2.6 アクション

この節では、ポリシービルダインタフェースで使用できるすべてのアクションについて、詳しく説明します。

2.6.1 関連付けの追加

指定した関連付けと共に、関連付けの追加コマンドをアイデンティティボールトに送信します。

フィールド

モード
このアクションを現在の操作に追加するか、またはアイデンティティボールトへ直接書き込むかを選択します。
DN
ターゲットオブジェクトのDNを指定するか、または空白のままにして現在のオブジェクトを使用します。
関連付け
追加する関連付けの値を指定します。

関連付けの追加

2.6.2 ターゲット属性値の追加

ターゲットデータストア内のオブジェクトの属性に値を追加します。

フィールド

属性名
属性の名前を指定します。
クラス名
(オプション)ターゲットオブジェクトのクラス名を指定します。現在のオブジェクトのクラス名を使用するには、空白のままにします。
モード
このアクションを現在の操作の前と後のどちらに追加するか、または目的のデータストアへ直接書き込むかを選択します。
オブジェクト
ターゲットオブジェクトを選択します。このオブジェクトは現在のオブジェクトにすることも、DNまたは関連付けによって指定することもできます。
値のタイプ
追加する属性値の構文を選択します。
追加する属性値を指定します。

この例では、ターゲット属性値をOU属性に追加します。作成されたローカル変数から値を生成します。このルールは、Identity Manager 3.0に付属している事前定義されたルールです。詳細については、コマンド変換-部署別コンテナの作成-パート1とパート2を参照してください。

部署別コンテナの作成パート1
部署別コンテナの作成パート2
ターゲット属性値の追加

2.6.3 ターゲットオブジェクトの追加

ターゲットデータストア内に新しいオブジェクトを作成します。

フィールド

クラス名
作成するオブジェクトのクラス名を指定します。
モード
このアクションを現在の操作の前と後のどちらに追加するか、または目的のデータストアへ直接書き込むかを選択します。
DN
作成するオブジェクトのDNを指定します。

備考

オブジェクト作成の一部として追加される任意の属性値は、次のセクション 2.6.2, ターゲット属性値の追加アクションで同じDNを使って追加する必要があります。

この例では、必要な部署別コンテナを作成します。このルールは、Identity Manager 3.0に付属している事前定義されたルールです。詳細については、コマンド変換-部署別コンテナの作成-パート1とパート2を参照してください。

部署別コンテナを作成する事前定義ルールのパート1
部署別コンテナを作成する事前定義ルールのパート2
ターゲットオブジェクトの追加

部門オブジェクトが作成されます。OU属性の値は、このアクションの後に発生するターゲット属性値のアクションから作成されます。

2.6.4 ソース属性値の追加

ソースデータストア内のオブジェクトの属性に値を追加します。

フィールド

属性名
属性の名前を指定します。
クラス名
(オプション)ターゲットオブジェクトのクラス名を指定します。現在のオブジェクトのクラス名を使用するには、空白のままにします。
オブジェクト
ターゲットオブジェクトを選択します。このオブジェクトは現在のオブジェクトにすることも、DNまたは関連付けによって指定することもできます。
値のタイプ
追加する属性値の構文を選択します。
追加する属性値を指定します。

ソース属性値の追加

2.6.5 ソースオブジェクトの追加

ソースデータストア内に作成される、指定されたタイプのオブジェクトを作成します。オブジェクト作成の一部として追加される任意の属性値は、次のソース属性値の追加アクションで同じDNを使って追加する必要があります。

フィールド

クラス名
追加するオブジェクトのクラス名を指定します。
DN
追加するオブジェクトのDNを指定します。

ソースオブジェクトの追加

2.6.6 XML要素の追加

XPath式で選択された要素のセットに要素を追加します。

フィールド

変数名
XML要素のタグ名を指定します。この名前には、前にこのポリシーで定義されているネームスペースプリフィックスを含めることができます。
XPath式
新しい要素の追加先になる要素を含むノードセットを返すXPath 1.0の式を指定します。

XML要素の追加

2.6.7 XMLテキストの追加

XPath式で選択された要素のセットにテキストを追加します。

フィールド

XPath式
テキストの追加先になる要素が含まれるノードセットを返すXPATH 1.0の式。
文字列
追加するテキストを指定します。

XMLテキストの追加

2.6.8 中断

現在のポリシーによる現在の操作の処理を終了します。

中断

2.6.9 ターゲット属性値のクリア

ターゲットデータストア内の1つのオブジェクトから、すべての属性値を削除します。

フィールド

属性名
属性の名前を指定します。
クラス名
(オプション)ターゲットオブジェクトのクラス名を指定します。現在のオブジェクトのクラス名を使用するには、空白のままにします。
モード
このアクションを現在の操作の前と後のどちらに追加するか、または目的のデータストアへ直接書き込むかを選択します。
オブジェクト
ターゲットオブジェクトを選択します。このオブジェクトは現在のオブジェクトにすることも、DNまたは関連付けによって指定することもできます。

