2.3 新しいアーキテクチャへのドライバのアップグレード

新しいアーキテクチャを適切に動作させるには、ドライバセット内のすべてのドライバが新しいアーキテクチャを使用する必要があります。1つのドライバセット内に異なるバージョンのドライバを混在させて、新しいアーキテクチャの機能を利用することはできません。

ドライバをアップグレードするには、Designer 2.0およびiManager用Identity Manager 3.5プラグインをインストールしてから、DesignerまたはiManagerを使用します。この手順では、ドライバは新しいアーキテクチャを使用するようにアップグレードされますが、ドライバ環境設定ファイルはアップグレードされません。ドライバ環境設定ファイルをアップグレードするには、セクション 2.4, ドライバ環境設定ファイルのアップグレード方法を参照してください。

2.3.1 Designerでのドライバのアップグレード

Designerでドライバをアップグレードするには:

  1. Designerバージョン2.0以上をインストールして、Designerを起動します。

    Designerのアップグレード時にDesignerでプロジェクトを開いていた場合は、ステップ 2に進みます。Designerのアップグレード時にDesignerでプロジェクトを開いていなかった場合は、手順ステップ 3までスキップします。

  2. Designerのアップグレード時にプロジェクトを開いていた場合は、次の警告メッセージが表示されます。アップグレードに関するメッセージを読んで、[OK]をクリックします。

    アップグレードに関するメッセージ

    プロジェクトが閉じられ、アップグレードが実行されます。

  3. プロジェクトビューで、[システムモデル]をダブルクリックし、プロジェクトを開いて変換します。

    システムモデル
  4. プロジェクトコンバータのメッセージを読みます。このメッセージは、プロジェクトがバックアップされて新しいフォーマットに変換され、変更内容がファイルに記録されてから新しいプロジェクトが開かれることを説明しています。続いて、[次へ]をクリックします。

    プロジェクトコンバータのメッセージ
  5. プロジェクトのバックアップ名を指定して、[次へ]をクリックします。

    プロジェクトのバックアップ
  6. プロジェクトの変換の概要を読み、[変換]をクリックします。

    プロジェクトの変換の概要
  7. プロジェクトの変換結果の概要を読み、[プロジェクトを開く]をクリックします。

    プロジェクトの変換結果の概要

    生成されたログファイルを参照する場合は、[ログ表示]をクリックします。

2.3.2 iManagerでのドライバのアップグレード

iManagerでドライバをアップグレードするには:

  1. Identity Manager 3.5と最新のプラグインがインストールされていることを確認してから、iManagerを起動します。

  2. [Identity Manager]>[Identity Managerの概要]の順にクリックします。

  3. 検索]をクリックしてドライバセットオブジェクトを検索し、アップグレードするドライバをクリックします。

  4. 表示されるメッセージを読み、[OK]をクリックします。

    アップグレードに関するメッセージ
  5. ドライバセット内に複数のドライバがある場合は、各ドライバに対してステップ 2ステップ 4を繰り返します。