4.3 STONITHリソースの作成

フェンシングを構成するには、複数のSTONITHリソースを構成する必要があります。

STONITHリソースの追加

  1. Section 4.1, Linux HA Management Clientで説明したように、Linux HA Management Clientを起動してクラスタにログインします。

  2. 左側のペインで、リソースを選択し、[追加 > プリミティブ]の順にクリックします。

  3. 次のダイアログで、リソースに次のようなパラメータを設定します。

    1. リソースに固有のIDを入力します。

    2. クラスリストで、リソースエージェントクラスとしてstonithを選択します。

    3. タイプリストから、使用しているSTONITHデバイスのSTONITHプラグインを選択します。このプラグインの簡単な説明が下に表示されます。

    4. オプションの下で、Initial state of resource (リソースの当初の状態)を設定します。

    5. クラスタにフェンシングデバイスの監視を行わせたい場合は、Add monitor operation(監視操作の追加)を起動します。詳細については、Section 8.4, フェンシングデバイスの監視を参照してください。

  4. 進むをクリックします。次のウィンドウには、そのリソースに定義したパラメータの概要が表示されます。選択したSTONITHプラグインに必要なすべてのインスタンス属性が一覧に表示されます。適切な値に設定するには、編集する必要があります。展開と設定によっては、監視操作のための属性を追加しなければならない場合もあります。詳細はメタ属性とインスタンス属性の追加または変更およびSection 4.7, リソース監視の設定を参照してください。

  5. すべてのパラメータが希望どおりに設定されたら、適用をクリックして、そのリソースの設定を完了します。環境設定ダイアログが閉じて、メインウィンドウに新しく追加されたリソースが表示されます。

フェンシングを設定するには、制約の追加とクローンの使用のいずれか、またはその両方を行います。詳細については、Section 8.0, フェンシングとSTONITHを参照してください。