Windows NTまたはWindows 2000環境でのSLPの設定

このセクションでは、Windows NTまたはWindows 2000システム上でSLPを設定する方法について説明します。


Windows NT/Windows 2000 Directory Agentをインストールする

  1. Windows NTまたはWindows 2000のインストールされたコンピュータで、Novell eDirectoryCDを挿入します。

  2. [スタート]>[ファイル名を指定して実行]>[参照]の順にクリックし、CDの\NTディレクトリからSETUP.EXEを選択します。

  3. インストール画面で、[SLPディレクトリエージェント]>[インストール]の順にクリックします。

    SLPディレクトリエージェントインストールプログラムの指示に従います。

    ディレクトリタイプのセットアップを選択した場合は、eDirectoryスキーマは指定されたeDirectoryツリーに対応して拡張されます。


ローカルモード用プロパティを管理する

  1. ディレクトリエージェントが稼動しているサーバで、[スタート]>[プログラム]>[Novell SLP Directory Agent]>[SLPディレクトリエージェントプロパティ]の順にクリックします。

  2. ディレクトリエージェントに対応する環境設定プロパティを調整します。


新しいスコープを追加する

スコープを追加、削除、または変更するには、次を実行します。

  1. ディレクトリエージェントが稼動しているサーバで、[スタート]>[プログラム]>[Novell SLP Directory Agent]>[SLPディレクトリエージェントプロパティ]の順にクリックします。

  2. [スコープ]>[追加]の順にクリックします。

    または

    既存のスコープを選択し、[プロパティ]をクリックすることによりこのスコープを変更するか、[削除]をクリックすることによりこのスコープをリストから削除します。

  3. 新しいスコープの名前を入力し、[OK]をクリックします。

スコープフィルタ処理用設定の詳細については、「プロキシスコープを設定する」を参照してください。

プロキシスコープ設定の詳細については、「スコープフィルタを設定する」を参照してください。


プロキシスコープを設定する

スコープを追加または削除するには、次を実行します。

  1. ディレクトリエージェントが稼動しているサーバで、[スタート]>[プログラム]>[Novell SLP Directory Agent]>[SLPディレクトリエージェントプロパティ]の順にクリックします。

  2. [スコープ]をクリックし、プロキシの追加先スコープをリストから選択します。

  3. [プロパティ]>[プロキシ]の順にクリックします。

  4. プロキシの対象となるスコープ管理権限の名前を入力し、[追加]をクリックします。

    スコープ管理権限指定の構文は次のとおりです。

    scope_authority [/[refresh_interval] [/[character_encoding] [/target_scope]]]

    この構文には次の変数が含まれます。


    表 128. スコープ管理権限の変数

    変数 説明

    Scope_authority

    プロキシの対象としてのスコープに対するスコープ管理権限として機能するディレクトリエージェントのIPアドレスまたはDNS名。

    Refresh_interval

    このスコープ管理権限からサービス情報を取り込んで更新する間隔(分数)。スコープに対して設定されている他の更新間隔よりもここで指定された更新間隔が優先しますが、この値はこのスコープ管理権限だけに適用されます。

    Character_encoding

    サービス情報をこのスコープ管理権限から取り込むときに使用する文字コードを指定します。文字コードとして指定できるのは、ASCII、UTF8、およびUnicode*です。

    Target_scope

    サービス情報の検索対象となるスコープの名前。この指定を省略すると、現在のスコープ名が使用されます。


スコープフィルタを設定する

スコープフィルタを追加、削除、または変更するには、次を実行します。

  1. ディレクトリエージェントが稼動しているサーバで、[スタート]>[プログラム]>[Novell SLP Directory Agent]>[SLPディレクトリエージェントプロパティ]の順にクリックします。

  2. [スコープ]をクリックし、フィルタの追加先スコープをリストから選択します。

  3. [プロパティ]>[フィルタ]の順にクリックします。

  4. 追加するフィルタの種類を選択し、[追加]をクリックします。

  5. 組み込むフィルタパラメータと除外するフィルタパラメータを選択します。

    フィルタ処理の詳細については、「スコープフィルタ処理について」を参照してください。


プライベートモードを設定する

プライベートモードを設定することにより、ディレクトリエージェントを参照できる相手を、このディレクトリエージェントのIPアドレスが設定されたエージェントに限定できます。

  1. ディレクトリエージェントが稼動しているサーバで、[スタート]>[プログラム]>[Novell SLP Directory Agent]>[SLPディレクトリエージェントプロパティ]の順にクリックします。

  2. [プライベートモード]チェックボックスを使用して、プライベートモードを有効または無効にします。


ConsoleOneでディレクトリモードのディレクトリエージェントを管理する

ディレクトリモードで運用されているディレクトリエージェントを管理するには、ConsoleOneを使用します。ConsoleOneは、eDirectory CDからインストールできます。


ディレクトリモードで環境設定プロパティを設定する

  1. ConsoleOneで、修正するSLPディレクトリエージェントオブジェクトをダブルクリックします。

    ディレクトリエージェントの[プロパティ]ページが表示されます。

  2. 設定を調整します。


対象スコープユニットを追加する

  1. ConsoleOneで、修正するSLPディレクトリエージェントオブジェクトをダブルクリックします。

    ディレクトリエージェントの[プロパティ]ページが表示されます。

  2. [SLPスコープユニット]タブ>[追加]の順にクリックします。

  3. eDirectoryツリーを参照し、追加するスコープユニットを選択します。


スコープフィルタを設定する

  1. ConsoleOneで、SLPスコープユニットオブジェクトを右クリックし、[プロパティ]を選択します。

    SLPスコープユニットの[プロパティ]ページが表示されます。

  2. [フィルタ]タブをクリックし、作成するフィルタの種類を選択します。

  3. [追加]をクリックし、必要なフィルタ情報を入力します。

    フィルタ処理の詳細については、「スコープフィルタを設定する」を参照してください。