6.13 WebSphereキーストアへのeDirectoryルート認証局のインポート

  1. ユーザアプリケーションのインストール中に、eDirectory™ルート認証局の証明書が、ユーザアプリケーションをインストールするディレクトリにエクスポートされます。これらの証明書を、WebSphereサーバをホストするマシンにコピーします。

  2. 証明書をWebSphereのキーストアにインポートします。この作業は、WebSphereの管理者コンソール(WebSphere管理者コンソールを使用した証明書のインポート)またはコマンドライン(コマンドラインを使用した証明書のインポート)を使用して実行できます。

  3. 証明書をインポートしたら、セクション 6.14, IDM WARファイルの展開に進みます。

6.13.1 WebSphere管理者コンソールを使用した証明書のインポート

  1. WebSphere管理者コンソールに管理者ユーザとしてログインします。

  2. 左側のパネルから、[セキュリティ]>[SSL Certificate and Key Management]の順に移動します。

  3. 右側の設定リストで、[Additional Properties]の下にある[Key stores and certificates]に移動します。

  4. NodeDefaultTrustStore](または使用している認証ストア)を選択します。

  5. 右側の[Signer Certificates]の下にある[Additional Properties]を選択します。

  6. 追加]をクリックします。

  7. エイリアス名と証明書ファイルへのフルパスを入力します。

  8. ドロップダウンリストでデータタイプを[Binary DER data (バイナリDERデータ)]に変更します。

  9. [OK]をクリックします。これで、署名者証明書リストに証明書が表示されます。

6.13.2 コマンドラインを使用した証明書のインポート

WebSphereサーバをホストするマシンのコマンドラインから鍵ツールを実行して、WebSphereキーストアに証明書をインポートします。

メモ:WebSphereの鍵ツールを使用しないと、この手順は有効ではありません。また、ストアタイプがPKCS12であることを確認してください。

WebSphereの鍵ツールは、/IBM/WebSphere/AppServer/java/binにあります。

次に鍵ツールコマンドの例を示します。

keytool -import -trustcacerts -file servercert.der -alias myserveralias -keystore trust.p12 -storetype PKCS12

システム上に複数のtrust.p12ファイルがある場合は、ファイルへのフルパスを指定しなければならないことがあります。