ターゲット属性値のクリア

2.6.10 操作プロパティのクリア

操作プロパティの現在の操作をクリアします。

フィールド

プロパティ名
クリアする操作プロパティの名前を指定します。

操作プロパティのクリア

2.6.11 ソース属性値のクリア

ソースデータストア内の1つのオブジェクトから、すべての属性値を削除します。

フィールド

属性名
属性の名前を指定します。
クラス名
(オプション)ターゲットオブジェクトのクラス名を指定します。現在のオブジェクトのクラス名を使用するには、空白のままにします。
オブジェクト
ターゲットオブジェクトを選択します。このオブジェクトは現在のオブジェクトにすることも、DNまたは関連付けによって指定することもできます。

ソース属性値のクリア

2.6.12 SSO資格情報のクリア

シングルサインオンの資格情報をクリアし、オブジェクトのプロビジョニングを解除できるようにします。このアクションは、資格情報のプロビジョニングポリシーの一部です。詳細については、セクション 4.0, Novell資格情報プロビジョニングポリシーを参照してください。

フィールド

資格情報ストアオブジェクトのDN
リポジトリオブジェクトのDNを指定します。
ターゲットユーザのDN
ターゲットユーザのDNを指定します。
アプリケーションのアクティベーションキーID
アプリケーションオブジェクト内に格納されるアプリケーションの資格情報を指定します。
ログインパラメータの文字列
アプリケーションのログインパラメータを指定します。ログインパラメータとは、アプリケーションオブジェクト内に格納されている認証キーです。

2.6.13 XPath式によるクローン

XPath式で選択されたXMLノードのセットの詳細コピーを、他のXPath式で選択された要素のセットに追加します。

フィールド

ソースXPath式
コピーされるノードを含むノードセットを返すXPath 1.0の式を指定します。
ターゲットXPath式
コピーされたノードの追加先になる要素を含むノードセットを返すXPath 1.0の式を指定します。

XPath式によるクローン

2.6.14 操作属性のクローン

現在の操作で属性に行った内容を、現在の操作内の別の属性にコピーします。

フィールド

ソース名
コピー元の属性の名前を指定します。
ターゲット名
コピー先の属性の名前を指定します。

この例では、役職に基づいて、ユーザオブジェクトを適切なグループ(従業員またはマネージャ)に追加します。必要に応じてグループも作成し、そのグループに同等セキュリティを設定します。これは「Govern Groups for User Based on Title Attribute (役職属性に基づくユーザグループの管理)」というポリシーで、NovellのサポートWebサイトからダウンロードできます。詳細については、ダウンロード可能なIdentity Managerポリシーを参照してください。

役職に基づくグループへユーザオブジェクトを追加
操作属性のクローン

この「操作属性のクローン」の例では、グループメンバーシップ属性から情報を取得し、これに同等セキュリティを追加して同じ値になるようにしています。

2.6.15 ターゲットオブジェクトの削除

ターゲットデータストア内のオブジェクトを削除します。

フィールド

モード
このアクションを現在の操作の前と後のどちらに追加するか、または目的のデータストアへ直接書き込むかを選択します。
オブジェクト
ターゲットオブジェクトを選択します。このオブジェクトは現在のオブジェクトにすることも、DNまたは関連付けによって指定することもできます。

ターゲットオブジェクトの削除

2.6.16 ソースオブジェクトの削除

ソースデータストア内のオブジェクトを削除します。

フィールド

モード
このアクションを現在の操作の前と後のどちらに追加するか、または目的のデータストアへ直接書き込むかを選択します。
オブジェクト
ソースデータストア内の削除するターゲットオブジェクトを選択します。このオブジェクトは現在のオブジェクトにすることも、DNまたは関連付けによって指定することもできます。

ソースオブジェクトの削除

2.6.17 一致オブジェクトの検索

ターゲットデータストアにある現在のオブジェクトに一致するものを検索します。

フィールド

スコープ
検索範囲を選択します。範囲は[エントリ]、[サブオーディネート]、または[サブツリー]になります。
DN
検索のベースとなるDNを指定します。
一致する属性
検索する属性値を指定します。

備考

一致オブジェクトの検索は、現在の操作が追加される場合にのみ有効です。

DN引数は、スコープが[エントリ]の場合のみ必須で、それ以外の場合はオプションです。スコープが[サブツリー]または[サブオーディネート]の場合には、少なくとも1つの一致属性が必要です。スコープが[エントリ]の場合には結果は定義されず、一致属性が指定されます。ターゲットデータストアが接続されたアプリケーションである場合は、一致結果が返されるごとに関連付けが現在の操作に追加されます。現在の操作に空でない関連付けがすでにある場合はクエリが実行されないので、同じルール内に一致オブジェクトの検索アクションを複数指定しても問題ありません。

