Windowsバンドルを使用すると、Microsoft* Windows Installer (MSI)パッケージ、Microsoft Windows Software Patch (MSP)パッケージ、シンクライアントアプリケーション、またはその他のWindowsベースのアプリケーションを、Windowsデバイスに配布できます。
ZENworksコントロールセンターまたはzmanコマンドラインユーティリティを使用して、バンドルを作成できます。ZENworksコントロールセンターを使用してのバンドルの作成手順について、次に説明します。zmanコマンドラインユーティリティを使用する場合は、『ZENworksコマンドラインユーティリティ』の「 バンドルコマンド 」を参照してください。
Windowsバンドルを作成するには、次の手順に従います。
ZENworksコントロールセンターで、[
]タブをクリックします。[
]リストで、[ ]メニューをクリックし、次に[ ]をクリックして[バンドルタイプの選択] ページを表示します。[
]を選択し、[ ]をクリックして[バンドルカテゴリの選択] ページを表示します。目的のバンドルカテゴリを選択します。
空のバンドル: 初期タスクのないバンドルです。このバンドルカテゴリは、[新しいバンドルの作成]ウィザードですべてのタスクを実行することなく、すばやくバンドルを作成するのに便利です。空のバンドルを作成すると、詳細を編集して、割り当て、アクションなどを後から追加することができます。
MSIアプリケーション: .msiファイルとしてパッケージされたアプリケーションであり、Microsoft Windows Installerプログラムによってインストールできます。
MSIアプリケーションバンドルの作成に関する重要な情報については、セクション 1.3, パッケージ作成時の考慮事項を参照してください。
MSPアプリケーション: .mspファイルとしてパッケージされたアプリケーションパッチで、Microsoft Windows Installerプログラムによって適用できます。
MSPアプリケーションバンドルの作成に関する重要な情報については、セクション 1.3, パッケージ作成時の考慮事項を参照してください。
単純なアプリケーション: 単純なアプリケーションの一例はWindowsのメモ帳の起動です。通常は、単純なアプリケーションではいくつかのファイルをワークステーションにコピーする、またはワークステーションのレジストリ、INIファイル、環境変数などに変更を加えるためにZENworks Adaptive Agentを必要とします。
これより複雑なMSIでないアプリケーションがある場合は、ZENworks Software Packagingの使用をお勧めします。これはAdminStudio* ZENworks Editionで起動され、アプリケーションのMSIパッケージを作成してから、[MSIアプリケーション]オプションを使用してバンドルを作成します。詳細については、『Acresso* AdminStudio 9.0 ZENworks Editionインストールガイド』を参照してください。
シンクライアントアプリケーション: ターミナルサーバ上で実行するアプリケーションで、ターミナルサーバのクライアントセッション(RDPまたはICA)を経由してアクセスします。
Webアプリケーション: WebブラウザでURLを使用して起動するアプリケーションです。
[
]をクリックして[詳細設定]ページを表示し、フィールドに入力します。バンドル名: バンドルの名前を入力します。バンドル名は、他の項目(バンドル、グループ、フォルダなど)の名前とは異なる名前である必要があります。入力した名前は、ZENworksコントロールセンターおよびZENworks Adaptive Agent(管理対象デバイス上)に表示されます。
詳細については、「ZENworksコントロールセンターの命名規則」を参照してください。
フォルダ: バンドルを配置するZENworksコントロールセンターフォルダの名前を入力するか、参照して選択します。デフォルトは/バンドルですが、バンドルを分類する追加フォルダを作成できます。
アイコン: ZENworks Configuration Managementによって、特定のバンドルのインストール中に表示されるアイコンを選択できます。これは、管理対象デバイス上のZENworks Adaptive Agentによって表示されるアイコンにのみ適用されます。ZCCでは、デフォルトアイコンを使用して、様々なバンドル(ディレクトリ、ファイル、イメージ、およびWindows*)を表現します。
アイコンを選択するには、[
]をクリックして、参照して管理対象デバイスに表示させるアイコンを選択します。複数のアイコンを含む.exe、.dllまたは.icoのファイルに組み込まれているアイコンを選択したい場合は、アイコンを参照して選択する前に追加項目をインストールする必要があります。
