11.3 環境設定

[初期設定]では、ユーザに表示するオブジェクトタイプと属性を設定できます。初期設定には、[一般]と[コンプレックス]の2種類があります。一般初期設定については表 11-3を、コンプレックス初期設定については表 11-4を参照してください。

表 11-3 作成ポートレット:一般初期設定

初期設定

説明

詳細なポートレット名

オブジェクトを正しく作成した後に、ユーザが[作成済みオブジェクト]をクリックしたときに表示する、詳細ポートレットのインスタンスを指定します。デフォルトは標準のDetailPortletです。 詳細については、セクション 12.6, 詳細ポートレットの匿名アクセスの設定を参照してください。

カスタムクラス名

作成イベントの処理に対するクラス名を指定します。デフォルトは、com.novell.srvprv.impl.portlet.create.CreateCustomEventDefaultHandlerです。

初回ログイン時にパスワードを有効期限切れにしますか

初回ログイン時に新しく作成したユーザのパスワードを有効期限切れにするか(True)、またはアイデンティティボールトのパスワードポリシーのGraceLoginの設定をデフォルトにするかどうかを指定します。

パスワードを属性とともに表示しますか

パスワードを他の属性と同じページに表示するか(True)、または別のページに表示するか(False)を指定します。

Virtual Entityコンプレックス優先設定の作成

作成ポートレットのエンティティおよび属性定義にアクセスする場合は、[カスタム初期設定の表示/編集]をクリックします。初期設定の詳細は、表 11-4を参照してください。

表 11-4 作成ポートレット:コンプレックス初期設定

初期設定

説明

エンティティ定義

作成するオブジェクトタイプの名前です。ここから、ポートレットのオブジェクト作成方法を定義するためのエンティティ定義ブロックが開始します。

初期設定内のオブジェクトは、ドロップダウンリストに表示されます。ユーザが作成できるオブジェクトを制限するには、[削除]ボタンを使用して、不要なオブジェクトをこの環境設定シートから削除します。他のエンティティを追加するには、[エンティティ定義の追加]をクリックしてウィザードを完了します。

Attributes

ユーザに入力を促す属性を指定します。オブジェクトに必要な属性はすべて含める必要があります。そうでない場合、実際のオブジェクトの作成が失敗します。また、必要な属性がない場合は、初期設定が適切には保存されません。

属性の追加または削除を実行する

  • [Modify Attributes (属性の変更)]ボタンをクリックします。

  • 属性を追加するには、使用可能な属性のリストから対象の属性を選択します。<Ctrl>キーまたは<Shift>キーを使用して、複数の属性を選択できます。

  • 矢印をクリックして、属性を[選択済み]リストに移動します。属性を削除するには、逆の手順を実行します。

  • 属性リストを並べ替えるには、[選択済み]リストの右にある上下の矢印をクリックします。[送信]をクリックします。

属性およびデータタイプ:

属性のデータタイプにより属性の表示方法が決まります。たとえば、属性がローカルまたはグローバルのリストサブタイプとして定義されている場合は、リストに表示されます。

メモ:作成ポートレットは、自動的にオブジェクトIDのプロンプトを表示します。(ラベルはエンティティタイプとして表示され、ユーザIDやグループIDなどの文字列IDを追加します)オブジェクトIDは、オブジェクトのネーミング属性です。属性としてCNを追加する必要はありません。

詳細については、『Novell Identity Manager 3.5ユーザアプリケーション: 設計ガイド』を参照してください。

初期設定パネルの設定の完了

有効なエントリを送信したことを確認するには、[送信]をクリックします。エントリが有効でない場合、初期設定ページの上部にエラーメッセージが表示されます。[送信]をクリックしても、エラーが発生しないようになったら、[リストビューに戻る]をクリックします。リストビューに戻った後は、[設定の保存]をクリックします。