3.3 リストの操作

リストノードでは、グローバルリストの内容を定義できます。その後、属性の制御タイプをグローバルリストとして定義できます。編集する属性をユーザアプリケーションで表示するときに、ドロップダウンリストにグローバルリストの内容が表示され、ユーザはそこから選択できます。デフォルトで、ディレクトリ抽象化レイヤには、表 3-4に示されたグローバルリストが含まれています。

表 3-4 ディレクトリ抽象化レイヤのデフォルトのグローバルリスト

リスト名

説明

代理人関係

関係による代理人割り当てを作成するときに選択できる関係を定義します。このリストの内容は、ドロップダウンリストに表示されます。値にできるのは、ユーザエンティティのDN属性だけです。

電子メール通知タイプ

ユーザがリソース要求の代理/委任処理に関わっているときに受信する電子メール通知のタイプを表します。タイプはロックされています。

警告:タイプの値を編集しないでください。

この値は、ユーザエンティティの優先通知属性で使用されます。

プロビジョニングカテゴリ

プロビジョニング対象リソース(エンタイトルメント)およびプロビジョニング要求を整理する一連のカテゴリを定義します。このリストのカテゴリは次のように\'95\'5c示されます。

  • Designer: プロビジョニング要求定義エディタプラグイン

  • iManager: プロビジョニング要求設定プラグイン

  • ユーザアプリケーション: [要求および承認]タブ

メモ:これらのリストは削除できず、リストのキー値を変更することもできません。電子メール通知タイプ以外では、項目の追加と削除、および既存の値とラベルの変更を実行できます。

新しいグローバルリストを作成する

  1. 次のいずれかの方法で[新規リスト]ウィザードを起動します。

    Designerのメニューから起動する場合

    • [ファイル]>[新規]>[プロビジョニング]の順にクリックし、[ディレクトリ抽象化レイヤリスト]を選択して、[次へ]をクリックします。

      [ファイル]メニューから起動すると、他の方法で起動した場合には表示されないフィールドがダイアログボックスに表示されます。

    • [DAL]>[新規]>[リスト]の順にクリックします。

    プロビジョニングビューから起動する場合

    • [リスト]ノードを右クリックし、[新規]をクリックします。

    ディレクトリ抽出化層エディタから起動する場合

    • [新規リスト]をクリックします。

    • [リスト]ノードを右クリックし、[リストの追加]を選択します。

    [新規リスト]ダイアログボックスが表示されます。

    図
  2. 次のようにフィールドに値を入力します。

    フィールド

    説明

    Identity Managerプロジェクトおよびプロビジョニングアプリケーション

    リストを追加するIdentity Managerプロジェクトおよびプロビジョニングアプリケーションを選択します。

    メモ:これらのフィールドは、[ファイル]メニューからウィザードを起動したときに表示されます。

    リストキー

    リストの固有の識別子です。

    表示ラベル

    ユーザアプリケーションにリストが表示されるときに使用される文字列です。このラベルはローカライズできます。詳細については、セクション 2.10, 表示ラベルのローカライズを参照してください。

  3. 完了]をクリックします。編集用の、グローバルリストのプロパティページが表示されます。

  4. 次のようにフィールドに値を入力します。

    フィールド

    説明

    表示ラベル

    リストの名前です。この名前がDesignerに表示されます。

    ラベル

    ユーザアプリケーションに表示するリスト項目のテキストです。

    識別ボールトに保存されるリスト項目の値です。使用できる文字は、英字、数字、およびアンダースコア(_)です。

    次の表では、ウィザードのボタンについて説明しています。

    ボタン

    説明

    新しい値を追加します。

    リストの行を上方向または下方向に移動します。この順序が、ユーザアプリケーションでラベルが表示される順序になります。

    [ローカリゼーション]ダイアログボックスを表示します。このダイアログボックスの使用の詳細については、「セクション 2.10, 表示ラベルのローカライズ」を参照してください。

    行を削除します。

  5. プロジェクトを保存します。

  6. プロジェクトを展開して、ユーザアプリケーションで使用できるようにします。