Mozilla Firefoxでは、デバイスにNovell File Upload拡張機能がインストールされていない場合は、ダウンロードプラグインのダウンロードおよびインストール、またはアイコンの参照とアップロードの前に、これをインストールする必要があります。詳細については、Novell File Upload拡張機能を参照してください。Novell File Upload拡張機能のインストール後、ダウンロードプラグインもインストールする必要があります。このためには、[アイコンの選択]ダイアログボックスに表示される[ ]メッセージボックスをクリックして(このデバイスにすでにプラグインをインストールしている場合は、プラグインボックスは表示されません)、[ ]をクリックしてから、[ ]をクリックします。
Microsoft Internet Explorerの場合、Novell File Upload ActiveXコントロールのみをインストールする必要があります。Internet Explorerではダウンロードするプラグインはありません。詳細については、Novell File Upload拡張機能を参照してください。
必要な拡張機能とプラグインをダウンロードしてインストールしたら、をクリックして、ZENworks Adaptive Agentでバンドルを表すために表示するアイコンを参照して、選択します。複数のアイコンを含む.exe、.dll、または.icoファイル内に組み込まれているアイコンの場合は、もう1つダイアログボックスが表示され、そこで希望するアイコンを選択します。
アイコンを指定しないと、デフォルトのアイコンが使用されます。
説明: バンドルのコンテンツの短い説明を入力します。この説明は、ZENworksコントロールセンターおよびZENworks Adaptive Agentに表示されます。
[ステップ 4で選択したバンドルカテゴリに応じた適切な手順までスキップします。
]をクリックし、(条件付き)MSIアプリケーションバンドルを作成する場合は、[概要]ページに到達するまでウィザードの指示に従ってから、ステップ 12に進んでください。
各ページの説明については、[
]をクリックするか、次の表を参照してください。
ウィザードページとフィールド |
詳細 |
---|---|
[.msiファイルの選択]ページ>[ ]フィールド |
.Mspファイルを、ZENworksサーバにコピーし、次にZENworksサーバから割り当て済みユーザおよびデバイスに配布する場合は、このオプションを使用します。これは、ZENworks Adaptive Agentが.msiファイルを管理対象デバイスのローカルドライブにコピーした後で、Microsoft Windows Installerプログラムがローカルの.msiファイルからアプリケーションをインストールするため、通常インストールと呼ばれます。 メモ:デフォルトでは、ZENworksコントロールセンターのタイムアウト値は30分です。コンピュータでZENworksコントロールセンターを30分以上アイドル状態にしていると、続行する前にログインを促すメッセージが表示されます。大きな.msiファイルのアップロード処理にはかなりの時間がかかる場合があるので、デフォルトのタイムアウトの値はこのページでは適用されません。 |
[.msiファイルの選択]ページ>[ ]フィールド |
Microsoft Windows Installerプログラムで、ネットワーク上にある.msiファイルからアプリケーションをインストールする場合は、このオプションを使用します。ワークステーションへの配布中のソースファイルとして使用する.msiファイルへの完全パスを指定する必要があります。 マッピングされたドライブまたはUNCパスを使用できます。ドライブマッピングを使用する場合は、すべてのワークステーションでソースの場所に同じドライブがマップされていることを確認する必要があります。この理由によって、UNCパスを指定することをお勧めします。 MSIバンドルの作成後に.msiファイル名を変更することはできませんが、.msiファイルへのパスは変更できます。.msiファイル名を変更すると、インストールが失敗します。 |
[.msiファイルの選択]ページ>[ ]リンク |
Novell File Upload拡張機能をこのデバイスにインストールしていない場合は、インストールしてからでないと、ファイルを参照してアップロードすることができません。詳細については、セクション C.0, Novell File Upload拡張機能を参照してください。 |
フィールド |
をクリックして、[パラメータのインストール]ダイアログボックス 表示してから、目的のパラメータを指定します。詳細については、[セクション A.1, パラメータのインストールを参照してください。 ]ボタンをクリックするか、 |
[.msiファイルの選択]ページ>[ ]フィールド |
をクリックして、[パラメータのアンインストール]ダイアログボッ スを表示し、目的のパラメータを指定します。詳細については、[セクション A.2, パラメータのアンインストールを参照してください。 ]ボタンをクリックするか、 |
[.msiファイルの選択]ページ>[ ]フィールド |
をクリックして、[パラメータの修復]ダイアログボックスを表示し 目的のパラメータを指定します。詳細については、[セクション A.3, パラメータの修復を参照してください。 ]ボタンをクリックするか、 |
