルの表示」を参照してください。
Filr Mobileアプリからファイルを表示して、[オンラインプレビューの生成]をクリックする場合
LDAPディレクトリにユーザを追加すると、LDAP同期の直後はそのユーザのホームディレクトリがFilrに表示されません。
ファイルシステムのトラスティキャッシュ情報が更新されて、ホームディレクトリ情報がFilrに表示されるまで待つ必要があります。(デフォルトの権限キャッシュのリフレッシュ間隔は5分ごとです。この間隔を変更するには、『Filr 3.4: Administrative UI Reference (Filr 3.4: 管理者用UIリファレンス)』の「Just-in-Time Synchronization (ジャストインタイム同期)
」にある説明に従ってください。)
ユーザがLDAPディレクトリ内のユーザアカウントに関連付けられているエイリアスを持っていても、そのエイリアスはLDAP同期中にFilrに同期されません。したがって、ユーザは自分のエイリアスを使用してFilrにログインできません。
Filrではファイル編集に使用するデフォルトのアプリケーションを変更できます。『Filr 3.4: ユーザアクセスガイド』の「単一のファイルタイプ用のデフォルトエディタ設定の変更
」に説明されている方法に従ってください。ただし、メモ帳やワードパッドなどのテキストエディタはWebDAVをサポートしていないため、これらのテキストエディタをファイル編集のためのデフォルトのドキュメントエディタとしては使用できません。
Filrの展開にMicrosoft SQLデータベースが含まれている場合、ネットワークに障害が起きたときは、Filrの展開に含まれるすべてのアプライアンスを再起動してFilrサービスを復元する必要があります。
XMLは、HTML表示でサポートされるデフォルトのフォーマットに含まれていませんが、追加することができます(『Filr 3.4: Administrative UI Reference (Filr 3.4: 管理者用UIリファレンス)』の「HTML Rendering of Non-HTML Files (HTML以外のファイルのHTMLレンダリング)
」を参照してください)。
XMLをHTML表示でサポートされるフォーマットとして追加する場合は、一部のXMLファイルを開くことができず、Webクライアントに表示されないことに注意してください。
構成ウィザードで大規模な展開を構成する場合に、Microsoft SQLデータベースを使うときは、[データベース名]フィールドに指定するデータベース名の先頭を数字にすることができません。名前が数字で始まっていると、構成ウィザードはデータベースを作成できません。たとえば、1Filrは受け入れられませんが、Filr1は受け入れられます。
Filr Desktopアプリケーション(Windows、Mac、およびLinuxのクライアント用)に関連する問題のリストについては、『Filr Desktopアプリケーションリリースノート』を参照してください。
Filr Mobileアプリケーションのインストール方法と実行方法については、『 Filr Mobileアプリクイックスタート』を参照してください。
Filr Mobileアプリケーションの既知の問題を以下に示します。
ファイルアプリを使用してFilrファイルの操作を実行しているときに、エラーが発生することがあります。この問題を解決するには、再実行してみてください。
ファイルをiOSデバイスにダウンロードした後も、ダウンロードアイコンはそのまま残ります。
Filrのインストール時に、ファイルプロバイダの拡張機能を使用してログインできません。この問題を解決するには、ファイルアプリの編集セクションで、Filrアプリのスイッチをオフにしてからオンに切り換えてみてください。
iOSデバイスでは、Filrサーバが自己署名証明書を使用している場合に、.odt、.odp、および.dwgなど、一部のファイルのプレビューを表示できません。
Filrサーバが既知の認証局(CA)によって署名された有効なSSL証明書を使用していることを確認します。
MobileIronが設定されたiOS 11デバイスで[アクション]アイコン をタップしたときに表示されるアクティビティビュー画面がAppConnect appまたはWhitelist設定に従わず、すべてのアプリケーションと拡張機能が一覧表示されます。AppConnect appまたはWhitelist.settingsに含まれていないアプリケーションや拡張機能をタップした場合でも、このようなブロックされたアプリケーションや拡張機能とファイルが共有されてしまいます。
ただし、アクティビティビュー表示にあるFilrの[次の方法で開く ]オプションでは、MobileIronのAppConnect appまたはWhitelist設定に従います。
