13.1 [Org Chart]について

組織図ポートレットを使用すると、ユーザは、アイデンティティボールトのオブジェクト間の関係を表示したり、参照したりすることができます。たとえば、次のような関係を表す組織図ポートレットを定義できます。

デフォルトでは、Identity Manageユーザアプリケーションの[Identityセルフサービス]タブには[組織図]アクションが含まれています。このアクションは、アイデンティティボールト内のユーザオブジェクト間の関係を表示する組織図ポートレットです。次の例は、デフォルトの[Org Chart]ポートレットが(サンプルデータを使用して)この関係をレンダリングする方法を示します。

図 13-1 デフォルトの組織図

組み込みリンク. 組織図ポートレットには、次のリンクが組み込まれています。この組み込みリンクは、組織図のレイアウトの初期設定で説明している組織図のレイアウト初期設定で設定できます。

リンク

説明

次の上位レベルに移動できます。これは、ターゲットエンティティとソースエンティティが同じタイプ(ユーザなど)の関係を表示している場合にのみ利用できます。関係は、ディレクトリ抽象化層エディタで定義します。

デフォルトの関係を展開、縮小できます。 デフォルトの関係は、初期設定内に定義されます。これは、最初に表示される関係です。

現在表示している組織図のルートをリセットできます。ルートは組織図の開始点です。

ドロップダウン リストから、展開、縮小する関係を選択します。関係を展開した場合、どちらの方向(左または右)に展開するかを選択できます。

[Detail]ポートレットを起動します。

組織図のリストを表示します。表示する1つまたは複数の組織図を選択できます。

この組織図のリストは動的なリストです。同じソースエンティティタイプを共有する他の組織図が表示されます。たとえば、マネージャの従業員組織図(ソースエンティティはユーザ)を表示する場合、このアイコンをクリックすると、表示される組織図のリストには、ソースエンティティもユーザである関係のみが含まれます。

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次の目的で電子メールツールを起動します。

  • 現在選択しているユーザの識別詳細を送信する.

  • 電子メールを作成する。

ユーザにエンティティ検索の実行を許可します。検索の結果、見つかったエンティティは、表示された図のトップノードとなります。(初期設定では環境設定できません)

組織チャートの組み込みリンクの追加および制限の詳細については、組織図のレイアウトの初期設定を参照してください。

組織図には、508に準拠した形式で関係を表示することもできます。このビューをデフォルトで表示したり、オプションで表示するように初期設定を変更することができます。図 13-2には、図 13-1と同じ組織図データが表示されています。ただし、こちらは508に準拠した形式です。

図 13-2 組織図アクセス可能ビュー

13.1.1 [Org Chart]の関係について

組織図ポートレットは、ディレクトリ抽象化層で定義されている関係を表示します。Identity Managerユーザアプリケーションのインストール後に使用できる関係は、次のとおりです。

  • グループのメンバーシップ

  • \'83\'7dネージャ-従業員

  • ユーザ-グループ

[Org Chart]関係の作成および変更については、セクション 1.2.2, ディレクトリ抽象化層を参照してください。

メモ:組織チャートポートレットでは、ダイナミックグループが完全にはサポートされていません。ダイナミックグループは、関係のソースエンティティとしては定義できませんが、ターゲットエンティティとしては定義できます。

13.1.2 組織図の表示について

組織図ポートレットでは、HTMLモードのビューを表示したり(デフォルト)、508に準拠した形式のアクセス可能モードのビューを表示することができます。これらのビューは、ポートレットの初期設定で有効/無効にできます。両方のモードを有効にすると、タブで各ページが表示されます。タブのに表示するタイトルも初期設定で変更できます。

複数の関係が同じソースエンティティを共有している限り、1つの組織図に複数の関係を表示することができます。たとえば、図 13-3の場合、ルートエンティティの「マネージャ-従業員」と「ユーザ-グループ」の両方を組織図に表示しています。

図 13-3 複数の関係を表示した組織図

マネージャ属性が複数値の場合、どのマネージャの組織図を表示するかをユーザが選択できます。図 13-4を参照してください。

図 13-4 複数値マネージャ属性の表示

ユーザイメージ

ユーザオブジェクトの組織図のHTMLレイアウトには、デフォルトで「ユーザの写真」属性が含まれています。ただし、アイデンティティボールトにこの属性が含まれていない場合、または含まれていても指定されていない場合、ランタイム時に組織図で無視されます。フォトを別の場所に格納する場合は、それらのフォトを\'95\'5c示するよう組織チャートを設定できます。

詳細については、セクション 13.2.3, イメージの動的なロードを参照してください。