[.msiファイルの選択]ページ>[ ]フィールド |
[ ]をクリックして、目的の転送ファイルを参照および選択します。転送ファイルをアップロード、またはその場所を指定できます。組織内の異なるグループで同じアプリケーションを使用することがよくありますが、同じ機能セットを必要とするとは限りません。Windows Installerの利点の1つは、10個のグループで、10個の異なる機能セットまたは同じアプリケーションに対して別の修正を必要としている場合、各グループに異なる変換ファイル(MST)を適用して、10個のすべてのユーザグループに同じMSIパッケージを展開できます。 変換ファイルとは、MSIインストールに適用された変更のコレクションです。これには、機能がインストールされるかどうか、どのようにインストールされるか、どのファイル、ショートカット、およびレジストリエントリが含まれるか、および[プログラムの追加と削除]のアプレット情報などの、すべての変更情報が含まれています。 ベンダから提供されたMSIパッケージを持っている場合、Macrovision AdminStudio 8.0 ZENworks Editionを使用して、変換を作成および管理できます。 |
[.msiファイルの選択]ページ>[ ]フィールド |
MSIパッケージには、アプリケーションの管理インストール中に定義されたプロパティ値が含まれています。これらのプロパティ値によって、Microasoft Windows Installerがワークステーションにアプリケーションをインストールする方法が決まります。必要に応じて、一部のプロパティ値を変更することもできます。たとえば、ユーザの作業ファイルを保存するデフォルトの場所をプロパティ値が定義している場合があります。そのプロパティを[プロパティ]リストに追加して、プロパティの値を変更することにより、MSIパッケージで定義されているデフォルトの場所を変更することができます。 必要に応じて、MSIパッケージに含まれていなかったパブリックプロパティを追加することができます。その場合は、MSIパッケージに有効なプロパティのみを追加するように注意する必要があります。 プロパティ値を上書きするには、プロパティ値を変更して、そのプロパティを[プロパティ]リストに追加し、MSIパッケージで定義された値以外のプロパティ値を使用することをApplication Launcherが認識するようにします。追加するには、[ ]をクリックして、[ ]ダイアログボックスを表示します。[ ]フィールドで値を上書きするプロパティを選択し、[ ]フィールドで新しい値を指定します。次に、[ ]をクリックすると、選択したプロパティが[ ]リストに追加されます。[ ]リストにあるプロパティを変更するには、プロパティを選択し、[ ]をクリックして値データを変更してから[ ]をクリックします。[ ]リストからプロパティを削除するには、削除するプロパティを選択して、[ ]をクリックします。プロパティを削除すると、その後アプリケーションをインストールするときには、MSIパッケージで定義されているプロパティ値を使用することになります。 |
[コマンドの選択]ページ>[ ]フィールド |
[コマンドの選択]ページでは、.msiファイルのインストール後に実行するオプションの実行プログラムを指定できます。[ ]をクリックして、実行する実行可能プログラムを参照して選択します。 実行可能プログラムが管理対象デバイスのProgram Filesディレクトリにインストールされている場合は、次のようにマクロを使用する必要があります。
Novell File Upload拡張機能をこのデバイスにインストールしていない場合は、インストールしてからでないと、ファイルを参照してアップロードすることができません。詳細については、セクション C.0, Novell File Upload拡張機能を参照してください。 |
MSPアプリケーションバンドルを作成する場合は、[概要]ページに到達するまでウィザードの指示に従ってから、ステップ 12に進んでください。
各ページの説明については、[
]をクリックするか、次の表を参照してください。
ウィザードページとフィールド |
詳細 |
---|---|
[.mspファイルの選択]ページ>[ ]フィールド |
.mspファイルを、ZENworksサーバにコピーし、次にZENworksサーバから割り当て済みユーザおよびデバイスに配布する場合は、このオプションを使用します。これは、ZENworks Adaptive Agentが.msiファイルを管理対象デバイスのローカルドライブにコピーした後で、ローカルの.mspファイルからインストールしているため、通常インストールと呼ばれます。 |
[.mspファイルの選択]ページ>[ ]フィールド |
