2.2 ハードウェア要件

Sentinel Rapid Deploymentサーバコンポーネントは、セクション 2.1.1, サポートされるオペレーティングシステムで説明されているように、オペレーティングシステムに基づくいくつかの例外を除き、x86-64 (64ビット)のハードウェア上で実行されます。Sentinelは、AMD OpteronおよびIntel Xeonハードウェアで動作することが保証されています。Itaniumサーバはサポートされていません。

このセクションでは、Sentinelのシステム設計について、ハードウェアに関する一般的な推奨事項をいくつか示しています。設計上の推奨事項は、イベントレートの範囲に基づいています。ただし、これらの推奨事項は、次のことを前提としています。

Sentinelを実装するためのハードウェアの推奨事項は、個々の実装によって異なるため、Sentinelのアーキテクチャを最終決定する前に、NovellコンサルティングサービスまたはNovell Sentinelパートナーに問い合わせることをお勧めします。以下の推奨事項をガイドラインとして使用できます。

SLESのバージョンでは、データベースはSentinel Rapid Deploymentサーバに組み込まれており、サーバとともに同じマシン上にインストールされています。

メモ:イベントによって負荷が高くなることと、ローカルキャッシングが必要であることから、Sentinelサーバマシンに、少なくとも4個のディスクスピンドルを備えたローカルまたは共有のストライプ化ディスクアレイ(RAID)が必要になります。

表 2-2 単一マシンでの構成(最大2000 epsまで)

コンポーネント

RAM

空き容量

CPU

マシン1: Sentinel Rapid Deploymentサーバ

  • 組み込みPostgreSQLデータベース(3GB)

  • コレクタマネージャ(1228MB)

  • DAS_Core (1579MB)

  • DAS_Binary (1404MB)

  • 相関エンジン(1073MB)

  • 4コレクタ(汎用、Cisco、Snort、およびIBM、それぞれが500EPSを生成)

  • 10個の相関ルールを展開

  • 10個の固有のアクティブビュー

  • 3人の同時ユーザ

  • 2つのマップを展開

16GB

1TB、SAS (15Krpm)ハードディスク

ハードウェアRAID 10

Dell PowerEdge 2900、クワッドコアIntel Xeon E5310 (1.6GHz)×2、ギガビットEthernet NIC

表 2-3 3台マシンでの構成(最大5000 epsまで)

コンポーネント

RAM

空き容量

CPU

マシン1: Sentinel Rapid Deploymentサーバ

  • 組み込みPostgreSQLデータベース(3GB)

  • コレクタマネージャ(1228MB)

  • DAS_Core (1579MB)

  • DAS_Binary (1404MB)

  • 相関エンジン(1073MB)

  • 4コレクタ(それぞれが500EPSを生成、リモートのCollector Manager 1から1500 EPS、リモートのCollector Manager 2から1500 EPS)

16GB

1TB、SAS (15Krpm)ハードディスク

ハードウェアRAID 10

Dell PowerEdge 2900、クワッドコアIntel Xeon E5310 (1.6GHz)×2、ギガビットEthernet NIC

マシン2: コレクタマネージャ

  • コレクタマネージャ/コレクタ

  • 3コレクタ(それぞれが500EPSを生成)

4GB

300GB、SATA(3Gビット/s)ハードディスク

Intel Core 2 Duo E6750 (2.66 GHz)、ギガビットEthernet NIC

マシン3: コレクタマネージャ

  • コレクタマネージャ/コレクタ

  • 3コレクタ(それぞれが500EPSを生成)

4GB

300GB、SATA(3Gビット/s)ハードディスク

Intel Core 2 Duo E6750 (2.66 GHz)、ギガビットEthernet NIC