ターゲットデータストアがアイデンティティボールトである場合は、現在の操作のターゲットDN属性が設定されます。現在の操作にすでに空でないターゲットDN属性がある場合はクエリが実行されないので、同じルール内に一致オブジェクトの検索アクションを複数指定しても問題ありません。結果が1つだけ返され、それがまだ関連付けられていない場合は、現在の操作のターゲットDNが一致オブジェクトのソースDNに設定されます。結果が1つだけ返され、それがすでに関連付けられている場合は、現在の操作のターゲットDNが1文字のに設定されます。複数の結果が返される場合は、現在の操作のターゲットDNが1文字の�に設定されます。

この例では、ユーザオブジェクトで属性CNとLを使用して照合します。ルールが検索している場所のユーザコンテナで開始され、OU属性内に格納された情報をDNに追加します。このルールは、Identity Manager 3.0に付属している事前定義されたルールです。詳細については、一致-属性値別を参照してください。

属性値別の一致
一致オブジェクトの検索

引数ビルダのアイコンをクリックすると、一致属性ビルダが開きます。ビルダで照合する属性を指定します。この例では、CNおよびLの属性を使用しています。

一致属性ビルダ

2.6.18 繰り返し(For Each)

ノードセット内の各ノードに対し、アクションのセットを繰り返します。

フィールド

ノードセット
ノードセットを指定します。
アクション
ノードセットの各ノードに対して実行するアクションを指定します。

備考

ローカル変数が使用される場合、アクションのセットが1回実行されるたびに、現在のノードは異なる値になります。

For eachでは、ノードセット内のあるノードがエンタイトルメントである場合、それに対しては黙示的にエンタイトルメントの実装アクションが実行されます。

毎

次に示すのは、引数アクションビルダの例で、アクションの引数を指定するために使用されます。

名前付き文字列ビルダ

2.6.19 イベントの生成

ユーザ定義イベントをNovell Auditに送信します。

フィールド

ID
イベントのIDを指定します。このIDは、1000~1999の範囲の整数である必要があります。
レベル
イベントのレベルを選択します。

レベル

説明

log-emergency

メタディレクトリエンジンまたはドライバがシャットダウンされるイベント。

log-alert

早急に注意が必要なイベント。

log-critical

メタディレクトリエンジンまたはドライバの一部が正常に動作しなくなるイベント。

log-error

メタディレクトリエンジンまたはドライバによって処理できるエラーを示すイベント。

log-warning

大きな問題としては取り上げられないネガティブなイベント。

log-notice

管理者が使い方や操作を理解または向上するのに使用できるイベント(ポジティブまたはネガティブ)。

log-info

何らかの重要性を持つポジティブなイベント。

log-debug

サポート担当者またはエンジニアがメタディレクトリエンジンまたはドライバの操作をデバッグするためのイベント。

文字列
イベントに含めるユーザ定義の文字列値、整数値、およびバイナリ値を指定します。これらの値は、名前付き文字列ビルダを使用して指定します。

文字列名

説明

target

イベントの対象になるオブジェクト。

target-type

ターゲットの定義済みの形式を示す整数。現在定義済みのtarget-typeの値を示します。

  • 0 = なし
  • 1 = スラッシュ表記
  • 2 = ドット表記
  • 3 = LDAP表記

subTarget

イベントの対象になるターゲットのサブコンポーネント。

text1

ここに入力されるテキストは、text1イベントフィールドに格納されます。

text2

ここに入力されるテキストは、text2イベントフィールドに格納されます。

text3

ここに入力されるテキストは、text3イベントフィールドに格納されます。

value

ここに入力される任意の数字は、valueイベントフィールドに格納されます。

value3

ここに入力される任意の数字は、value3イベントフィールドに格納されます。

data

ここに入力されるデータは、Blobイベントフィールドに格納されます。

備考

Novell Auditイベント構造には、1つのターゲット、1つのサブターゲット、3つの文字列(text1、text2、text3)、2つの整数(value、value3)、および1つの一般的なフィールド(data)が含まれます。テキストフィールドは256バイトに制限されています。データフィールドには3KBまでの情報を含めることができます。ただし、環境によってはこれより大きいデータフィールドを使用できる場合もあります。

この例には4つのルールがあり、これらのルールでは名字属性の最初の文字に基づいてユーザオブジェクトに配置ポリシーを実装し、トレースメッセージおよびカスタムのNovell Auditイベントの両方を生成します。イベントの生成アクションは、Novell Auditにイベントを送信する場合に使用されます。これは、「Policy to Place by Surname (名字で配置するためのポリシー)」という名前のポリシーで、NovellのサポートWebサイトからダウンロードできます。詳細については、ダウンロード可能なIdentity Managerポリシーを参照してください。