.mspファイルをネットワークからインストールする場合、このオプションを使用します。ワークステーションへの配布中のソースファイルとして使用する.mspファイルへの完全パスを指定する必要があります。 マッピングされたドライブまたはUNCパスを使用できます。ドライブマッピングを使用する場合は、すべてのワークステーションでソースの場所に同じドライブがマップされていることを確認する必要があります。この理由によって、UNCパスを指定することをお勧めします。 MSPバンドルを作成した後で.mspファイル名を変更することはできませんが、.mspファイルへのパスは変更できます。.mspファイル名を変更すると、インストールが失敗します。 |
[ .mspファイルの選択]ページ>[ ]リンク |
Novell File Upload拡張機能をこのデバイスにインストールしていない場合は、インストールしてからでないと、ファイルを参照してアップロードすることができません。詳細については、セクション C.0, Novell File Upload拡張機能を参照してください。 |
[ .mspファイルの選択]ページ>[ ]フィールド |
.mspファイルを選択すると、[ ]フィールドが自動的に設定されます。たとえば、/p patch_package /qnです。この場合、/pは、パッチファイルを示し、patch_package は、.mspファイルを指定し、/qnはユーザインタフェースを使用しないインストール(サイレントインストール)を指定します。.mspファイルをインストールするには、通常は/qnオプションを使用する必要があります。 ただし、追加オプションを指定することはできます。詳細については、MSDN Webサイトを参照してください。 |
シンプルアプリケーションバンドルを作成する場合は、[概要]ページに到達するまでウィザードの指示に従ってから、ステップ 12に進んでください。
各ページの説明については、[
]をクリックするか、次の表を参照してください。
ウィザードページとフィールド |
詳細 |
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[実行するコマンドを入力する]ページ>[ ]フィールド |
アプリケーションを起動するコマンドを指定します。実行可能ファイルがデバイスのサーチパスにない場合は、実行可能ファイルへのフルパスを含める必要があります。アプリケーションがデバイスのローカルドライブまたはネットワーク リソースのどちらにある場合でも、このパスはデバイスと関連している必要があります。 たとえば、実行可能ファイルがデバイスのローカルドライブにない場合は、c:\winnt\notepad.exeのように指定します。実行可能ファイルがネットワーク リソースにある場合は、j:\apps\notepad.exe(すべてのユーザがロケーションにJ:にマップされる場合)または\\server1\vol1\apps\notepad.exeのように指定します。 |
[実行するコマンドを入力する]ページ>[ ]リンク |
Novell File Upload拡張機能をこのデバイスにインストールしていない場合は、インストールしてからでないと、ファイルを参照してアップロードすることができません。詳細については、セクション C.0, Novell File Upload拡張機能を参照してください。 |
[実行するコマンドを入力する]ページ>[ ]フィールド |
実行可能パスに渡す必要のあるコマンドラインパラメータを指定します。 ZENworks Adaptive Agentは、指定されたとおりにパラメータを渡します。したがって、使用するパラメータ構文は、実行可能ファイルで必要とされる構文に正確に一致している必要があります。たとえば、word.exeの/f= filepathパラメータで、スペースを含むパスを引用符で囲む必要がある場合は、次のように入力します: /f="c:\my docs\sample.doc" |
[実行するコマンドを入力する]ページ>[ ]フィールド |
アプリケーションが作業ファイルに使用するディレクトリのパスを指定します。 |
シンクライアントアプリケーションバンドルを作成する場合は、[概要]ページに到達するまでウィザードの指示に従ってから、ステップ 12に進んでください。
各ページの説明については、[
]をクリックするか、次の表を参照してください。Webアプリケーションバンドルを作成する場合は、[概要]ページに到達するまでウィザードの指示に従ってから、ステップ 12に進んでください。
各ページの説明については、[
]をクリックするか、次の表を参照してください。[概要]ページの情報を確認し、必要に応じて[
]ボタンを使用してバンドルの設定を変更します。(条件付き)[システム要件、アクション、設定、およびコンテンツのレプリケーション設定を編集できます。
]チェックボックスをオンにして、ウィザード完了後にバンドルの[概要]ページを表示します。さまざまなタブを使用して、バンドルの割り当て、[
]をクリックして、この[概要]ページの設定に従ってバンドルを作成します。[終了]をクリックすると、バンドルが作成されますが、ユーザやデバイスは割り当てられておらず、スケジュール、グループのメンバーはまだありません。その後いずれかの時点で、セクション 3.2, 既存バンドルのデバイスへの割り当てのセクション 3.3, 既存バンドルのユーザへの割り当てに進むにつれてバンドルの追加オプションを設定する必要があります。