8.2 委任、代理人、タスクの環境設定

この節には、次の情報を記載しています。

8.2.1 委任と代理人サービスの環境設定

委任と代理人サービスを設定する

  1. [プロビジョニング]タブを選択します。

  2. 左側のナビゲーションメニューから、[委任、代理人、およびタスク]を選択します。

    [委任、代理人、およびタスク]ページが表示されます。サービスを設定するには、[委任および代理人サービス設定]ボックスで一部のオプションを変更する必要があります。

  3. [チームの代理人の割り当て]アクション用の[リソース検索条件]ドロップダウン リストに[すべて]のオプションを表示する場合は、[すべての要求を許可]オプションを選択します。[すべて]オプションを利用できる場合、すべてのリソースカテゴリに適用される委任割り当てを定義できます。

  4. 委任、代理人、および可用性割り当ての保持時間を定義します。

    フィールド

    説明

    委任割り当ての保持時間

    有効期限を過ぎた委任割り当てをディレクトリに保持する分数を指定します。デフォルトは0です。この場合、有効期限が切れた割り当ては、すぐに削除されます。

    代理人割り当ての保持時間

    有効期限を過ぎた代理人割り当てをディレクトリに保持する分数を指定します。デフォルトは0です。この場合、有効期限が切れた割り当ては、すぐに削除されます。

    可用性設定の保持時間

    有効期限を過ぎた可用性設定をディレクトリに保持する分数を指定します。デフォルトは0です。この場合、有効期限が切れた割り当ては、すぐに削除されます。

  5. 委任、代理人、および可用性通知に使用する電子メールテンプレートを選択します。

    フィールド

    説明

    委任通知テンプレート

    委任通知用電子メールに使用する、言語に依存しない名前のテンプレートを指定します。テンプレート名を指定すると、通知エンジンによりランタイム時に使用する言語固有のテンプレートが判断されます。

    電子メールテンプレートの作成、編集方法については、セクション 18.4, 電子メールテンプレートに関する作業を参照してください。

    代理人通知テンプレート

    代理人通知用電子メールに使用する、言語に依存しない名前のテンプレートを指定します。テンプレート名を指定すると、通知エンジンによりランタイム時に使用する言語固有のテンプレートが判断されます。

    電子メールテンプレートの作成、編集方法については、セクション 18.4, 電子メールテンプレートに関する作業を参照してください。

    可用性通知テンプレート:

    可用性通知用電子メールに使用する、言語に依存しない名前のテンプレートを指定します。テンプレート名を指定すると、通知エンジンによりランタイム時に使用する言語固有のテンプレートが判断されます。

    電子メールテンプレートの作成、編集方法については、セクション 18.4, 電子メールテンプレートに関する作業を参照してください。

8.2.2 同期化とクリーンアップのスケジュール

同期およびクリーンアップサービスを環境設定する

  1. [プロビジョニング]タブを選択します。

  2. 左側のナビゲーションメニューから、[委任、代理人、およびタスク]を選択します。

    [委任、代理人、およびタスク]ページが表示されます。同期化とクリーンアップをスケジュールするには、[同期およびクリーンアップサービス]ボックスの各項目を設定します。

  3. 同期サービスの実施頻度を指定するには、[同期サービス起動間隔]フィールドに起動間隔(分)を入力します。デフォルトは0です。この場合、サービスは実行されません。

    同期サービスの実行時、委任割り当てに対して行われた変更(または削除)は、対応するユーザの可用性設定と同期化されます。

  4. クリーンアップサービスの実施頻度を指定するには、[クリーンアップサービス起動間隔]を選択して、起動間隔(分)を入力します。代わりに[クリーンアップ日:]を選択して、カレンダーからサービスを起動する日付を指定することもできます。デフォルトは0です。この場合、サービスは実行されません。

