9.0 ポリシーシミュレータを使用したポリシーのテスト

ポリシーシミュレータを使用すると、識別ボールトにポリシーを実装しなくても、ドライバのフローの任意の時点でポリシーを実行して、結果を確認できます。また、運用環境、または接続システムに影響を与えずにポリシーをテストできます。

ポリシーシミュレータで一般的なタスクについては、次の節を参照してください。

ポリシーシミュレータは、XMLを使用します。eDirectory™ドキュメントタイプ定義ファイル(nds.dtd)では、メタディレクトリエンジンが処理できるXMLドキュメントのスキーマを定義します。このスキーマに準拠しないXMLドキュメントでは、エラーが発生します。ドキュメントがnds.dtdに準拠しているかどうかを確認し、エラーが発生している理由に関する情報を見つけるには、 『Identity Manager 3.5.1 DTDリファレンス』の「NDS DTD」を参照してください。

ポリシーがマッピングテーブルオブジェクトまたはECMAScriptオブジェクトを使用している場合は、ポリシーシミュレータは、ポリシーのテスト時にこれらのオブジェクトをテストします。

ポリシーシミュレータでは、SOAPおよび区切りテキストなどのアプリケーションドライバの最初のポリシーセットのシミュレートはできません。これらのドライバは、カンマ区切りのファイルまたはテキストファイルを入力として使用し、XMLまたはXDSをポリシーチェーン内のポリシーから派生します。現在、ポリシーシミュレータが入力として受け付けるのは、有効なXMLまたはXDSだけです。将来のリリースで、機能が追加される可能性があります。