2.1 ポリシー
ポリシーの動作を理解するには、まず、ポリシーのコンポーネントを理解する必要があります。
- ポリシーは複数のルールで構成されています。
- ルールとは、定義したアクション(アクションを参照)が実行されるために満たされていなければならない条件(条件を参照)のセットです。
- アクションは実行時に展開されるトークンから派生する動的な引数を持つことができます。
- トークンは、2つに分類することができます。名詞(名詞トークンを参照)と動詞(動詞トークンを参照)です。
- 名詞トークンは現在の操作、ソースやターゲットのデータストア、または外部ソースなどから派生する値を展開します。
- 動詞トークンは、そのトークンのサブオーディネイトにある他のトークンの連結された結果を変更します。
- 正規表現(正規表現を参照)およびXPath 1.0の式(XPath 1.0の式を参照)は、一般的にには、ポリシーに対し適した結果を作成するためにルールで使用されます。
- ポリシーとはXDSドキュメント上で操作を実行するもので、その主な目的はドキュメントを調べて変更を加えることです。
- 操作とはXDSドキュメント内の要素のことで、入力要素と出力要素の子になります。これらの要素はNovellのnds.dtdの一部です。詳細については、「NDS DTD」を参照してください。
- 通常、1つの操作は1つのイベント、コマンドまたはステータスを表します。
- ポリシーは、操作ごとに個別に適用されます。ポリシーが各操作に順番に適用されるので、その操作が現在の操作になります。各ルールは現在の操作に順次適用されます。直前のルールによって実行されたアクションが原因で、ルールがそれ以降適用されなくなる場合を除き、すべてのルールが現在の操作に適用されます。
- ポリシーはドキュメント外のコンテキストを取得して、結果のドキュメントに反映されない副次的動作を発生させることもできます。