E.7 アクション - INIファイルの編集

[アクション - INIファイルの編集]ダイアログボックスでは、ファイルを指定し、そのファイルで実行される変更のリストを設定できます。また、ファイルが存在しない場合は、ファイルを作成できます。

このダイアログボックスには、次の方法でアクセスします。

詳細情報については、次のセクションを参照してください。

E.7.1 ファイル名

変更するファイルを指定します。たとえば、C:\Program Files\OpenOffice.org 2.0\program\setup.iniです。

E.7.2 エンコーディング

使用するエンコーディングを指定します。

自動検出: [ファイル名]フィールドで指定した元のファイルで使用したエンコーディングを使用します。これはデフォルトの設定です。

ASCII: ASCIIエンコーディングを使用します。

Unicode: Unicode*エンコーディングを使用する。

UTF-8: UTF-8 (8-bit UCS/Unicode Transformation Format)エンコーディングを使用します。

E.7.3 ファイルが存在しない場合は、作成

ファイルが存在しない場合に、[ファイル名]フィールドで指定済みのファイルを作成するかどうかを指定します。

E.7.4 INIの変更

[Iniの変更点]ページでは、変更するINIファイルの指定、ファイルへのセクションの追加、そのファイル内のセクションへのキーの追加、および他のINIファイルからの変更のインポートを行うことができます。

図 E-7 [アクション - INIファイルの編集]ダイアログボックス:[Iniの変更点]ページ

[INIファイルの編集]ダイアログボックス:[Iniの変更点]ページ

このダイアログボックスには、次の方法でアクセスします。

  • アクションバンドルカテゴリを使用してディレクティブバンドルを作成するプロセスの一部。詳細については、セクション 2.1, ディレクティブバンドルの作成を参照してください。

  • ZENworksコントロールセンターで、[バンドル]タブをクリックし、[バンドル]リストの[名前]カラムにあるバンドルの下線付きリンクをクリックします。[アクション]タブをクリックし、いずれかのアクションセットタブ([インストール]、[起動]、[検証]、[アンインストール]、[停止]、または[起動前])をクリックし、[追加]ドロップダウンリストをクリックして使用可能なアクションの1つを選択します。

次の表は、INIの変更を管理するために実行できるタスクの一覧を示しています。

表 E-1 INIタスク

タスク

手順

追加の詳細

変更するINIファイルを指定する

  1. 変更するファイルを指定します。

たとえば、C:\Program Files\OpenOffice.org 2.0\program\setup.iniです。

セクションを追加する

  1. 追加]をクリックし、次に[新しいセクション変更]をクリックして[変更を追加]ダイアログボックスを開きます。

  2. フィールドに入力し、[OK]をクリックします。

    詳細については、[ヘルプ]ボタンをクリックしてください。

既存のセクションを指定し、リストに新しいキーを追加すると、既存のセクションは新しく追加されたキーによって更新されます。たとえば、 k1=v1というキーを持つセクションsect1がすでに存在し、新しいセクションsect1にk1=v1k2=v2というキーを指定すると、新しく追加されたキーk2=v2 がsect1に追加されます。

セクションにキーを追加する

  1. キーを追加するセクションをクリックします。

  2. INIファイル内のセクションに追加するキーを指定します。たとえば、[key1]または[key1=value1]のようにキーを入力してから、[追加]をクリックしてキーをリストに移動します。

    エントリを編集または削除できます。また、[上へ移動]ボタンおよび[下へ移動]ボタンを使用して、リストを並べ替えできます。ファイルへの変更は、リストされた順に実行されます。

 

Iniの変更点の編集

  1. 編集する目的の項目をクリックします。[変更を追加]ダイアログボックスが表示されます。

そのセクションに設定されている[セクション変更タイプ]が、デフォルトで[変更の追加]ダイアログボックスに表示されます。

セクションまたはキーを削除する

  1. 目的の項目の横にあるチェックボックスをオンにして、[削除]をクリックします。

 

他のファイルからINIの変更をインポートする

  1. インポート]をクリックして、[Iniの変更点をファイルからインポートする]ダイアログボックスを表示します。

  2. 変更のインポート元のファイルを指定して、[OK]をクリックします。

 

項目の順序を変更する

  1. 項目の横にあるチェックボックスをオンにして、[編集]をクリックし、次にオプション([ソート]、[上へ移動]、「下へ移動])を選択します。

 

親フォルダのすべてのオブジェクトを選択する

  1. 親フォルダの横にあるチェックボックスをオンにして、[編集]>[すべての子を選択]の順にクリックします。

 

親フォルダのすべてのオブジェクトの選択を解除する

  1. 親フォルダの横にあるチェックボックスをオンにして、[編集]>[すべての子を選択解除]の順にクリックします。

 

選択をクリア

  1. 編集]>[選択をクリア]をクリックします。

 

名前を付けてアクションを実行:次のようにアクションを実行]リストから[システム](デフォルト) または[ユーザ]を指定します。ファイルの削除に、デバイスのファイルシステムのすべての領域へのアクセスが必要な場合は、[システム]を指定します。マップされたネットワークドライブを使用してファイルおよびディレクトリを指定する場合、[ユーザ]としてアクションを実行する必要があります。

E.7.5 詳細オプション

[詳細オプション]ページでは、ファイルの作成(ファイルがない場合)、保持するバックアップファイルの数の指定、およびキー値セパレータとコメント文字の指定を行うことができます。

図 E-8 [アクション - Iniファイルの編集]ダイアログボックス:[詳細オプション]ページ

ファイルが存在しない場合は、作成: ファイルが存在しない場合に、[ファイル名]フィールドで指定済みのファイルを作成するかどうかを指定します。

保持するファイルのバックアップの数: 保持するINIファイルのバックアップの数を指定します。デフォルトはバックアップの数は5ですが、1から25の間のいずれの数字でも指定できます。ファイルのバックアップの数がここで指定した数を超える場合は、最も古いバックアップファイルが上書きされます。

キーと値の区切り: キーと値を区切る文字を指定します。等号記号(=)またはコロン(:)を使用できます。

値の区切り文字: 複数の値を区切る文字を指定します。等号記号(=)、コンマ(,)、スペース( )、シャープ記号(#)、セミコロン(;)、またはコロン(:)を使用できます。

コメント文字: INIファイル内のコメントに先行する文字を指定します。セミコロン(;)またはシャープ記号(#)を使用できます。

値が使用可能でない場合、キーに値の区切り文字を追加: 値が使用可能でなくてもキーに値の区切り文字を追加するにはこのオプションを選択します。たとえば、Acrobat Reader*で使用するsetup.iniファイルでは、CmdLineキーに値はありませんが、キーと値の区切り文字は必要です。