名字で配置するポリシー
イベントの生成

次に示すのは、名前付き文字列ビルダの例で、文字列の引数を指定しているところです。

名前付き文字列ビルダ

イベントの生成により、IDが1000のイベントを作成中で、LVUser1のローカル変数で生成されたテキストを示しています。ローカル変数LVUser1は、+”“+”Training\Users\Active\Users1”+” コンテナ”に追加されたユーザ:操作属性“cn”の文字列です。このイベントは、Trainging\Users\Active\Users1コンテナに追加されたユーザ:jsmithを読み込みます。

2.6.20 エンタイトルメントの実装

エンタイトルメントを実装するアクションを指定することで、これらのエンタイトルメントのステータスが、そのエンタイトルメントを付与または取り消したエージェントにレポートされるようにします。

フィールド

ノードセット
指定されたアクションによって実装中のエンタイトルメントが含まれるノードセット。
アクション
指定されたエンタイトルメントを実装するアクション。

エンタイトルメントの実装

次に示すのは、引数アクションビルダの例で、アクションの引数を指定する場合に使用されます。

エンタイトルメントの実装

2.6.21 ターゲットオブジェクトの移動

ターゲットデータストア内のオブジェクトを移動します。

フィールド

モード
このアクションを現在の操作の前と後のどちらに追加するか、または目的のデータストアへ直接書き込むかを選択します。
クラス名
(オプション)移動するオブジェクトのクラス名を指定します。現在のオブジェクトのクラス名を使用するには、空白のままにします。
移動するオブジェクト
移動するオブジェクトを選択します。このオブジェクトは現在のオブジェクトにすることも、DNまたは関連付けによって指定することもできます。
移動するコンテナ
ターゲットコンテナを選択します。このコンテナは、DNまたは関連付けによって指定します。

この例にはルールが1つ含まれています。このルールは、説明属性がユーザの終了を示している場合にユーザのアカウントを無効にし、アカウントを無効なコンテナに移動します。これは、「Disable User Account and Move When Terminated (終了時のユーザアカウントの無効化と移動)」という名前のポリシーで、NovelのサポートWebサイトからダウンロードできます。詳細については、ダウンロード可能なIdentity Managerポリシーを参照してください。

終了時の移動
ターゲットオブジェクトの移動

このポリシーでは、それがユーザオブジェクトの変更イベントであるかどうか、および説明属性に終了の値が含まれているかどうかを確認します。該当する場合、「ログインの無効化」の属性をTrueに設定し、そのオブジェクトをUser\Disabledコンテナに移動します。

2.6.22 ソースオブジェクトの移動

ソースデータストア内のオブジェクトを移動します。

フィールド

移動するオブジェクト
移動するオブジェクトを選択します。このオブジェクトは現在のオブジェクトにすることも、DNまたは関連付けによって指定することもできます。
移動するコンテナ
ターゲットコンテナを選択します。このコンテナは、DNまたは関連付けによって指定します。

ソースオブジェクトの移動

2.6.23 操作属性の再フォーマット

パターンを使用して、現在の操作内にある属性のすべての値を再フォーマットします。

フィールド

名前
属性の名前を指定します。
値のタイプ
新しい属性値の構文を指定します。
属性値の新しいフォーマットのパターンとして使用する値を指定します。新しい値を作成するのに元の値が必要な場合は、ローカル変数current-valueを参照することで取得する必要があります。

この例では、電話番号を再フォーマットします。(nnn)-nnn-nnnnからnnn-nnn-nnnnに変更します。このルールは、Identity Manager 3.0に付属している事前定義されたルールです。詳細については、入出力変換-電話番号の形式を(nnn) nnn-nnnnからnnn-nnn-nnnnに変更を参照してください。

入出力変換-電話番号の再フォーマット
操作属性の再フォーマット

このアクションの再フォーマット操作属性により、電話番号の形式を変更します。このルールでは、引数ビルダと正規表現を使用して、情報の表示方法を変更します。

2.6.24 関連付けを削除

関連付けを削除するコマンドをアイデンティティボールトに送信します。

フィールド

モード
このアクションを現在の操作の前と後のどちらに追加するか、または目的のデータストアへ直接書き込むかを選択します。
関連付け
削除する関連付けの値を指定します。

この例では、削除操作を使用して、ユーザオブジェクトを無効にします。イベントは変換されます。このルールは、Identity Manager 3.0に付属している事前定義されたルールです。詳細については、コマンド変換-無効にする発行者の削除を参照してください。

無効にする発行者削除
関連付けを削除

ユーザオブジェクトに対して削除操作が行われるときは、「ログインの無効化」の値がTrueに設定され、ユーザオブジェクトから関連付けが削除されます。関連付けが削除されるのは、接続アプリケーション内に関連付けられたオブジェクトが存在しなくなったためです。