    クリーンアップサービスが実行されると、無効になった代理/委任割り当てはすべてシステムから削除されます。

クリーンアップサービスが実行されると、[前回のクリーンアップ実行日時:]フィールドには前回クリーンアップが実行された日時が表示されます。

8.2.3 プロビジョニングインタフェース表示設定の環境設定

プロビジョニングインタフェース表示を設定する

  1. [プロビジョニング]タブを選択します。

  2. 左側のナビゲーションメニューから、[委任、代理人、およびタスク]を選択します。

    [委任、代理人、およびタスク]ページが表示されます。同期化とクリーンアップをスケジュールするには、[プロビジョニングインタフェース表示設定]ボックスの各項目を設定します。

    [プロビジョニングインタフェース表示設定] ダイアログボックスの画面例
  3. デフォルトの表示ページを変更するには、[デフォルトの表示ページ]フィールドにページのURLを入力します。デフォルトページを次に示します。

    getAFTaskList.do?apwaLeftNavItem=JSP_MENU_TASKS&apwaActionType=user
    

    指定するページは、[要求と承認]タブで利用できるサーブレットを参照していなければなりません。表示ページを変更する場合、目的のページの左側のナビゲーションパネルの[要求と承認]をクリックして、アプリケーションコンテキスト(IDMProv)の後にあるURLの最後の部分を切り取って、それを[デフォルトの表示ページ]フィールドに貼り付けることができます。たとえば、[マイ要求]を表示ページに設定する場合は、次の文字列をフィールドに貼り付けます。

    getAFProcessList.do?apwaLeftNavItem=JSP_MENU_REQUESTS&apwaActionScope=user&apwaNewSearch=true
    
  4. 各クエリが返す行数を設定するには、[クエリが返す結果の最大数:]ボックスに行数の上限を入力します。デフォルトは50です。

  5. 各ページに表示する行数を設定するには、[1ページに表示する結果の最大数:]ボックスに表示する行数の上限を入力します。デフォルトは5です。

    [1ページに表示する結果の最大数:]に指定した値は、[要求と承認]タブのさまざまな画面([マイタスク]、[マイ要求]、[マイ代理人割り当て]、[マイ委任割り当て]などを含む)に適用されます。

  6. [チームのタスク]リストのビューを設定するには、[テンプレート]または[表示]ラジオボタンを選択します。

    ユーザに対してどのタスクビューを使用するかを判断するには、表 8-1を参照してください。図 8-1図 8-2に、表示内容が記載されています。

    表 8-1 [チームのタスク]のテンプレートビューと表示ビューの比較

    機能

    テンプレートビュー

    表示ビュー

    ビューは表形式?

    はい

    はい

    ビューはセクション508に準拠しているか?

    はい

    いいえ

    デフォルトのテンプレートか?

    はい

    いいえ

    1回の検索で何件のタスクを表示できるか?

    数千件以上。

    数百件以上。数百件のアイテムで軽快なパフォーマンス。

    フィルタ

    [チームのタスク]ページには、[受信者]フィルタと[割り当て先]フィルタがあります。これらのフィルタのどちらかまたは両方を使って検索を行えます。

    [チームのタスク]ページには、[受信者]フィルタと[割り当て先]フィルタがあります。これらのフィルタのどちらかまたは両方を使って検索を行えます。

    また、新しく検索を実行せずに、取得したデータにフィルタを設定することもできます。表示ビューの右側にあるフィルタボックスから、1つまたは複数のパラメータを選択してください。

    列の値を基準にソート

    はい. 列見出しをクリックするたびに、その列が昇順または降順でソートされます。

    はい. 列見出しをクリックするたびに、その列が昇順または降順でソートされます。

    列順のソート

    [チームのタスク]ページで列見出しを選択した順序に列が表示されます。

    [チームのタスク]ページで列見出しを選択した順序に列が表示されます。

    ページ長

    [チームのタスク]ページで、ページ長を5、10、または15エントリに設定します。

    ページ長は設定できませんが、次の作業を行えます。

    • フィルタを使ったタスクのサブセットの表示。

    • クリップボードにリストをコピーして、編集可能な.txtまたは.htmlレポートファイルを作成します。

    図 8-1 テンプレートビューの例

    図 8-2 表示ビューの例