A.2 コマンドラインモード

コマンドラインモードを使用すると、スクリプトまたはバッチファイルを使用できます。表 A-7では、使用可能なさまざまなオプション示しています。

コマンドラインオプションを使用するには、使用するオプションを選択し、これらを続けて入力します。

例: dxcmd -user admin.headquarters -host 10.0.0.1 -password n0vell -start test.driverset.headquarters

コマンドにより、ドライバが起動します。

表 A-7 コマンドラインオプション

オプション

説明

環境設定

 

-user <ユーザ名>

テストするドライバに対して管理者権限を持つユーザの名前を指定します。

-host <名前またはIPアドレス>

ドライバがインストールされているサーバのIPアドレスを指定します。

-password <ユーザのパスワード>

上記で指定したユーザのパスワードを入力します。

-port <ポート番号>

ポート番号は、デフォルトのポートが使用されていない場合に指定します。

-q <クワイエットモード>

コマンドが実行されているときに最小限の情報を表示します。

-v <詳細モード>

コマンドが実行されているときに詳しい情報を表示します。

-? <このメッセージを表示>

ヘルプメニューを表示します。

-help <このメッセージを表示>

ヘルプメニューを表示します。

アクション

 

-start <ドライバdn>

ドライバを起動します。

-stop <ドライバdn>

ドライバを停止します。

-getstate <ドライバdn>

実行されているドライバまたは停止したドライバの状態を表示します。

-getstartoption <ドライバdn>

ドライバの起動オプションを表示します。

-setstartoption <ドライバdn> <disabled|manual|auto> <resync|noresync>

サーバが再起動した場合に、ドライバをどのように起動するのかを設定します。ドライバが再起動したときに、オブジェクトが再同期されるのかどうかを設定します。

-getcachelimit <ドライバdn>

ドライバに対して設定されたキャッシュの制限を一覧表示します。

-setcachelimit <ドライバdn> <0または正の整数>

ドライバのキャッシュの制限を設定します。

-migrateapp <ドライバdn> <ファイル名>

クエリコマンドが含まれているXMLドキュメントを処理します。

Novell nds.dtdを使用して、クエリコマンドが含まれているXMLドキュメントを作成します。

-setshimpassword <ドライバdn> <パスワード>

アプリケーションパスワードを設定します。これは、接続システムへの認証に使用しているユーザアカウントのパスワードです。

-clearshimpassword <ドライバdn> <パスワード>

アプリケーションパスワードをクリアします。

-setremoteloaderpassword <ドライバdn> <パスワード>

リモートローダのパスワードを設定します。

リモートローダインスタンスへのアクセスを制御するために、リモートローダのパスワードが使用されます。詳細については、セクション 3.0, 接続システムの設定を参照してください。

<clearremoteloaderpassword <ドライバdn>

リモートローダのパスワードをクリアします。

-sendcommand <ドライバdn> <入力ファイル名> <出力ファイル名>

XDSコマンドドキュメントを処理します。

入力ファイルとして、XDSコマンドドキュメントを指定します。

例:

NetWare: sys:\files\user.xml

Windows:c:\files\user.xml

Linux: /files/user.log

結果を表示するための出力ファイル名を指定します。

例:

NetWare: sys:\files\user.log

Windows:c:\files\user.log

Linux: /files/user.log

-setlogevents <dn> <整数 ...>

ドライバ上のNovell Auditログイベントを設定します。整数は、ログに記録する項目のオプションです。入力する整数のリストについては、表 A-6を参照してください。

-clearlogevents <dn>

ドライバ上に設定されているすべてのNovell Auditログイベントをクリアします。

-setdriverset <ドライバセットdn>

ドライバセットをサーバに関連付けます。

-cleardriverset

ドライバセットの関連付けをサーバからクリアします。

-getversion

インストールされたIdentity Managerのバージョンを表示します。

-initdriver object <dn>

新しいドライバオブジェクト上のデータを内部的に初期化します。このオプションはテスト用です。

-setnamedpassword <ドライバdn> <名前> <パスワード> [説明]

ドライバオブジェクトの名前付きパスワードを設定します。名前付きパスワードの名前、パスワード、および説明を指定します。

-clearnamedpassword <ドライバdn> <名前>

指定した名前付きパスワードをクリアします。

-clearallnamedpaswords <ドライバdn>

特定のドライバ上のすべての名前付きパスワード設定をクリアします。