2.6.25 ターゲット属性値の削除

ターゲットデータストア内のオブジェクトから、属性値を1つ削除します。

フィールド

属性名
属性の名前を指定します。
クラス名
(オプション)ターゲットオブジェクトのクラス名を指定します。現在のオブジェクトのクラス名を使用するには、空白のままにします。
モード
このアクションを現在の操作の前と後のどちらに追加するか、または目的のデータストアへ直接書き込むかを選択します。
オブジェクト
ターゲットオブジェクトを選択します。このオブジェクトは現在のオブジェクトにすることも、DNまたは関連付けによって指定することもできます。
値のタイプ
削除する属性値の構文を指定します。
新しい属性値の値を指定します。

ターゲット属性値の削除

2.6.26 ソース属性値の削除

ソースデータストア内のオブジェクトにある名前付き属性から、指定した値を削除します。

フィールド

属性名
属性の名前を指定します。
クラス名
(オプション)ターゲットオブジェクトのクラス名を指定します。現在のオブジェクトのクラス名を使用するには、空白のままにします。
オブジェクト
ターゲットオブジェクトを選択します。このオブジェクトは現在のオブジェクトにすることも、DNまたは関連付けによって指定することもできます。
値のタイプ
削除する属性値の構文を指定します。
削除する属性値を指定します。

ソース属性値の削除

2.6.27 ターゲットオブジェクトの名前変更

ターゲットデータストア内のオブジェクトの名前を変更します。

フィールド

モード
このアクションを現在の操作の前と後のどちらに追加するか、または目的のデータストアへ直接書き込むかを選択します。
オブジェクト
ターゲットオブジェクトを選択します。このオブジェクトは現在のオブジェクトにすることも、DNまたは関連付けによって指定することもできます。
文字列
オブジェクトの新しい名前を指定します。

ターゲットオブジェクトの名前変更

2.6.28 操作属性の名前変更

現在の操作で属性に行ったすべての内容に対する名前を変更します。

フィールド

ソース名
変更前の属性名を指定します。
ターゲット名
新しい属性名を指定します。

操作属性の名前変更

2.6.29 ソースオブジェクトの名前変更

ソースデータストア内のオブジェクトの名前を変更します。

フィールド

オブジェクト
ターゲットオブジェクトを選択します。このオブジェクトは現在のオブジェクト、DNまたは関連付けにすることができます。
文字列
オブジェクトの新しい名前を指定します。

ソースオブジェクトの名前変更

2.6.30 電子メールの送信

電子メール通知を送信します。

フィールド

ID
(オプション)メッセージを送信するSMTPシステムでのユーザIDを指定します。
サーバ
SMTPサーバ名を指定します。
パスワード
(オプション)SMTPサーバのアカウントのパスワードを指定します。

重要:パスワード属性の値はクリアテキストで保存されます。

タイプ
電子メールメッセージのタイプを選択します。
文字列
さまざまな電子メールアドレス、件名、およびメッセージなどの値を指定します。次の表に、有効な名前付き文字列の引数を示します。

文字列名

説明

宛先

電子メールの受信者リストにアドレスを追加します。複数のインスタンスを指定できます。

cc

電子メールのCCの受信者リストにアドレスを追加します。複数のインスタンスを指定できます。

bcc

電子メールのBCCの受信者リストにアドレスを追加します。複数のインスタンスを指定できます。

送信者

電子メールの発信アドレスとして使用されるアドレスを指定します。

返信先

電子メールメッセージの返信アドレスとして使用されるアドレスを指定します。

件名

電子メールの件名を指定します。

メッセージ

電子メールメッセージの内容を指定します。

エンコード

電子メールメッセージで使用する文字エンコードを指定します。

電子メールの送信

次に示すのは、名前付き文字列ビルダの例で、文字列の引数を指定しているところです。

名前付き文字列ビルダ

2.6.31 テンプレートから電子メールを送信

テンプレートを使用して、電子メール通知を生成します。

フィールド

通知DN
SMTP通知設定オブジェクトのスラッシュ形式のDNを指定します。
テンプレートDN
電子メールテンプレートオブジェクトのスラッシュ形式のDNを指定します。
パスワード
(オプション)SMTPサーバのアカウントのパスワードを指定します。

