10.1 エージェントのLinuxサテライトへの展開

次では、LinuxデバイスをZENworksサテライトにするために必要なLinux Adaptive Agentパッケージをインストールする手順について説明します。サテライトの作成後、ZENworksコントロールセンターを使用してサテライトを設定する必要があります。詳細については、ZENworks 10 Configuration Managementシステム管理リファレンスの「サテライト」を参照してください。

Linux Adaptive AgentパッケージをLinuxサテライトに展開するには、次の手順に従います。

  1. デバイスが必要な要件を満たしていることを確認します(ZENworks 10 Configuration Managementインストールガイドの「サテライトの要件」を参照してください)。

  2. ターゲットデバイス上で、Webブラウザで次のアドレスを開きます。

    https://server/zenworks-setup

    serverはZENworksサーバのDNS名またはIPアドレスです。

    [ZENworksダウンロード]ページ

    各アーキテクチャ(32ビットと64ビット)に1つのスタンドアロンパッケージがあります。

  3. サテライトサーバ]タブをクリックします。

  4. 使用したい展開パッケージの名前をクリックし、パッケージをデバイスのローカルドライブに保存し、chmod 755 filenameコマンドの実行により、ファイルに実行可能権限を設定します。

    このパッケージで使用できるオプションについては、パッケージオプションを参照してください。

  5. 端末ウィンドウで、パッケージをダウンロードしたディレクトリに移動し、コマンド/filenameを実行してデバイスでパッケージを起動します。ここで、filenameステップ 4でダウンロードしたパッケージの名前です。

    ZENworksコントロールセンターでは、デバイスは[デバイス]ページの\サーバフォルダ構造または\ワークステーションフォルダ構造の下層に表示されます。

インストール完了後、デバイスがネットワークに接続している場合は、エージェント内のZENworks管理デーモンが自動的に管理ゾーンに登録されます。

これらのコマンドは、zacコマンドラインユーティリティを使用して、デバイス上でローカルに実行できます。xsessionセッションまたはsshセッションを使用して、エージェントをLinuxデバイスにインストールした場合は、/opt/novell/zenworks/bin/zacコマンドを入力してzacを実行する必要があります。ただし、再ログイン後は、完全なパスを入力しなくても、直接、コマンドラインからzacを実行できます。

パッケージオプション

コマンドラインから展開パッケージを起動する場合、次に表示されているオプションを使用できます。構文は次のとおりです。

package name option1 option2 ...

次に例を示します。

SatelliteServer.bin -k regkey1

-d target_path: 指定したターゲットパスにファイルを抽出します。デフォルトのターゲットパスは、c:\opt\novell\zenworks\stageです。

-h: ヘルプ情報を表示します。

-k: 管理ゾーンのデバイスの登録に使用する登録キー。

-l: パッケージコンテンツの一覧表示のみ行います。パッケージの抽出も、インストールの実行も行いません。

-n: パッケージを抽出しますが、インストールは実行しません。

-v: 詳細画面ロギングをオンにします。

上記のオプションに加えて、パッケージを作成する際に使用できる2つのBUILDTIMEオプション(-f fileおよび-o output_file)があります。これらのオプションは、Novellサポートから指示があった場合のみ使用してください。