Identity Managerシステムのアップグレードを正しく行うために、以下のチェックリストを使用して、すべてのステップを正しい順序で実行したことを確認してください。ご利用中の環境のIdentity Managerサーバごとに、次の手順に従います。
Identity ManagerのISOファイルをダウンロードしたことを確認します。詳細については、セクション 5.0, Identity Managerの入手場所を参照してください。
Identity Managerソリューションの現在の環境設定のバックアップを作成します。これは、ドライバのエクスポートを作成するか、またはIdentity ManagerソリューションのDesignerプロジェクトを作成することによって行います。詳細については、セクション 13.2, 現在の環境設定のバックアップの作成を参照してください。
Identity Managerを実行しているサーバのオペレーティングシステムが、サポートされているバージョンであることを確認します。サポートされているオペレーティングシステムのリストについては、セクション 6.0, システム要件を参照してください。システム要件を満たすためにサービスパックのみが必要なオペレーティングシステムの場合は、アップグレードに進みます。
ご利用中のオペレーティングシステムが以下に記載されている場合は、この手順を使用することはできません。アップグレードの代わりにマイグレーションを実行する必要があります。
NetWare
Windows NT
Windows 2000
Red Hat Linux 3
SLES 8
Solaris 8または9
iManagerサーバをiManager 2.7.3にアップグレードします。詳細については、セクション 13.3, iManagerのアップグレードを参照してください。
アップグレードするサーバに関連付けられたドライバを停止します。詳細については、セクション 13.4, ドライバの停止を参照してください。
Identity Managerを実行するサーバで、eDirectoryを8.8.6以降にアップグレードします。詳細については、『Novell eDirectory 8.8インストールガイド』を参照してください。
ドライバを起動し、ドライバが起動したことを確認します。これにより、eDirectory 8.8.6へのアップグレードが正常に終了したことも確認できます。詳細については、セクション 13.13, ドライバの起動を参照してください。
(オプション)Analyzerを使用している場合はAnalyzer 1.2にアップグレードします。詳細については、セクション 13.5, Analyzerのアップグレードを参照してください。
Designer 4.0にアップグレードします。詳細については、セクション 13.6, Designerのアップグレードを参照してください。
Designerプロジェクトを変換します。詳細については、『Designer 4.0 for Identity Manager 4.0管理ガイド』の「過去のプロジェクトの変換
」を参照してください。
アップグレードするサーバに関連付けられたドライバを停止します。詳細については、セクション 13.4, ドライバの停止を参照してください。
Metadirectoryサーバをアップグレードします。詳細については、セクション 13.7, メタディレクトリサーバとドライバシムファイルのアップグレードを参照してください。
(条件付き)このサーバのドライバセットのいずれかのドライバがリモートローダドライバである場合には、ドライバごとにリモートローダサーバをアップグレードします。詳細については、セクション 13.8, リモートローダのアップグレードを参照してください。
(条件付き)このサーバがユーザアプリケーションサーバである場合には、以下の追加のステップを実行します。
ユーザアプリケーションドライバはDesigner内でマイグレートする必要があります。詳細については、『Identity Manager Roles Based Provisioning Module 4.0 User Application: Migration Guide』を参照してください。
新しい役割およびリソースサービスドライバを作成します。役割およびリソースサービスドライバは移行されません。既存の役割およびリソースサービスドライバを使用している場合、Identity Manager 4.0用に新しいドライバを作成する必要があります。詳細については、『Identity Manager Roles Based Provisioning Module 4.0 User Application: Migration Guide』を参照してください。
マイグレートしたユーザアプリケーションドライバを識別ボールトに展開します。詳細については、『Identity Manager Roles Based Provisioning Module 4.0 User Application: Migration Guide』を参照してください。
ユーザアプリケーションをアップグレードします。詳細については、『Identity Manager Roles Based Provisioning Module 4.0 User Application: Migration Guide』を参照してください。
(オプション)新しいドライバ環境設定ファイルを、既存のドライバにオーバーレイして、新しいポリシーを取得します。これは、ドライバのポリシーに、既存のドライバに追加したい新しい機能が含まれている場合にのみ、必要です。詳細については、セクション 13.11, 既存のドライバ環境設定ファイルと新しいドライバのオーバーレイ(非推奨)を参照してください。
(オプション)カスタムポリシーとルールをドライバに復元します。新しいドライバ環境設定ファイルをオーバーレイした場合には、ポリシーが上書きされるので、ポリシーの復元は、新しいドライバ環境設定ファイルをオーバーレイした場合にのみ必要となります。詳細については、セクション 13.10, ドライバへのカスタムポリシーとルールの復元を参照してください。
変換されたDesignerプロジェクトを識別ボールトに展開します。詳細については、『Designer 4.0 for Identity Manager 4.0管理ガイド』の「展開とエクスポート
」を参照してください。
このサーバに関連付けられたドライバを起動します。詳細については、セクション 13.13, ドライバの起動を参照してください。
(オプション)Novell Sentinelを使用している場合、Novell Sentinel 6.1に更新する必要があります。Sentinelのアップグレードに関する詳細については、『Sentinelインストールガイド』を参照してください。
メタディレクトリサーバとアップグレードしたすべてのドライバをアクティベートします。詳細については、セクション 8.0, Novell Identity Manager製品を有効にするを参照してください。