重要:パスワード属性の値はクリアテキストで保存されます。

文字列
電子メールメッセージの他のフィールドを指定します。次の表に、さまざまな電子メールアドレスを指定する、予約済みのフィールド名を示します。

文字列名

説明

to

電子メールの受信者リストにアドレスを追加します。複数のインスタンスを指定できます。

cc

電子メールのCCの受信者リストにアドレスを追加します。複数のインスタンスを指定できます。

bcc

電子メールのBCCの受信者リストにアドレスを追加します。複数のインスタンスを指定できます。

reply-to

電子メールメッセージの返信アドレスとして使用されるアドレスを指定します。

encoding

電子メールメッセージで使用する文字エンコードを指定します。

各テンプレートでは、電子メールメッセージの件名および本文で置き換えられるフィールドも定義できます。

テンプレートから電子メールを送信

次に示すのは、名前付き文字列ビルダの例で、文字列の引数を指定しているところです。

名前付き文字列ビルダ

2.6.32 デフォルト属性値の設定

属性に値が指定されていない場合に、現在の操作にデフォルト値を追加します(オプションで、ソースデータストア内の現在のオブジェクトにも追加します)。これは、現在の操作が「追加」の場合のみ有効です。

フィールド

属性名
デフォルト属性の名前を指定します。
ライトバック
デフォルト値をソースデータストアにもライトバックするかどうかを選択します。
属性のデフォルト値を指定します。

この例では、属性「company」のデフォルト値を設定します。必要な属性に値を設定できます。このルールは、Identity Manager 3.0に付属している事前定義されたルールです。詳細については、作成-デフォルト属性値の設定を参照してください。

デフォルト属性値
デフォルト属性値の設定
引数値リストビルダ

値を作成するには、引数値リストビルダを起動します。このビルダの詳細については、引数値リストビルダを参照してください。必要な値を設定できます。この場合、引数ビルダを使用して、「company」という名前のテキストを入力しました。

2.6.33 ターゲット属性値の設定

ターゲットデータストアにあるオブジェクトの属性に値を追加し、その属性に設定されている他の値をすべて削除します。

フィールド

属性名
属性の名前を指定します。
クラス名
(オプション)ターゲットデータストア内のターゲットオブジェクトのクラス名を指定します。現在のオブジェクトのクラス名を使用するには、空白のままにします。
モード
このアクションを現在の操作の前と後のどちらに追加するか、または目的のデータストアへ直接書き込むかを選択します。
オブジェクト
ターゲットオブジェクトを選択します。このオブジェクトは現在のオブジェクトにすることも、DNまたは関連付けによって指定することもできます。
値のタイプ
設定する属性値の構文を選択します。
設定する属性値を指定します。

この例では、削除操作を使用して、ユーザオブジェクトを無効にします。このルールは、Identity Manager 3.0に付属している事前定義されたルールです。詳細については、コマンド変換-無効にする発行者の削除を参照してください。

無効にする発行者削除
ターゲット属性値の設定

このルールでは、「ログインの無効化」の属性値をTrueに設定します。このルールでは、引数ビルダを使用して、この属性値としてテキスト「True」を追加します。このビルダの詳細については、引数ビルダを参照してください。

2.6.34 ターゲットパスワードの設定

ターゲットデータストアにある現在のオブジェクトのパスワードを設定します。

フィールド

モード
このアクションを現在の操作の前と後のどちらに追加するか、または目的のデータストアへ直接書き込むかを選択します。
オブジェクト
ターゲットオブジェクトを選択します。このオブジェクトは現在のオブジェクトにすることも、DNまたは関連付けによって指定することもできます。
文字列
設定するパスワードを指定します。

この例では、作成されるユーザオブジェクトのデフォルトのパスワードを設定します。このルールは、Identity Manager 3.0に付属している事前定義されたルールです。詳細については、作成-デフォルトパスワードの設定を参照してください。

デフォルトパスワードの設定
ターゲットパスワードの設定

ユーザオブジェクトが作成され場合、パスワードは、名前属性に名字属性を加えたもの設定されます。

2.6.35 ローカル変数の設定

ローカル変数を設定します。

フィールド

変数名
ローカル変数の名前を指定します。
変数タイプ
ローカル変数のタイプを選択します。文字列、XPath 1.0ノードセット、またはJavaオブジェクトにできます。
新しいローカル変数の値を指定します。

この例では、役職に基づいて、ユーザオブジェクトを適切なグループ(従業員またはマネージャ)に追加します。必要に応じてグループも作成し、そのグループに同等セキュリティを設定します。これは「Govern Groups for User Based on Title (役職に基づくユーザグループの管理)」という名前のポリシーで、NovellのサポートWebサイトからダウンロードできます。詳細については、ダウンロード可能なIdentity Managerポリシーを参照してください。

役職に基づくグループへユーザオブジェクトを追加
ローカル変数の設定

ローカル変数は、ユーザオブジェクトのターゲット属性(オブジェクトクラスとローカル変数manager-group-info)の値に設定されます。引数ビルダは、ローカル変数の作成に使用されます。詳細については、引数ビルダを参照してください。

