2.1 ディレクティブバンドルの作成

ディレクティブバンドルを使用すると、プラットフォームに関係なく、1つ以上のデバイスで1つ以上のアクションを実行できます。たとえば、ディレクティブバンドルを使用して、Windows INIファイルまたはテキストファイルを編集できます。スクリプトの実行、サービスの開始または停止、ファイルの削除などができます。さらに、バンドルには他のさまざまなアクション、およびパーソナリティの保存やパーソナリティの適用などのパーソナリティアクションが含まれます。

ZENworksコントロールセンターまたはzmanコマンドラインユーティリティを使用して、バンドルを作成できます。ZENworksコントロールセンターを使用してのバンドルの作成手順について、次に説明します。zmanコマンドラインユーティリティを使用する場合は、『ZENworksコマンドラインユーティリティ』の「バンドルコマンド」を参照してください。

ディレクティブバンドルを作成するには、次の手順に従います。

  1. ZENworksコントロールセンターで、[バンドル]タブをクリックします。

  2. バンドル]リストで、[新規]メニューをクリックし、次に[バンドル]をクリックして[バンドルタイプの選択] ページを表示します。

  3. ディレクティブファイルバンドル]を選択し、[次へ]をクリックして、[バンドルカテゴリの選択]ページを表示します。

  4. 目的のバンドルカテゴリを選択します。

    空のバンドル: 初期のタスクがないバンドルです。このバンドルカテゴリは、新しいバンドルの作成ウィザードですべてのタスクを実行することなく、すばやくバンドルを作成するために便利です。空のバンドルを作成すると、詳細を編集して、割り当て、アクションなどを後から追加することができます。

    アクションバンドル: 1つまたは複数のアクションが指定されているバンドルです。

    パーソナリティの適用: 管理対象デバイスにある1つまたは複数のユーザのパーソナリティをローカルまたはネットワークのパスに保存されているパーソナリティファイルから適用するバンドルです。

    パーソナリティの保存: 管理対象デバイスにある1つまたは複数のユーザのパーソナリティをローカルまたはネットワークのパスに保存されているパーソナリティファイルに保存するバンドルです。パーソナリティファイルはZENworksコンテンツリポジトリにアップロード されません。

  5. 次へ]をクリックして、[詳細の定義]ページを表示し、フィールドに入力します。

    バンドル名: バンドルの名前を入力します。バンドル名は、他の項目(バンドル、グループ、フォルダなど)の名前とは異なる名前である必要があります。入力した名前は、ZENworksコントロールセンターおよびZENworks Adaptive Agent(管理対象デバイス上)に表示されます。

    詳細については、「ZENworksコントロールセンターの命名規則」を参照してください。

    フォルダ: バンドルを配置するZENworksコントロールセンターフォルダの名前を入力するか、参照して選択します。デフォルトは/バンドルですが、バンドルを分類する追加フォルダを作成できます。

    アイコン: ZENworks Configuration Managementによって、特定のバンドルのインストール中に表示されるアイコンを選択できます。このアイコンは、管理対象デバイスでZENworks Adaptive Agentによって表示されるアイコンにのみ適用されます。ZCCでは、デフォルトアイコンを使用して、様々なバンドル(ディレクトリ、ファイル、イメージ、およびWindows*)を表現します。

    アイコンを選択するには、[参照]をクリックして、参照して管理対象デバイスに表示させるアイコンを選択します。

    複数のアイコンを含む.exe.dllまたは.icoのファイルに組み込まれているアイコンを選択したい場合は、アイコンを参照して選択する前に追加項目をインストールする必要があります。

    Mozilla Firefox*では、デバイスにNovell File Upload拡張機能がインストールされていない場合は、ダウンロードプラグインのダウンロードおよびインストール、またはアイコンの参照とアップロードを行う前に、インストールする必要があります。詳細については、Novell File Upload拡張機能を参照してください。Novell File Upload拡張機能をインストールした後で、ダウンロードプラグインもインストールする必要があります。これを行うには、[アイコンの選択]ダイアログボックスに表示される[ここをクリックしてプラグインをダウンロード]メッセージボックスをクリックし(このデバイスにすでにプラグインがインストールされている場合、プラグインボックスは表示されません)、[手動インストール]をクリックし、次に[今すぐインストール]をクリックします。

    Microsoft Internet Explorer*の場合、Novell File Upload ActiveX*コントロールのみをインストールする必要があります。Internet Explorer用のダウンロードプラグインはありません。詳細については、Novell File Upload拡張機能を参照してください。

    必要な拡張機能とプラグインをダウンロードしてインストールしたら、 をクリックして、ZENworks Adaptive Agent バンドルを表すために表示するアイコンを参照して、選択します。アイコンが複数のアイコンを含む.exe.dll、または.icoファイルに埋め込まれている場合、追加のダイアログボックスが表示され、目的のアイコンを選択できます。

    アイコンを指定しないと、デフォルトのアイコンが使用されます。

    説明: バンドルのコンテンツの短い説明を入力します。この説明は、ZENworksコントロールセンターおよびZENworks Adaptive Agentに表示されます。