MobileIronが設定されているiOSデバイスからFilrにログインすると、MobileIronの[Allow open in]設定が[AppConnect app]または[Whitelist]のいずれかに設定されている場合、アクションアイコン をタップしたときにFilrのメニューオプションが表示されません。
この問題を回避するには、AppConnectアプリ構成を作成または変更して、アプリ固有の環境設定セクションに次のキーと値のペアを追加します。
キー: MI_AC_DISABLE_OPEN_IN_ENFORCEMENT
値: はい
アプリケーションがホワイトリストに追加されると、iOSのアプリの拡張機能とAirDropによる共有が制限されます。
たとえば、Googleドライブがホワイトリストに追加されると(com.google.Drive)、AirDrop、ドライブ、ファイルに保存などの拡張機能を介したファイルの共有が制限されます。これらのファイルは、[ドライブでインポート]や[ドライブにコピー]などのアプリケーションでのみ共有できます。
Filrが自己署名証明書を使用して構成されている場合、Windows PhoneユーザがWindowsモバイルアプリを使用してFilrにアクセスしようとすると、認証エラーが表示されます。
この問題は、次のいずれかの方法で解決できます。
(推奨)「Filr 3.4: Maintenance Best Practices Guide (Filr 3.4: 保守のベストプラクティスガイド)」にある公式証明書を使うようにFilrを構成します。
システム内の各Windows Phoneに、自己署名証明書のコピーを電子メールで送信します。ユーザは受信した電子メールを開いて、証明書添付ファイルをクリックします。ユーザが添付ファイルをクリックすると、自己署名証明書がWindows Phoneにインストールされます。証明書がインストールされると、ユーザがFilrアプリにログインしても、認証エラーは表示されなくなります。
モバイルアプリケーションの[ダウンロード]領域からファイルにアクセスしても、ジャストインタイム同期がトリガされません。
ジャストインタイム同期だけを設定している(スケジュール設定された同期を無効にしている)場合、[ネットフォルダ]内に格納されているファイルで、モバイルアプリケーションの[ダウンロード]領域に追加されているものは、ファイルシステムから実行された変更に関して自動更新されません。ユーザがいずれかのFilrクライアントを使ってそのファイルを格納している[ネットフォルダ]をブラウズした後に初めて[ダウンロード]領域内のファイルが更新されます。
ユーザがホームフォルダからモバイルアプリの[ダウンロード]領域にファイルを追加し、その後『Filr 3.4: Administrative UI Reference (Filr 3.4: 管理者用UIリファレンス)』の「Enabling Personal Storage for Users and Groups (ユーザやグループの個人ストレージの有効化)
」に説明されている方法でFilr管理者が個人ストレージを有効にすると、ホームフォルダから追加されたファイルがモバイルアプリの[ダウンロード]領域から削除されます。
[ネットフォルダ]からモバイルアプリケーションの[ダウンロード]領域にファイルを追加し、OESまたはWindowsファイルシステムでそのファイルが名前変更または移動されると、モバイルアプリケーションの[ダウンロード]領域からそのファイルが削除されます。
[共有]ダイアログで電子メールアドレスを指定する際、電子メールアドレスにアポストロフィなどの拡張文字が含まれていると、指定したユーザとその項目を共有できないことを示すエラーメッセージが表示されます。
作成元のアプリケーションでパスワード保護されているファイルは、Filrでは表示できません。
ユーザプロファイルをごみ箱から復元してユーザアカウントの有効化を選択する場合、そのユーザの[マイファイルストレージ]フォルダがまだごみ箱にあると、次のエラーが表示されます。
「マイファイルストレージ」フォルダがごみ箱に入っているため、「ユーザ」を有効にできませんでした。
ユーザアカウントを有効にする前に、そのユーザアカウントをごみ箱から完全に復元したことを確認する必要があります。ユーザアカウントをごみ箱から完全に復元するには、そのユーザのユーザプロファイルと[マイファイルストレージ]をごみ箱から復元する必要があります。
お客様から報告されたバグとパートナー会社から報告されたバグのうち、Filr 3.xで修正されたもののリストは、以下を参照してください。
各バグの詳細については、ご使用のアカウントでログインし、Bugzillaからバグ番号で検索してください。
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