2.6.36 操作関連付けの設定

現在の操作に関連付けの値を設定します。

フィールド

関連付け
新しい関連付けの値を指定します。

操作関連付けの設定

2.6.37 操作クラス名の設定

現在の操作のオブジェクトクラス名を設定します。

フィールド

文字列
新しいクラス名を指定します。

操作クラス名の設定

2.6.38 操作ターゲットDNの設定

現在の操作のターゲットDNを設定します。

フィールド

DN
新しいターゲットDNを指定します。

この例では、接続システムからミラー化された構造を使用して、アイデンティティボールト内にオブジェクトを配置します。ソースおよびターゲットのデータストアで、ミラー化を開始するポイントを定義する必要があります。このルールは、Identity Manager 3.0に付属している事前定義されたルールです。詳細については、作成-デフォルト属性値の設定を参照してください。

配置-発行者(ミラーリング)
操作ターゲットDN

このルールでは、操作ターゲットDNをターゲットのベースロケーションとソースDNのローカル変数として設定します。

2.6.39 操作プロパティの設定

操作プロパティを設定します。操作プロパティは、操作内に保存される名前付きの値です。一般に、操作の結果を処理するポリシーで必要になる可能性がある追加のコンテキストを提供するために使用されます。

フィールド

プロパティ名
操作プロパティの名前を指定します。
文字列
操作プロパティの名前を指定します。

操作プロパティの設定

2.6.40 操作ソースDNの設定

現在の操作のソースDNを設定します。

フィールド

DN
新しいソースDNを指定します。

操作ソースDNの設定

2.6.41 操作テンプレートDNの設定

現在の操作のテンプレートDNを、指定した値に設定します。このアクションは、現在の操作が「追加」の場合のみ有効です。

フィールド

DN
新しいテンプレートDNを指定します。

この例では、役職属性に「Manager」という語句が含まれている場合に、Managerテンプレートを適用します。これは「Policy: Assign Template to User Based on Title (ポリシー: 役職名に基づくユーザへのテンプレート割り当て)」という名前のポリシーで、NovellのサポートWebサイトからダウンロードできます。詳細については、ダウンロード可能なIdentity Managerポリシーを参照してください。

Managerテンプレートの割り当て
操作テンプレートDNの設定

テンプレート「Manager Template」は、使用可能な役職属性を持っていて、役職名のどこかに「manager」という語句が含まれているユーザオブジェクトに適用されます。このポリシーでは、一致するすべてのものを検索する正規表現を使用しています。

2.6.42 ソース属性値の設定

ソースデータストアにあるオブジェクトの属性に値を追加し、その属性に設定されている他の値をすべて削除します。

フィールド

属性名
属性の名前を指定します。
クラス名
(オプション)ソースデータストア内のターゲットオブジェクトのクラス名を指定します。現在のオブジェクトのクラス名を使用するには、空白のままにします。
オブジェクト
ターゲットオブジェクトを選択します。このオブジェクトは現在のオブジェクトにすることも、DNまたは関連付けによって指定することもできます。
値のタイプ
属性値の構文を選択します。
設定する属性値を指定します。

この例では、電子メールアドレスが変更された場合に、この変更を元の状態に戻します。これは「Policy: Reset Value of the E-mail Attribute (ポリシー: 電子メール属性値のリセット)」という名前のポリシーで、NovellのサポートWebサイトからダウンロードできます。詳細については、ダウンロード可能なIdentity Managerポリシーを参照してください。

電子メールの変更を元に戻すポリシー
ソース属性値の設定

このアクションでは、ターゲット属性「Internet EMail Address」の値を取得し、電子メールのソース属性をこの値と同じに設定します。

2.6.43 ソースパスワードの設定

ソースデータストアにある現在のオブジェクトのパスワードを設定します。

フィールド

文字列
設定するパスワードを指定します。

ソースパスワードの設定

2.6.44 SSO資格情報の設定

ユーザオブジェクトの作成またはパスワードの変更が実施されるときの、SSO資格情報を設定します。このアクションは、資格情報のプロビジョニングポリシーの一部です。詳細については、セクション 4.0, Novell資格情報プロビジョニングポリシーを参照してください。

フィールド

資格情報ストアオブジェクトのDN
リポジトリオブジェクトのDNを指定します。
ターゲットユーザのDN
ターゲットユーザのDNを指定します。
アプリケーションのアクティベーションキーID
アプリケーションオブジェクト内に格納されるアプリケーションの資格情報を指定します。
ログインパラメータの文字列
アプリケーションのログインパラメータを指定します。ログインパラメータとは、アプリケーションオブジェクト内に格納されている認証キーです。

2.6.45 SSOパスフレーズの設定

ユーザオブジェクトがプロビジョニングされるときのNovell SecureLogin®のパスフレーズおよび回答を設定します。このアクションは、資格情報のプロビジョニングポリシーの一部です。詳細については、セクション 4.0, Novell資格情報プロビジョニングポリシーを参照してください。

フィールド

資格情報ストアオブジェクトのDN
リポジトリオブジェクトのDNを指定します。
ターゲットユーザのDN
ターゲットユーザのDNを指定します。
Question and Answer Strings (質問と回答の文字列)
SecureLoginパスフレーズの質問と回答を指定します。