  6. ]をクリックし、ステップ 4で選択したバンドルカテゴリに応じた適切な手順までスキップします。

  7. (条件付き)アクションバンドルを作成する場合は、[概要]ページに到達するまでウィザードの指示に従い、ステップ 10に進んでください。

    各ページの説明については、[ヘルプ]をクリックするか、次の表を参照してください。

    ウィザードページとフィールド

    詳細

    アクションの追加]ページ>[追加

    追加]をクリックし、アクションをクリックします。表示されるダイアログボックスのオプションに入力します。[ヘルプ]ボタンをクリックします。

    アクションの追加]ページ>[削除

    削除するアクション(複数可)の横にあるチェックボックスをオンにします。[削除]をクリックします。

    アクションの追加]ページ>[上へ移動

    移動するアクション(複数可)の横にあるチェックボックスをオンにします。[上へ移動]をクリックします。

    アクションの追加]ページ>[下へ移動

    下へ移動するアクション(複数可)の横にあるチェックボックスをオンにします。[下へ移動]をクリックします。

    アクションの追加]ページ>[有効

    有効にするアクション(複数可)の横にあるチェックボックスをオンにします。[有効]をクリックします。

    アクションの追加]ページ>[無効

    無効にするアクション(複数可)の横にあるチェックボックスをオンにします。[無効]をクリックします。

    アクションの追加]ページ>[オプション

    オプション]をクリックします。目的の設定を変更し、[OK]をクリックして[アクションの追加]ページに戻ります。[ヘルプ]ボタンをクリックします。

    アクションの追加]ページ>[エラー発生時に続行する

    選択したアクションが失敗した場合でも、同じアクションセット内の残りのアクションの実行を続行するには、アクション(複数可)の横にあるチェックボックスをオンにします。[エラー発生時に続行する]列にあるチェックボックスをオンにし、[適用]をクリックします。

  8. (条件付き)パーソナリティの適用アクションを作成する場合は、[概要]ページに到達するまでウィザードの指示に従い、ステップ 10に進んでください。

    各ページの説明については、[ヘルプ]をクリックするか、次の表を参照してください。

    ウィザードページとフィールド

    詳細

    [パーソナリティの適用]ページ>[このデバイスからテンプレートをアップロードする]フィールド

    このオプションを選択し、 をクリックして、[コンテンツのアップロード]ダイアログボックス 表示します。アップロードするテンプレートを参照して選択します。

    [パーソナリティの適用]ページ>[管理対象デバイス上のテンプレートを指定する]フィールド

    このオプションを選択し、管理対象デバイスでのパーソナリティマイグレーションテンプレートファイルのパスを指定します。ファイルのUNCパスも指定できます。

    [パーソナリティの適用]ページ>[PNPファイルのロード元のパス]フィールド

    管理対象デバイスでマイグレーション設定およびデータが含まれるPNPファイルのパスを指定します。ファイルのUNCパスも指定できます。

    [パーソナリティの適用]ページ>[PNPファイルを復号化するパスワード

    このチェックボックスをオンにして、PNPファイルを復号化するパスワードを入力します。

    PNPファイルをスパンした場合、スパンしたファイルとPNPファイルを同じフォルダ内に残しておきます。

  9. (条件付き)パーソナリティの保存アクションを作成する場合は、[概要]ページに到達するまでウィザードの指示に従い、ステップ 10に進んでください。

    各ページの説明については、[ヘルプ]をクリックするか、次の表を参照してください。

    ウィザードページとフィールド

    詳細

    [パーソナリティの保存]ページ>[このデバイスからテンプレートをアップロードする]フィールド

    このオプションを選択し、をクリックして、[コンテンツのアップロード]ダイアログボックスを表示します。アップロードするテンプレートを参照して選択します。

    [パーソナリティの保存]ページ>[Specify a template file on the managed device(管理対象デバイスにあるテンプレートファイルを指定する)]フィールド

    このオプションを選択し、管理対象デバイスでのパーソナリティマイグレーションテンプレートファイルのパスを指定します。ファイルのUNCパスも指定できます。

    [パーソナリティの保存]ページ>[PNPファイルが作成されるパス]フィールド

    マイグレーションの設定およびデータを保存するための管理対象デバイスでのPNPファイルのパスを指定します。ファイルのUNCパスも指定できます。

    [パーソナリティの保存]ページ>[PNPファイルを暗号化するパスワード

    このチェックボックスをオンにして、PNPファイルを保護するパスワードを入力します。

    [パスワードを再入力してください]フィールドに、パスワードを再入力して確定します。

    [パーソナリティの保存]ページ>[複数ファイルにスパン

    このオプションを選択すると、パーソナリティマイグレーションデータを複数ファイルにスパンして、データをリムーバブルメディアに保存できます。

    ファイルをスパンせずパーソナリティをマイグレートするには[スパンしない]オプションを選択します。

    ファイルのスパンサイズを指定するには[次のサイズでスパン]オプションを選択します。デフォルトのスパンサイズは650MBです。

  10. [概要]ページの情報を確認し、必要に応じて[戻る]ボタンを使用してバンドルの設定を変更します。

  11. (条件付き)[作成後に詳細を設定]チェックボックスをオンにして、ウィザード完了後にバンドルの[概要]ページを表示します。さまざまなタブを使用して、バンドルの割り当て、システム要件、アクション、設定、およびコンテンツのレプリケーション設定を編集できます。

  12. 終了]をクリックして、この[概要]ページの設定に従ってバンドルを作成します。

    [終了]をクリックすると、バンドルが作成されますが、ユーザやデバイスは割り当てられておらず、スケジュール、グループのメンバーはまだありません。いずれかの時点で、セクション 3.2, 既存バンドルのデバイスへの割り当てまたはセクション 3.3, 既存バンドルのユーザへの割り当てに進むことによってバンドルの追加オプションを設定する必要があります。