組織図ポートレットを使用すると、ユーザは、アイデンティティボールトのオブジェクト間の関係を表示したり、参照したりすることができます。たとえば、次のような関係を表す組織図ポートレットを定義できます。
組織(従業員、\'83\'7dネージャなど)
グループのメンバーシップ(グループ内のすべての従業員など)
ユーザに割り当てられたデバイス(携帯電話、ラップトップなど)
デフォルトでは、Identity Manageユーザアプリケーションの
タブには アクションが含まれています。このアクションは、アイデンティティボールト内のユーザオブジェクト間の関係を表示する組織図ポートレットです。次の例は、デフォルトの[Org Chart]ポートレットが(サンプルデータを使用して)この関係をレンダリングする方法を示します。図 13-1 デフォルトの組織図
組み込みリンク. 組織図ポートレットには、次のリンクが組み込まれています。この組み込みリンクは、組織図のレイアウトの初期設定で説明している組織図のレイアウト初期設定で設定できます。
組織チャートの組み込みリンクの追加および制限の詳細については、組織図のレイアウトの初期設定を参照してください。
組織図には、508に準拠した形式で関係を表示することもできます。このビューをデフォルトで表示したり、オプションで表示するように初期設定を変更することができます。図 13-2には、図 13-1と同じ組織図データが表示されています。ただし、こちらは508に準拠した形式です。
図 13-2 組織図アクセス可能ビュー
組織図ポートレットは、ディレクトリ抽象化層で定義されている関係を表示します。Identity Managerユーザアプリケーションのインストール後に使用できる関係は、次のとおりです。
グループのメンバーシップ
\'83\'7dネージャ-従業員
ユーザ-グループ
[Org Chart]関係の作成および変更については、セクション 1.2.2, ディレクトリ抽象化層を参照してください。
メモ:組織チャートポートレットでは、ダイナミックグループが完全にはサポートされていません。ダイナミックグループは、関係のソースエンティティとしては定義できませんが、ターゲットエンティティとしては定義できます。
組織図ポートレットでは、HTMLモードのビューを表示したり(デフォルト)、508に準拠した形式のアクセス可能モードのビューを表示することができます。これらのビューは、ポートレットの初期設定で有効/無効にできます。両方のモードを有効にすると、タブで各ページが表示されます。タブのに表示するタイトルも初期設定で変更できます。
複数の関係が同じソースエンティティを共有している限り、1つの組織図に複数の関係を表示することができます。たとえば、図 13-3の場合、ルートエンティティの「マネージャ-従業員」と「ユーザ-グループ」の両方を組織図に表示しています。
図 13-3 複数の関係を表示した組織図
マネージャ属性が複数値の場合、どのマネージャの組織図を表示するかをユーザが選択できます。図 13-4を参照してください。
図 13-4 複数値マネージャ属性の表示
ユーザオブジェクトの組織図のHTMLレイアウトには、デフォルトで「ユーザの写真」属性が含まれています。ただし、アイデンティティボールトにこの属性が含まれていない場合、または含まれていても指定されていない場合、ランタイム時に組織図で無視されます。フォトを別の場所に格納する場合は、それらのフォトを\'95\'5c示するよう組織チャートを設定できます。
詳細については、セクション 13.2.3, イメージの動的なロードを参照してください。