SecureLoginパスフレーズの質問と回答は、ポリシー内に文字列として保存されます。[これらの文字列を編集します]アイコンをクリックして、文字列ビルダを起動します。パスフレーズの質問と回答を指定します。

2.6.46 XML属性の設定

XPath式で選択された要素のセットにXML属性を設定します。

フィールド

名前
XML属性の名前を指定します。この名前には、前にこのポリシーで定義されているネームスペースプリフィックスを含めることができます。
XPath式
XML属性の設定先になる要素を含むノードセットを返すXPath 1.0式。
文字列
XML属性の値を指定します。

XML属性の設定

2.6.47 ステータス

ステータス通知を生成します。

フィールド

レベル
通知のステータスレベルを指定します。
メッセージ
引数ビルダを使用してステータスメッセージを指定できます。

備考

レベルが「再試行」である場合、ポリシーは入力ドキュメントの処理をただちに中止して、現在処理中のイベントの再試行をスケジュールします。

レベルが「致命的エラー」である場合、ポリシーは入力ドキュメントの処理をただちに中止して、ドライバのシャットダウンを開始します。

現在の操作にイベントIDが割り当てられている場合、そのイベントIDがステータス通知に使用されます。割り当てられていない場合は、イベントIDはレポートされません。

ステータス

2.6.48 操作属性のストリップ

現在の操作から属性に行ったすべての内容を除去します。

フィールド

名前
除去する属性の名前を指定します。

この例では、電子メールアドレスが変更された場合に、この変更を元の状態に戻します。これは「Policy: Reset Value of the E-mail Attribute (ポリシー: 電子メール属性値のリセット)」という名前のポリシーで、NovellのサポートWebサイトからダウンロードできます。詳細については、ダウンロード可能なIdentity Managerポリシーを参照してください。

電子メールの変更を元に戻すポリシー
操作属性のストリップ

このアクションでは、電子メールの属性を除去します。保持されている値は、ターゲットの電子メール属性内にあったものです。

2.6.49 XPathのストリップ

XPath式で選択されたノードを除去します。

フィールド

XPath式
除去されるノードを含むノードセットを返すXPath 1.0の式を指定します。

XPathのストリップ

2.6.50 メッセージのトレース

DSTRACへメッセージを送信します。

フィールド

レベル
メッセージのトレースレベルを指定します。デフォルトのレベルは0です。メッセージは、指定したトレースレベルがドライバで設定されているトレースレベル以下である場合にのみ表示されます。

ドライバのトレースレベルの設定方法についての詳細は、『Novell Identity Manager 3.0管理ガイド』の「Identity Managerのプロセスの表示」を参照してください。

トレースメッセージの色を選択します。
文字列
トレースメッセージの値を指定します。

この例には4つのルールがあり、これらのルールでは名字属性の最初の文字に基づいてユーザオブジェクトに配置ポリシーを実装し、トレースメッセージおよびカスタムのNovell Auditイベントの両方を生成します。メッセージのトレースアクションは、DSTRACEへのトレースメッセージを送信する場合に使用されます。これは、「Policy to Place by Surname (名字で配置するためのポリシー)」という名前のポリシーで、NovellのサポートWebサイトからダウンロードできます。詳細については、ダウンロード可能なIdentity Managerポリシーを参照してください。

名前による配置
メッセージのトレース

DSTRACへトレースメッセージを送信します。ローカル変数の内容はLVUsers1で、DSTRACEでは黄色で表示されます。

2.6.51 拒否

現在の操作を拒否します。

この例では、指定されたサブツリーからのイベントをすべて除外します。このルールは、Identity Manager 3.0に付属している事前定義されたルールです。詳細については、イベント変換-スコープフィルタリング-サブツリーの除外を参照してください。

スコープフィルタリング-サブツリーの除外
拒否

このアクションでは、指定されたサブツリーからのイベントをすべて拒否します。

2.6.52 操作属性値がない場合は拒否

現在の操作内の属性の使用状況に基づき、条件付きで現在の操作をキャンセルして現在のポリシーの処理を終了します。

フィールド

名前
属性の名前を指定します。

この例では、属性「名前」、「名字」、「役職」、「説明」、および「インターネット電子メールアドレス」が使用できない場合、ユーザオブジェクトは作成されません。これは「Policy to Enforce the Presences of Attributes (属性の存在を強制するポリシー)」という名前のポリシーで、NovellのサポートWebサイトからダウンロードできます。詳細については、ダウンロード可能なIdentity Managerポリシーを参照してください。

必須属性
操作属性値がない場合は拒否

このアクションでは、属性「名前」、「名字」、「役職」、「説明」、「インターネット電子メールアドレス」が使用できない場合、操作を拒否します。